金融サービス大手Charles Schwabは、顧客資産約12兆ドルを背景に、2026年前半に現物のビットコインとイーサの取引サービスを開始する計画を進めている。これに伴い、「Schwab Crypto」口座の先行利用登録も受け付けている。
証券サービス大手のCharles Schwabは、デジタル資産分野への関与をさらに深めるため、2026年前半に現物暗号資産取引の提供を予定している。
同社の広報担当者は金曜日、CoinDeskに対し、「当社は2026年前半に現物暗号資産サービスを開始する計画であり、まずはビットコイン(BTC、$66,944.87)とイーサ(ETH)から取引を始める予定です」と述べた。
また、同社は「Schwab Crypto」と呼ぶ口座の早期アクセス希望者向けにウェイトリストを設置しており、当該口座では時価総額上位の2つの暗号資産の売買が可能となる。サービスはCharles Schwab Premier Bank, SSBを通じて提供される見込みだ。
この取り組みは、昨年7月にCEOのRick Wurster氏が顧客需要に応え、暗号資産取引を「そう遠くない時期に」開始すると表明した発言を踏まえたものだ。Wurster氏は、これにより株式や債券と同一口座内でデジタル資産の管理が可能となり、投資プラットフォームの統合が進むことを目指している。
Schwabは、暗号資産ネイティブ取引所が長らく主導してきた市場に対し、11.9兆ドルもの顧客資産を有する規模を武器に参入を図る。独立したプラットフォームではなく、既存の証券会社の環境で暗号資産を取引したいと考える個人および機関投資家を顧客基盤とする点が優位性となる。
既に同社は顧客に対し、暗号資産連動型ETFへの投資や、自社プラットフォーム上でのビットコイン先物取引を可能にしているほか、デジタル資産関連企業の動向を追うETF「Schwab Crypto Thematic Index(STCE)」も設立している。
