- 国際決済銀行(BIS)は、フランス、シンガポール、スイスの中央銀行の支援を受けて、ホールセール向け中央銀行デジタル通貨(CBDC)の国境を越えた取引のテストに成功した。
- 大規模なCBDCの発行を検討する国が増える中、プロジェクト・マリアナは、中央銀行がCBDCを発行した世界では外国為替決済がどのようなものになるかをテストすることを目的としていた。
フランスなど3カ国が参加
28日の報告書によると、国際決済銀行(BIS)とフランス、シンガポール、スイスの中央銀行はプロジェクト・マリアナ(Project Mariana)で、ホールセール中央銀行デジタル通貨(wCBDC)の国境を越えた取引のテストに成功した。
プロジェクト・マリアナの概念実証では、架空の金融機関の間で仮想のユーロ、シンガポールドル、スイスフランのwCBDCが使用された。プレスリリースでは、このプロジェクトは「参加した中央銀行が維持するさまざまなローカルの決済システム間でのwCBDCの相互運用性とシームレスな交換を促進するパブリックブロックチェーン上の共通トークン標準」を使用していると説明された。
ヨーロッパやアジアの国を含め、銀行間送金の決済を可能にするホールセールCBDCの発行を検討する国がますます増える中、プロジェクト・マリアナは、中央銀行がCBDCを発行した世界では外国為替決済がどのようなものになるかをテストすることを目的としていた。フランス銀行は6月、ホールセールCBDCにより国境を越えた決済が改善される可能性があると述べた。
AMMなどの新しいコンセプトを使用
BISイノベーションハブ責任者のセシリア・スキンスリー(Cecilia Skingsley)氏は、「プロジェクト・マリアナは、インターバンク外国為替市場において新しいテクノロジーを使用するパイオニアだ。自動マーケットメーカー(AMM)などの新しいコンセプトを使用して、国境を越えたホールセールCBDCの交換が可能であることの実証に成功した」と述べた。AMMは自律型の取引メカニズムであり、この実験では分散型取引所(DEX)のようなものだった。
報告書では、「このプロジェクトでは、中央銀行が基盤となるプラットフォームを直接操作したり管理したりすることなく、自身のwCBDCを管理できるようにするためにスマートコンタクトも使用された」とされている。
プレスリリースでは、「プロジェクトでテストされたDeFi(分散型金融)要素、特に自動マーケットメーカーは、新世代の金融市場インフラの基礎を形成する可能性がある」と指摘された。
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