イーサリアム財団は、トム・リー氏が率いる暗号資産トレジャリー企業Bitmine Immersion Technologiesとの相対取引(OTC)で、5,000ETHを売却したことを発表した。
この売却は、1ETHあたり平均2,042.96ドルで約定し、総額は約1,020万ドルに上る。
2014年に設立されたイーサリアム財団は、イーサリアム・ブロックチェーンとエコシステムの支援を目的とする非営利組織であり、本資金はプロトコルの研究開発やエコシステム成長、コミュニティ助成金など、財団の中核事業を支えるために使用される。
さらに、この取引は財団の準備資産管理方針に準じたものである。この方針は、ETHの保有と法定通貨またはそれに準ずる資産のバランスを維持し、運営コストを十分にカバーすることを目的としている。現在、財団は年間運営費をトレジャリー価値の約15%に抑え、2.5年分の運営バッファー確保を目標としており、この管理方針がETH売却の頻度を決定している。
今回の売却は、イーサリアム財団が最大70,000ETHのステーキングを開始してから1か月足らずで実施されたもので、運営支援とエコシステム内での関与強化を目的としている。
取引相手のBitmineは、Fundstrat創設者のトム・リー氏が率いる企業で、約453万ETHを保有する上場企業として最大規模のイーサリアム・トレジャリー企業であり、その価値は94億ドルを超える。
同社の保有資産はほぼ全てイーサリアムで占められており、加えて約195BTC、10億ドル超の現金、さらに複数の株式持分を有している。これにはYouTubeクリエイターMrBeastの運営会社Beast Industriesへの2億ドル投資に基づく持分や、Worldcoin系トレジャリー企業Eightcoの7%持分が含まれている。
