法規・政策

暗号資産やブロックチェーン業界に関する規制、政策、法制度の動向をまとめるカテゴリです。金融庁、SEC、各国政府の法案、ルール整備、コンプライアンス対応など、業界に影響を与える重要な制度変更と政策ニュースを掲載します。

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ギャラクシー・デジタル、新CFOを任命

ギャラクシー・デジタル(Galaxy Digital)は、アンソニー・パケット(Anthony Paquette)氏を新しい最高財務責任者(CFO)に任命した。 パケット氏は、スティーブ・コーエン(Steve Cohen)氏が率いるヘッジファンド「Point72」で4年間、グローバルファイナンス部門を指揮していた。 ギャラクシー・デジタルの現CFOアレックス・ヨッフェ(Alex Ioffe)氏は、上級顧問に就く。 マイケル・ノヴォグラッツ(Michael Novogratz)氏がCEOを務める暗号資産(仮想通貨)金融サービス会社ギャラクシー・デジタルは、Point72のCFOを務めたアンソニー・パケット氏をCFOに採用した。 前任者のアレックス・ヨッフェ氏は上級顧問の役割に移行すると、同社は12月13日に声明で発表した。 パケット氏は、スティーブ・コーエン氏が率いるヘッジファンド「Point72」で4年間CFOを務め、同社のグローバル・ファイナンス、財務、ブローカー対応などを指揮した。それ以前は、SoFi、JPモルガン・チェース、バンク・オブ・アメリカに勤務していた。 「デジタル資産、デジタルインフラストラクチャー、その他の新興テクノロジーにおける世界一流の事業者、投資会社として高い評価を得ているギャラクシーに仲間入りできることをうれしく思う」と、パケット氏はプレスリリースで述べ、次のように続けた。 「私は、ギャラクシーのクラス最高のファイナンスチームを拡大し、業界の卓越したリーダーとしてのギャラクシーの地位をさらに強固なものにする手助けをすることを楽しみにしている」 ギャラクシー・デジタルのノヴォグラッツCEOは、ヨッフェ元CFOが強固な財務チームを構築し、米国上場の準備を整えたことに感謝した。 トロント証券取引所上場の同社は、以前からナスダックへの上場を通じて米国での株式公開を目指してきた。しかし、2023年2月に申請したケイマン諸島からデラウェア州への本社移転について、まだ証券取引委員会(SEC)の承認を待っている段階だ。 免責事項 : 本サイトは当ページのいかなるコンテンツや製品も推奨していない。本サイトは世界中他言語グローバルブロックチェーンサイトから引用したすべての重要情報を提供することを目的にしています。読者は上述の内容に関係したあらゆる行動をとる前に独自の調査を行い、自身の決断については全責任を負わねばならない。また、当記事は投資や金融商品購入のアドバイスではない。内容を参考としてご自由にご利用ください。

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地方創生でのブロックチェーン活用、円建てステーブルコインにも期待【平デジタル大臣インタビュー】

自民党web3PT座長として、暗号資産税制の改革、DAO(分散型自律組織)に関する法整備などを推進し、日本のWeb3推進を牽引してきた平将明氏が10月、石破政権でデジタル大臣に就任した。就任後すぐに衆院選があり、波乱含みのスタートとなったが、11月に発足した第2次石破政権でも引き続きデジタル大臣に就いた。 CoinDesk JAPANは11月27日、平デジタル大臣にインタビューを行い、トランプ政権誕生をどう見ているか、地方創生2.0においてブロックチェーンに期待すること、さらには暗号資産規制の行方などについて聞いた。 マスク氏の「政府効率化省」など米国の動きを注視 ──アメリカでは第2期トランプ政権が発足する。日本のWeb3は規制の明確さ、将来予見性などで世界から注目されたがアメリカが一気に進む可能性が出てきた。2024年は日本ではステーブルコインもまだ登場せず、顕著な動きがなかったように思う。Web3の現状をどう捉えているか。 平デジタル大臣:振り返ると「クリプト・ウインター(暗号資産の冬)」と言われるWeb3不遇の時代があったが、その前に自民党web3PTがホワイトペーパーを出し、Web3推進の機運が高まって、岸田総理(当時)も成長戦略の文脈で講演の中でweb3に触れた。スタートアップのみならず、大企業もWeb3に取り組む機運が高まった。日本の大企業は一旦決めたら、きちんと進めるので、その後のクリプト・ウインターの間も準備を進めてきたと理解している。 クリプト・ウインターが終わり、さらにトランプ氏の当選で一気に真夏が来そうな雰囲気となり、日本のWeb3はこれからいろいろなサービスが登場すると考えている。 米国ではイーロン・マスク氏が「政府効率化省(D.O.G.E)」のトップに就任するという話があり、ITに精通し、AIや暗号資産にも詳しい人物だけに、さまざまなテクノロジーが融合する大きな流れが米国から出てくるかもしれないが、日本も遅れを取らないようにしたい。 ──イーロン・マスク氏の政府効率化省の発足は、デジタル庁にとっても追い風となるのでは。 平デジタル大臣:デジタル大臣とともに、行政改革担当大臣も拝命した。その意味では米国の動きには大変注目している。AI政策も推進しており、行政にどうAIを実装していくかは大きなテーマだ。先日、「AIアイデア・ハッカソン」を開催したが、5時間ぐらいで38個のプロトタイプができ、AIが行政改革に有効なことを確信したところだ。 またブロックチェーンについては、石破政権は「地方創生2.0」を政策の柱としており、人口減少下において、地方をどうやってサステナブルにしていくか、地方が持っている価値をどう最大化して、経済を活性化していくかという課題にチャレンジしていく。ここではAIのみならず、ブロックチェーンの活用に期待している。 日本の体験価値NFTを一覧できるプラットフォーム ──NFTを使って「地方が持つアナログの価値を最大化する」「儲かる地域を創る」と発言しているが、地方でのNFT活用に向けて、どのような支援を行っていくのか。 平デジタル大臣:ブロックチェーンと地方創生の掛け算を明確にイメージできる人はまだ少ない。まずは具体的なイメージを閣僚の中でも共有することが大事だし、地方創生に携わるさまざまなステークホルダーにもイメージしてもらうことが大事だと思っている。 地方創生は10年前に当時の安倍政権において石破地方創生大臣のもとで始まったが、そのときにはできなかったことがブロックチェーンが出てきたことによってできるようになった。例えば、関係人口をどう増やしていくかという課題の中で、NFTを購入した人がデジタル村民になり、DAO(分散型自律組織)を地域の人とともに運営するなど、ブロックチェーンは地方創生の中で必要な解決策に貢献できると思っている。 特に私が関心を持っているのは、地方の体験価値をNFT化することだ。今、世界中の人が日本に来て、都市だけでなく、地方を訪れている。NFT化によって、地方の体験価値をグローバル価格に引き直すことができるし、スマートコントラクトを活用して、実際に汗をかいた人に還元する仕組みができる。 政府にできることは、成功事例を増やしていくこと、多くの人に理解してもらうこと。来年は大阪・関西万博もあるし、日本の体験価値NFTを一覧できるプラットフォームがあれば面白いのではないか。 円建てステーブルコインの登場に期待 ──先日、NFT活用で山古志地域を視察した際にはマイナンバーカードを使った決済を体験している。マイナンバーカードはいろいろな議論があるが、マイナンバーカードを使ったウォレットを国が整備するというアイデアはあるのか。 平デジタル大臣:マイナンバーカードはいろいろな使い途がある。いわゆる「マイナ保険証」もスタートしており、マイナンバーカードを持ち歩くことが当たり前になり、いずれ、スマートフォンに搭載されるようになるだろう。マイナンバーカードが交通系ICカードのようにお金をチャージできて、決済に使えるようになることは、マイナンバーカードの普及にとっても良いし、スマートフォンが苦手な人にとってもUI/UXの面で優れていると思う。 こういう活用事例は歓迎すべきことであり、また、地方や商店街などでプレミアム商品券を配布する事例があるが、それらをデジタル化することにも応用できるだろう。新しいテクノロジーが出てきたときに、地域活性化や経済活動にどう活用するかは、今後、いろいろなアイデアが出てくると考えている。 ひとつ注文があるとすれば、決済はいずれステーブルコインと紐づくことになるだろうが、現状、ステーブルコインはドル建てのものしかない。ぜひ国内の事業者には円建てのステーブルコインをできるだけ早く出していただきたい。 ──海外からインバウンド客がやってきて、今後、日本でドル建てのステーブルコインが使われるようになると、国内で実質的にはドルが使われることになり、米国の「ドル覇権」がますます強まることになる。円安が進み、円の価値が下がっている状況で、Web3が貢献できることはあるだろうか。 平デジタル大臣:この問題はいろいろな文脈があるが、例えば、日本の事業者が海外のプラットフォーマーに利用料を支払う「デジタル赤字」の話では、プラットフォーマーにお金を支払ったとしても、プラットフォームの上で、日本が得意とするコンテンツや観光体験で大きな付加価値を生み出せるのであれば、さほど気にすることはないと考えている。 Web2では日本はプラットフォームをまったく獲得できなかったが、ブロックチェーンではプラットフォームを築ける可能性があるし、アプリケーション、コンテンツの価値がさらに増大するのであれば、日本にとって強みを生かせる経済モデルになる。 合同会社型DAOは過渡的な対応 ──地方創生では、DAO(分散型自律組織)の活用も期待されているが、どのようなことに注目しているか。 平デジタル大臣:自民党web3PTの提案で合同会社型DAOが法制化された。今後、いろいろな事例が出てくることを期待している。また、あのときも「DAOルールメイクハッカソン」を行ったが、ハッカソンを定期的に行って事例を共有することで、取り組みが加速したり、水平展開が図れると考えている。 ──合同会社型DAOについては、リターンが出資額までに限られるなど、トークンの利用に制限があり、使いにくいという声も出ている。 平デジタル大臣:まだ過渡的な対応だ。法人格の問題を解決するために、今の法体系の中で、すぐにできる現実的な対応を行った。最終的には「DAO法」のような包括的な法律を作って、DAOを運営しやすくすることが必要だろう。 ──DAOのみならず、日本ではまだトークンの発行、取引などにハードルがあり、ビジネスへの活用が難しい。 平デジタル大臣:金融庁の管轄になるが、自民党web3PTの旗振りで、まず自社発行トークンの時価評価を外し、その翌年には他社発行トークンの時価評価も外した。あとは大きな課題として、暗号資産を売却したときのキャピタルゲインに対する課税の問題が残っている。暗号資産は、業界自体も金融庁に厳しい対応を受けてきた経緯があるが、web3PTを作り、政府を巻き込んで、真面目に幅広く、深く議論してきたことで、今は金融庁も変わってきている。 さらに米国でビットコインETFが承認された。日本では投信法で暗号資産はETFの投資対象となる「特定資産」に含まれていないが、世界の金融情勢を見ると、ビットコインなどの暗号資産は金融商品として一定の役割を果たしている。暗号資産ETFをどう考えるのか。メジャーな暗号資産とそれ以外の暗号資産を分けるのかなど、整理の仕方があるだろう。今、ちょうど金融庁で本格的な勉強会が立ち上がっていると聞いている。 ──現在、資金決済法で規制されている暗号資産を金融商品取引法(金商法)の対象とすべきかなどを議論すると伝えられている。金商法になれば、暗号資産ETFの道筋も開けるが、どのような規制が望ましいと考えるか。 平デジタル大臣:悩ましいところもあって、金融商品となると金融の規制が入ってくる。メジャーではないトークンに対しても、金融の厳しい規制が入るので、かえっていろいろな動きを阻害してしまう可能性もある。一方、メジャーな暗号資産だけに着目すれば、現状は海外に比べてキャピタルゲインへの課税が厳しいことは事実。どう整理するかは、そう簡単ではない。 Web3の発展にとって、どういう規制のデザイン、税制のデザインが良いのかを考える必要がある。 ──2025年、デジタル大臣、行政改革担当大臣として注力していくことは。 平デジタル大臣:まずは地方創生2.0において成功事例を「✕(かける)デジタル」「✕ Web3」「✕ AI」でどれだけ出せるかが重要なポイントだと思っている。また、AIは進化が激しいので、行政への実装は着実に進めていくが、社会全体にどう実装していくのか。さらに言えば、生成AIは使い方がわかってきた印象があるが、日本にはいろいろな社会課題があり、働き手不足もこれからさらに深刻化していくことが見えているなかで、社会課題を解決するAI実装が問われる1年になると考えている。 免責事項 : 本サイトは当ページのいかなるコンテンツや製品も推奨していない。本サイトは世界中他言語グローバルブロックチェーンサイトから引用したすべての重要情報を提供することを目的にしています。読者は上述の内容に関係したあらゆる行動をとる前に独自の調査を行い、自身の決断については全責任を負わねばならない。また、当記事は投資や金融商品購入のアドバイスではない。内容を参考としてご自由にご利用ください。

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バンクーバー市議会、ビットコイン支持の動議を可決──BTC準備金の創設も検討

バンクーバー市議会は、バンクーバーを「ビットコインフレンドリーな都市」にすることを検討する動議を可決した。 この動議は、ビットコイン準備金を創設し、税金や手数料などの支払いにビットコインを受け入れる可能性を模索するよう、市職員に指示するものである。 カナダのブリティッシュコロンビア州バンクーバー市議会は、税金や手数料の支払いにビットコイン(BTC)を受け入れる可能性を探るための動議を可決した。また、ビットコイン準備金の設置も検討する。 ケン・シム(Ken Sim)市長が提出したこの動議は、「バンクーバー市の金融準備と支払いオプションを多様化し、それにビットコインを含める」ことを求めている。 「バンクーバー市の財政安定性を維持するために、市の戦略的資産にビットコインを加えるメリットを検討しないのは、バンクーバー市にとって無責任である」と、この動議には書かれている。 この動議では、2025年第1四半期の終わりまでに「ビットコインフレンドリーな都市」戦略の実現可能性について、市職員が議会に報告することが求められている。 この動議は、BTCに対する市の政策に大きな変化をもたらす。バンクーバーの前市長、ケネディ・スチュワート(Kennedy Stewart)氏は2019年に市域内でのビットコインATMの全面禁止を試みていた(バンクーバーは世界初のビットコインATMが設置された都市だ)。 また、バンクーバーは元バイナンス(Binance)CEOのCZことチャンポン・ジャオ(Changpeng Zhao)氏が幼少期を過ごした場所であり、破綻した暗号資産(仮想通貨)取引所クアドリガCX(QuadrigaCX)の本社所在地でもあった。 免責事項 : 本サイトは当ページのいかなるコンテンツや製品も推奨していない。本サイトは世界中他言語グローバルブロックチェーンサイトから引用したすべての重要情報を提供することを目的にしています。読者は上述の内容に関係したあらゆる行動をとる前に独自の調査を行い、自身の決断については全責任を負わねばならない。また、当記事は投資や金融商品購入のアドバイスではない。内容を参考としてご自由にご利用ください。

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「バリバリにアクセルを踏んでいく」松本氏が明かすSPAC上場の知られざるメリット──コインチェック 米ナスダック上場【インタビュー】

暗号資産(仮想通貨)取引所コインチェック(Coincheck)、正確には、その持株会社となるコインチェックグループ(CoincheckGroup)が11日、米ナスダックに上場した。日米を問わず、取引所としては米大手のコインベース(Coinbase)に次いで、2社目の上場となった。 上場の狙い・グローバル戦略については、上場予定が明らかになった11月にマネックスグループ 取締役会議長兼代表執行役会長の松本大氏に聞いた。今回は上場を踏まえて、これまで語られることのなかったSPACとのやり取り、SPAC上場に見出していたメリットなどを聞いた。 ブーム去ったSPAC上場、プロセスを継続させた理由 ──2020〜21年にSPAC上場ブームがあり、その後、上場数、資金調達額は大幅に減少した。その状況下で、マネックスがコインチェックの上場プロセスを継続することができた要因はなにか。 松本氏:SPAC(特別買収目的会社)はひとつの仕組みだが、当然それぞれのSPACを手がけている人たちがいる。コインチェック(Coincheck)はとても面白い会社で、世界にもアピールできる会社と考え、アメリカの資本市場、特にナスダックに上場したいと考えた。先日話したように「世界共通買収通貨」を手に入れることができるからだ。 ただし、アメリカの資本市場でやっていくには、アメリカの法体系やSEC(米証券取引委員会)とのやりとりなどいろいろハードルがある。世界一の資本市場なので、要求も多い。それに耐えられる人材が今のコインチェックにいるかというと、そうではない。だからといって、アメリカの上場企業にふさわしいCEOやCFOを新たに雇用することも簡単ではない。 それなら、アメリカの資本市場や上場プロセスにきわめて詳しい人たちがやっているSPACと合併することによって、そうした人物も同時に仲間にすることができるのではないかと考えた。今回、合併によりコインチェックの持株会社となるコインチェックグループ(CoincheckGroup)には、SPACの人たちが残る。新たにコインチェックグループのCEO、CFOになる人物は、今回合併するSPACのメンバーだ。合併後にも重要な役職を担ってもらう。これは今までにはないパターンだろう。 通常、SPAC上場では、合併後はSPAC側の人間はいなくなる。アメリカの会社であれば、それでもアメリカの資本市場と向き合っていけるだろうが、コインチェックのような日本企業の場合はそうはいかない。なので今回は、そうした展開、体制に最適なSPACを選んだ。 ──ということは、SPAC選びに相当な手間をかけた。 松本氏:主幹事のJPモルガンが当時600社くらいあったSPACをリサーチして、30社程度まで絞った。そこから私が10社程度まで絞り、実際に会って話をして、最終的に決めた。最初から従来のような合併すれば終わりというSPAC上場ではなく、将来、一緒に働くことになる可能性がある人間としていろいろ話をして決めた。 ──交渉では最初から、合併後も残って、一緒にビジネスして欲しいと伝えていったのか。 松本氏:最初からそうは言っていないが、結局、その後の3年間、毎日話をしていった。週に5日は毎朝7時半にSPAC側と話をすることで私の朝が始まった。プロセスが長引いたことで、結果的にコミュニケーションや信頼関係が深まった面もある。最近、相手方の奥さんが「あなたに付き合っている人間が、私以外に地球上にもう1人いる」と言ったらしい。それくらい話をしてきた。 それでも非常に大変で、FTXの事件や規制面でもいろいろな向かい風があり、会計など、どう解決すべきかまだ整理されていない問題もあった。 ──暗号資産/Web3企業の会計はアメリカでもまだ整理されていない? 松本氏:暗号資産交換業で、すでにナスダックに上場しているコインベース(Coinbase)とコインチェックとビジネスモデルは少し違う。コインベースは取引所が中心で、コインチェックは販売所が中心。販売所の会計はどうすべきかを整理する必要があった。 ──今年1月にSECがSPACの規制強化を決めた。その影響もあったのか。 松本氏:3年間に2回ぐらい、SPAC関連のレギュレーションは厳しくなった。以前は、よく「SPAC上場は簡単」などと言われたが、今はSPAC上場はIPOより難しくなった。だが、IPOに切り替えるとしても、アメリカの資本市場に向き合える人物を新たに探し、信頼関係を築いて、そこから新たにスタートすることになる。ならば、もうここまで築き上げた関係でやり切った方が良いと判断した。 SPAC上場の知られざるメリット  [米ナスダックで語る松本大氏] ──SPAC上場は「空箱上場」と呼ばれ、揶揄する向きもあったが、今はIPOと比べてどのようなメリットがあり、どんなふうに評価されるべきだと考えるか。 松本氏:基本的には、SPACもIPOも上場という意味では同じ。SECに提出する開示文書や内部統制文書はすべて同じ。社内の体制を整えたり、開示文書を作る能力やチームが求められることも同じ。ただし、優れた人材がいるSPACと、上場後も一緒にやっていくことに合意できるならば、優秀な人材を得ることができるのは大きなメリットだ。 ──そのメリットはほとんど知られていない。 松本氏:今までに、こうしたことを行った会社はないと思う。我々も前例を見て行ったわけではないが、SPACに優れた人物がいたら、その後も一緒にやっていくのが良いのではないかと最初からそうイメージしていた。 ──長く資本市場に携わり、SPACの動向を見てきたなかで、そういう発想に至ったのか。 松本氏:SPACはそれほど見ていたわけではないが、資本市場はずっと見ていたし、規制当局の動きも見てきた。投資銀行とのやり取りもずっと行ってきて、いろいろな人物を見てきたので、この人物であれば一緒にやっていけると判断できたと思う。 ──SPAC上場に際して、暗号資産関連企業に特有の難しさ、ハードルはあったのか。 松本氏:先ほど言ったように、コインチェックのようなビジネスモデルについて、会計をどうすべきかというスタンダード、あるいはノーム(Norm:規範、基準)と良く言われるが、それが存在していなかった。会計のやり方をアメリカの監査法人やSECと決めていく必要があり、そこに非常に時間がかかった。 また、ビットコイン以外の暗号資産について、アメリカではコモディティ(商品)かセキュリティ(証券)かという論争がずっと続いていた。我々の場合は、日本で金融庁の監督のもと、日本の法律を遵守してビジネスを行っているので、その持ち株会社であるCCGはナスダックにスムーズに上場できるはずだったが、とはいえ、暗号資産にはいろいろな議論があったので、そこもしっかり説明して乗り越えていった。 長い時間がかかったが、ナスダックは世界一の市場で流動性が高く、注目度も高い。大変だったが、この先には価値あるものが存在していると考えている。 ──コインチェックグループの上場はアメリカの規制当局、あるいは市場・投資家からどのように期待されていると感じるか。 松本氏:規制当局からは特にないが、投資家からの期待は実感している。アメリカでも暗号資産関連企業では、コインベース以来、3年半ぶりの上場となる。また日本での暗号資産関連企業の上場にも、もしかしたら良い影響を与えるかもしれない。 SPAC上場を考えるWeb3企業へのアドバイス ──今年、日本企業が何件かSPAC上場しているが、その後、苦戦が伝えられている。 松本氏:他社の状況は詳しいことはわからないが、相手は吟味しなければならない。SPAC上場は単なる「仕組み」ではなく、相手や投資銀行などの伴走者が誰かでまったく違ってくる。また今回、マネックスを創業した最初の数年と同じぐらい、私も現場でずっと携わってきた。金融業界が長く、アメリカの資本市場もそれなりに経験しているが、それでも大変だった。相手側のSPACも非常に経験のある人たちだったが、それでも大変だった。 ──簡単でないが、今後、日本のWeb3企業でSPAC上場を考えるところがあれば、どのようなアドバイスを送るか。 松本氏:自分たちの体制が足りているかどうか、足りない部分をSPACを使って補うなら、相手をしっかり吟味すること。そして優秀な投資銀行に伴走してもらうことが重要だ。それならば、IPOの方が良いと思うかもしれないが、その場合は、アメリカの資本市場に対応できる人を探さないといけない。 SPAC上場というルートは我々が実際に歩んだわけだが、相応の覚悟を持って取り組む必要がある。もし誰かが相談に来たら、話せることはあると思う。もちろん「SPACは簡単」という話ではない。 ──ナスダック上場後、しばらくはアメリカで打ち合わせなどが続くのか。 松本氏:再来週までニューヨークに滞在する。チームメンバーも同行し、投資家や今後、一緒にパートナーとして組んでいくWeb3企業や、潜在的に買収対象となるような企業と話をしていく。 ──ビットコインが10万ドルを超え、また、アメリカの暗号資産業界はトランプ氏の当選で一気に前向きになっている。マネックスグループは2025年、大いにアクセルを踏んでいくイメージか。 松本氏:バリバリに踏んでいく。2025年ではなく、もう上場した12月11日からバリバリにアクセルを踏んで進んでいく。 免責事項 : 本サイトは当ページのいかなるコンテンツや製品も推奨していない。本サイトは世界中他言語グローバルブロックチェーンサイトから引用したすべての重要情報を提供することを目的にしています。読者は上述の内容に関係したあらゆる行動をとる前に独自の調査を行い、自身の決断については全責任を負わねばならない。また、当記事は投資や金融商品購入のアドバイスではない。内容を参考としてご自由にご利用ください。

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認可を受けた企業はアブダビ・グローバル・マーケットでUSDTサービスを提供できる:テザー社が発表

テザー社のステーブルコインUSDTが、アブダビ・グローバル・マーケットで受け入れられる暗号資産として認定されたと、同社が発表した。 中東全域に拡大したいとテザーのパオロ・アルドイーノCEOは話している。 テザー社のステーブルコインUSDTが、アブダビ・グローバル・マーケット(Abu Dhabi’s Global Market:ADGM)で「承認仮想資産(AVA)」として認められたと、12月10日に同社が発表した。 金融サービス規制庁(Financial Services Regulatory Authority:FSRA)の承認によってライセンスを取得した企業はADGMでUSDTサービスを提供できることになる。ただし、リリースでは、承認されたサービスがどのようなものになるかは述べられていない。CoinDeskはテザー社にコメントを求めているが、まだ回答は得られていない。 テザー(USDT)の時価総額は1380億ドル(約20兆7000億円、1ドル=150円換算)を超えたが、テザー社は成長を継続させたいと声明で述べた。 「USDTをADGMの規制された仮想資産の枠組みの最前線に位置づけることで、現代の金融にとって重要なツールとしてのステーブルコインの重要性を証明するだけでなく、中東全域での協力と成長の新たな扉を開くことにもなる」と、テザー社のパオロ・アルドイーノ(Paolo Ardoino)CEOはプレスリリースで述べた。 アラブ首長国連邦(UAE)は暗号資産(仮想通貨)のハブとして賞賛されてきた。首都アブダビは、他の多くの規制当局に先駆け、2018年に取引所やカストディアンによる暗号資産活動などの規制を開始した。欧州連合(EU)はまもなく、イギリスでは2026年までに、それぞれ規則を施行する予定だ。 ステーブルコイン発行者のサークル(Circle)も、ADGMに法人を設立した後、中東に参入すると発表した。 免責事項 : 本サイトは当ページのいかなるコンテンツや製品も推奨していない。本サイトは世界中他言語グローバルブロックチェーンサイトから引用したすべての重要情報を提供することを目的にしています。読者は上述の内容に関係したあらゆる行動をとる前に独自の調査を行い、自身の決断については全責任を負わねばならない。また、当記事は投資や金融商品購入のアドバイスではない。内容を参考としてご自由にご利用ください。

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マイクロソフト、株主総会でビットコイン保有提案を否決

マイクロソフトの株主は、ビットコインを同社の保有資産に加えることを検討するよう取締役会に求める提案を否決した。 提出したのは、National Center for Public Policy Research(全米公共政策研究センター)。 マイクロストラテジー(MicroStrategy)のエグゼクティブ・チェアマン、マイケル・セイラー(Michael Saylor)氏は、取締役会に対して、ビットコインのメリットを主張するプレゼンテーションを行っていた。 マイクロソフトが、ビットコイン(BTC)を保有する企業リストに名前を連ねることは当面なさそうだ。取締役会にビットコイン保有を検討することを求めた提案に株主らが反対票を投じたためだ。 「ビットコインへの投資の評価(Assessment of Investing in Bitcoin)」と題されたこの提案は、National Center for Public Policy Researchによって提出された。このシンクタンクグループは、インフレへのヘッジになり得るとして、マイクロソフトは総資産の1%をビットコインに分散投資することを検討すべきだと提案していた。ブルームバーグの最新データによると、マイクロソフトはバランスシート上に784億ドル(約12兆円、1ドル=152円換算)の現金と有価証券を保有している。 取締役会は先月、株主らにこの提案に反対票を投じるよう呼びかけていた。予備投票の結果は12月10日、同社の年次株主総会で発表された。 マイクロソフトの株価は、決定が発表された数分後には446ドルで取引され、ほぼ横ばいだった。10日にすでに圧力を受けていたビットコイン価格は、このニュースを受けてさらに下落し、当記事執筆時点では24時間で4%下落の9万5700ドルとなっている。 マイケル・セイラー氏が関与 ビットコイン開発会社マイクロストラテジーは、4年以上前に自社の財務戦略にビットコインを追加して以来、株価が2500%も上昇している。同社のエクゼクティブ・チェアマン、マイケル・セイラー氏による3分間のプレゼンテーションは、取締役会にビットコイン保有のメリットを説明するものだった。 セイラー氏は、マイクロソフトはビットコインを購入する代わりに配当や自社株買いを行うことで、過去5年間で2000億ドルの資本を放棄したと主張した。 しかし、マイクロソフトの取締役会は当初から、ビットコインが持つ固有のボラティリティに懸念を抱いていた。取締役会によれば、同社はリスクをできるだけ軽減するため、安定的で予測可能な投資を優先している。 免責事項 : 本サイトは当ページのいかなるコンテンツや製品も推奨していない。本サイトは世界中他言語グローバルブロックチェーンサイトから引用したすべての重要情報を提供することを目的にしています。読者は上述の内容に関係したあらゆる行動をとる前に独自の調査を行い、自身の決断については全責任を負わねばならない。また、当記事は投資や金融商品購入のアドバイスではない。内容を参考としてご自由にご利用ください。

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エルサルバドル、IMFとの合意の一環としてビットコイン法改正へ: フィナンシャル・タイムズ

エルサルバドルがまもなく、国際通貨基金(IMF)と合意に至るかもしれない。 この合意は、エルサルバドルが同国の事業者に対してビットコインの受け入れを強制ではなく任意にすることを含むと伝えられている。 エルサルバドルはIMF、世界銀行、米州開発銀行から33億ドル(約4983億円、1ドル=151円換算)の融資を受けることになる。 エルサルバドルは、国際通貨基金(IMF)との新たな取り決めの一環として、ビットコイン法の一部を撤回する可能性がある。 フィナンシャル・タイムズ紙によると、ラテンアメリカのエルサルバドルでは、同国の事業者がビットコイン(BTC)を決済手段として受け入れることを義務とせず、任意とする可能性があるという。 この法改正は、エルサルバドルが13億ドルの融資プログラムを利用できるようにするためにIMFが課した条件の一部だという。世界銀行と米州開発銀行もそれぞれ10億ドル、合計33億ドルを追加融資する予定。合意は今後2、3週間以内に成立する見込みだ。 エルサルバドルは2021年にビットコインを法定通貨とし、ビットコインに国の公式通貨である米ドルと同じ規制上の地位を与えたことで世界を驚かせた。 同時に、同国のナジブ・ブケレ大統領はビットコインの備蓄を進めており、その保有額はビットコインの現在の価格およそ10万ドルで6億ドルに迫っている。 しかし、IMFはこのアプローチを批判しており、エルサルバドルのビットコイン戦略は国家の金融安定性を脅かす可能性があると、長年にわたってさまざまな警告を発してきた。 この法改正が、同国全体のビットコイン普及に大きな影響を与える可能性は低い。そもそも、普及はこれまでもあまり芳しくなかった。ブケレ氏の母校である中米大学は1月、調査対象となったエルサルバドル人の88%が2023年にビットコインを利用していないことを明らかにした。 IMFが課した条件は、ビットコイン法の改正だけではない。エルサルバドル政府は、歳出削減と増税を通じて、財政赤字を3年間でGDPの3.5%まで削減することを約束する必要があると報じられている。フィナンシャル・タイムズによると、準備金の増加と反汚職法の可決も必要だ。 ビットコイン法以外にも、エルサルバドルの国家デジタル資産委員会( National Commission of Digital Assets)はすでに暗号資産に関する包括的な規制枠組みを策定している。 当記事執筆時点では、同委員会はビットコイン法改正の可能性についてのコメントの求めに応じていない。 免責事項 : 本サイトは当ページのいかなるコンテンツや製品も推奨していない。本サイトは世界中他言語グローバルブロックチェーンサイトから引用したすべての重要情報を提供することを目的にしています。読者は上述の内容に関係したあらゆる行動をとる前に独自の調査を行い、自身の決断については全責任を負わねばならない。また、当記事は投資や金融商品購入のアドバイスではない。内容を参考としてご自由にご利用ください。

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トークン化ウラン、テゾス上で取引スタート

暗号資産(仮想通貨)プロトコル「Uranium.io」は、テゾス(Tezos)ネットワーク上で、酸化ウランの現物に裏付けられたトークン化ウランのマーケットプレイスを立ち上げた。 ウラン現物は、カナダのウラン採掘大手、カメコ(Cameco)が保管し、英国の規制下にある暗号資産会社アーチャックス(Archax)と、ウラン取引会社カーゾンウラン(Curzon Uranium)がトークン化をサポートする。 原子力エネルギーは再び人気を集めており、新しいブロックチェーンベースのマーケットプレイスが、個人投資家にトークン化を通じてウランへの投資アクセスを提供することでそのトレンドに乗ろうとしている。 ロンドンを拠点とするテゾスエコシステム開発会社トリリテック(Trilitech)は12月3日、「Uranium.io」を立ち上げ、「イエローケーキ」とも呼ばれるウラン酸化物U3O8に裏付けられたトークンを提供する。 このアプリは、テゾス上にあるEVM(イーサリアム・バーチャル・マシン)互換レイヤー2ネットワーク「Etherlink」上で開発された。原資産のカストディとトークン作成は、英国の規制下にあるデジタル資産会社アーチャックスが行い、ウラン現物は、ウラン採掘大手カメコが保管・管理している。 トークン化された現実資産(RWA)は、急速に成長する暗号資産市場の一分野であり、暗号資産企業やグローバルな金融機関が、コモディティなどの伝統的な投資をブロックチェーンに持ち込んでいる。取引コストの削減、決済の迅速化、そして幅広い投資家層の獲得が狙いだ。 デジタルトークンは、原資産の所有権を表す。例えば、HSBCは今年、トークン化された金を香港の個人投資家向けに提供している。 ウランは、需要が高まる原子力発電所の燃料となる貴重な金属だ。しかし、ウラン市場は断片化されており、取引はOTC(相対取引)デスクに集中、個人投資家の選択肢は少ないとトリテックのディレクターでテゾスブロックチェーンの共同創設者、アーサー・ブライトマン(Arthur Breitman)氏はCoinDeskのインタビューで述べた。所有権を表すトークンをブロックチェーンに乗せることで、摩擦は減り、一般投資家が参加しやすくなると同氏は付け加えた。 「原子力発電が復活しつつある今、これはとりわけエキサイティングだ」とブライトマン氏。 ウラン取引をブロックチェーン上で行う試みはこれが初めてではない。昨年、「Uranium3o8」と呼ばれるプロジェクトが、採掘企業との契約に裏付けられたウラン連動型トークンをDEX(分散型暗号資産取引所)のユニスワップ(Uniswap)でローンチした。 しかし、このプロジェクトはウラントレーダーからのフィードバックを受けて、当初の仕組みからピボットし、ローンチから数カ月後に取引ペアから流動性を排除したと広報担当者はCoinDeskに語った。これによってトークン価格はゼロに下落。これは、RWAトークン化の難しさを浮き彫りにしている。 トークンの価値を現物ウランで確実に裏付けるため、Uranium.ioはカメコに約160万オンスの酸化ウランを備蓄したとブライトマン氏は語った。一方、商品取引会社のカーゾンウランもウラン一次市場へのアクセスを提供している。 免責事項 : 本サイトは当ページのいかなるコンテンツや製品も推奨していない。本サイトは世界中他言語グローバルブロックチェーンサイトから引用したすべての重要情報を提供することを目的にしています。読者は上述の内容に関係したあらゆる行動をとる前に独自の調査を行い、自身の決断については全責任を負わねばならない。また、当記事は投資や金融商品購入のアドバイスではない。内容を参考としてご自由にご利用ください。

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暗号資産は「国民の資産として推奨されるべきか否か更なる議論が求められる」:参院調査室

参議院常任委員会調査室は、暗号資産(仮想通貨)取引をめぐる税制の現状分析と今後の展望に関する調査書を公表した。 本資料は、「暗号資産取引に係る所得税制の現状と動向」というタイトルで議員向け調査情報誌「経済のプリズム」に掲載されたもの。予算委員会調査室のメンバーである谷合正成氏が執筆を担い、本文中の意見にわたる部分は執筆者個人の見解であることが明記されている。 暗号資産の税課題 谷合氏は冒頭の要旨で、日本で口座数が1000万を超えている(2024年10月時点で約1121万口座:JVCEA資料)ことを引き合いに、ビットコイン(BTC)をはじめとした暗号資産取引が世界的に拡大していると指摘。その上で、「他の金融所得との整合性や主要国との比較の観点から、20%の申告分離課税を求める声も上がっている」としている。 政府はこれまで申告分離課税の導入に慎重な姿勢を示してきたが、「金融庁の令和7年度税制改正要望において暗号資産取引に係る課税上の取扱いについて言及がなされるなど、変化も見られる」と述べ、今後の動向を注視するとまとめている。 調査書では、現行の暗号資産税制の課題として、他の金融商品との税率の差異を分析している。株式等の金融商品取引が申告分離課税で20%の税率が適用されるのに対し、暗号資産取引は最大で55%(住民税含む)の税率が課される。 また、米国や英国などの主要国では、暗号資産取引の利益に対して概ね20%のキャピタルゲイン課税が適用されており、国際競争力の観点からも制度の見直しを検討する必要性が指摘されている。 一方で、谷合氏は暗号資産の課題にも言及している。「詐欺などに利用されることが多いことや価値の裏付けがないことなどから、懐疑的な見方も多いところである。投機的な動きが強いことや、取引所からの不正流出が多数発生している」ことから「国民の資産として推奨されるべきか否か更なる議論が求められよう」と述べている。 石破首相も慎重な姿勢 暗号資産の税制改正については、石破首相が2日、衆議院本会議における答弁において「給与などの所得には最大55%の税率が適用される一方、暗号資産による所得に20%の税率を適用することに、国民のご理解が得られるのか。暗号資産を国民にとって投資を容易にすることが必要な資産とすべきかどうかを踏まえ、検討する必要があると考えている」と慎重な姿勢を示している。 免責事項 : 本サイトは当ページのいかなるコンテンツや製品も推奨していない。本サイトは世界中他言語グローバルブロックチェーンサイトから引用したすべての重要情報を提供することを目的にしています。読者は上述の内容に関係したあらゆる行動をとる前に独自の調査を行い、自身の決断については全責任を負わねばならない。また、当記事は投資や金融商品購入のアドバイスではない。内容を参考としてご自由にご利用ください。

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チェイナリシス、共同創設者ジョナサン・レビン氏が新CEOに就任

ブロックチェーン分析企業チェイナリシス(Chainalysis)は12月5日、共同創業者でチーフ・ストラテジー・オフィサーのジョナサン・レビン(Jonathan Levin)氏が3日付けで取締役会により新CEOに任命されたと発表した。共同創業者で長年CEOを務めていたマイケル・グロナガー(Michael Gronager)氏の後任となる。 同社は、デジタルマネーの流れを把握したい政府や企業に暗号資産(仮想通貨)コンプライアンスソフトウェアを提供する大手企業。同社の各種ツールは、暗号資産が関連した犯罪捜査などにも使われる。 米国で次期トランプ政権が暗号資産フレンドリーな姿勢を示し、暗号資産の普及がさらに広がれば、同社サービスの需要はさらに高まるだろうとレビン氏は述べた。 「今、当社に必要なことは、市場の活況と当社の強固な財務基盤を踏まえ、顧客にとって市場リーダーとなり、プラットフォーム拡大に賭けることだ」 レビン氏は2014年にグロナガー氏とともにチェイナリシスを共同創業した。同氏は、グロナガー氏退任の理由については説明を避け、取締役会とグロナガー氏が変化の時が来たことで合意したとだけ述べた。 グロナガー氏は取締役会からも退き、代わりにポール・オービル(Paul Auvil)氏が加わる。オービル氏は、テクノロジー業界と金融業界で長い経験を持ち、独立取締役および監査委員長を務める。 非公開企業は、IPO(新規株式公開)申請前に、独立取締役を取締役会に迎えることが多い。チェイナリシスは、多数の資金調達ラウンドでベンチャー投資家から資金を調達している。 レビン氏は、株式公開の時期や計画の有無についてコメントを控えた。 「私は、現在の市場環境においてチェイナリシスが最高のソリューションを開発することに、きわめて近視眼的に集中している」と同氏は述べた。 免責事項 : 本サイトは当ページのいかなるコンテンツや製品も推奨していない。本サイトは世界中他言語グローバルブロックチェーンサイトから引用したすべての重要情報を提供することを目的にしています。読者は上述の内容に関係したあらゆる行動をとる前に独自の調査を行い、自身の決断については全責任を負わねばならない。また、当記事は投資や金融商品購入のアドバイスではない。内容を参考としてご自由にご利用ください。

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