アメリカ合衆国上院議員テッド・クルーズ氏は、米テキサス州をビットコインのオアシスにしたいと考えている。11月下旬に開催されたテキサスブロックチェーンサミット2022で講演したクルーズ議員は、仮想通貨産業が米国のエネルギー供給と技術開発にとっていかに戦略的でありうるかを解説した。
クルーズ議員は、石油やガスの採掘で生まれたエネルギーを燃やすのではなく、ビットコインのマイニングでマネタイズできると主張。さらに、マイニング活動がエネルギーの貯蔵・供給の代替手段として活用できることを強調した。
「テキサスやビットコインマイニングのように多額の投資をしている場合、ビットコインマイニングの魅力は、テキサスで頻繁に起こる猛暑や極寒といった異常気象が発生した際に、ビットコインのマイニングを一瞬で停止できるということだ。その電力をすぐに送電網に供給し、家庭の暖房や冷房、ビジネスの運営に役立てることができる。これは余剰電力の巨大な貯蔵庫であり、非常に有益なことだ」
クルーズ議員は、テキサスは豊富で比較的低コストのエネルギーを兼ね備えており、また自由主義経済のため、米国における仮想通貨産業にとって魅力的な州であることを強調した。クルーズ議員はまた、彼自身がビットコインの熱狂的なファンであると説明した理由を明らかにした。
“私がビットコインを好きなのは、政府がコントロールできないからだ”
彼はポートフォリオの中で唯一ビットコインを毎週購入していること明らかにした。
「ビットコインは投資をする意味がある。それは機会を意味する。それは繁栄を意味する。それは経済的な独立を意味する。また、テキサスでのビットコインマイニングの台頭は、送電網の回復力にとって非常にポジティブな利点がある」
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