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ブロックチェーンや暗号資産業界における技術動向をまとめるカテゴリです。ネットワークアップグレード、セキュリティ、スマートコントラクト、レイヤー1、レイヤー2、インフラ開発など、業界を支える重要な技術ニュースを掲載します。

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DeFi市場の預かり資産、6カ月ぶりに500億ドルを回復

DeFi市場のTVL(預かり資産)は6週間で150億ドル以上増加した。 資産価格の上昇と新たな資金流入が相まって上昇に寄与した。 ソラナベースのいくつかのプロトコルの価値は120%も上昇し、新たに発表されたレイヤー2プラットフォームのBlastは7億ドル以上の預託を受けた。   分散型金融(DeFi)プロトコルでロックまたはステークされた資産額(Total Value Locked:TVL、預かり資産)の総計が、原資産の価値が急上昇し、投資家が保有する暗号資産(仮想通貨)の利回りを確保しようとしたため、12月5日に6カ月ぶりに500億ドル(約7兆5000億円、1ドル=150円換算)に達した。 DefiLlamaのデータによると、このセクターが数年来の安値にあった10月13日以降、この数字は150億ドル(約2兆2500億円)増加している。 利回りを求める動きは先週も見られ、新たに発表された2024年稼働予定のレイヤー2プロジェクトであるBlastは、少なくとも3月までは資産を引き出すことができないという事実にも動じることなく、トレーダーや投資家から7億ドル(約1050億円)以上の入金を受けた。 DeFiのTVL(預かり資産)とボリューム(DefiLlama) 10月13日以降、DeFi市場全体で使用されている主要暗号資産であるイーサリアム(ETH)は42%上昇し、41%上昇したDeFi市場全体を上回った。注目すべきは、DeFiプロトコルのかなりの部分が、ドル、ユーロ、ポンドなどの伝統的な法定通貨にペッグされたステーブルコインに利回りを提供していることだ。 取引高も増加している。 先月は1日に54億ドル(約8100億円)以上が取引され、これは3月以来の多さだった。 このセクターは、イーサリアムがプルーフ・オブ・ステークに移行した結果、今年初めに盛り上がりを見せた。この移行は、リド(Lido)やロケットプール(RocketPool)に代表されるリキッドステーキング市場の人気に拍車をかけ、それらはDeFiのTVLの45%を占めている。 リドは現在、年3.7%の利回りを提供し、ロケットプールは3.92%を提供しています。リキッドステーキングは、投資家がDeFiエコシステムの他の場所で使用できるトークンを受け取る一方で、イーサリアムのステーキングから利回りを生成することを可能にするデリバティブの一形態だ。 ソラナ(Solana)ベースのプロトコルであるmarginfi、Jito、Marinade FinanceのTVLは、ソラナに対する機関投資家の関心が高まり続けているため、過去30日間で60%から120%の間で急増している。グレイスケール(Grayscale)のSolana Trustは先月869%のプレミアムで取引され、機関投資家市場からの大きな需要を示している。 ソラナのリキッドステーキング・プロトコルであるJitoは6.96%の利回りを提供し、この水準が10月13日以降の3億2700万ドル(約490億円)の資金流入につながった。 免責事項 : 本サイトは当ページのいかなるコンテンツや製品も推奨していない。本サイトは世界中他言語グローバルブロックチェーンサイトから引用したすべての重要情報を提供することを目的にしています。読者は上述の内容に関係したあらゆる行動をとる前に独自の調査を行い、自身の決断については全責任を負わねばならない。また、当記事は投資や金融商品購入のアドバイスではない。内容を参考としてご自由にご利用ください。

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ポリゴンの秘密の取り引き:バリデーターとなった大手企業に数百万ドルを提供か

スポーツベッティング(賭け)を手がけるドラフトキングス(DraftKings)は2022年、ポリゴン(Polygon)ブロックチェーンの運用をサポートするネットワークバリデーターとなることに公に同意した。 オンチェーンデータによると、ポリゴンはドラフトキングスに数百万のMATICトークンを提供し、ほとんど前例のない形で巨額の利益を上げることをサポートした。 にもかかわらず、ドラフトキングスはバリデーターのパフォーマンスを維持できず、先月ネットワークから追い出された。   ポリゴン・ラボ(Polygon Labs)は2022年3月、技術基盤の「普及にとって重要なマイルストーン」を発表した。 ドラフトキングスがそのネットワークバリデーターの1つを実行し始め、「大手上場企業がブロックチェーンガバナンスに積極的な役割を果たす初めての例となる」と発表したのだ。 ポリゴンがそのとき明らかにしなかったこと。それは、ドラフトキングスが非常に収益性が高く、有利な条件でこの任務を請け負うことになることだ。それから20カ月、ポリゴンは使い物にならなくなったバリデーターへの補助金で数百万ドルもを失うことになった。 米CoinDeskは、これまで報告されていなかった2社の金銭面に関する取り決めを理解するために、ポリゴンのバリデータープログラムに関連する数十のオンチェーン記録を調査。ポリゴンのステーキングエコシステムに詳しい元従業員やバリデーターオペレーターにもインタビューを行った。 オンチェーンデータから、ドラフトキングスは2021年10月の「戦略的ブロックチェーン契約」開始時にポリゴンから直接、数百万ドル相当の暗号資産(仮想通貨)を受け取っていたことが明らかになった(ドラフトキングスがこの250万MATICに対して、ポリゴン側に支払いを行ったかどうかはわからない)。 ドラフトキングスはその後、ポリゴンネットワークの他のバリデーターがほとんど享受していない特別なステーキング関係を通じて、さらに数百万ドルを得た。両社ともこのような金銭的なつながりを公表していなかった。 Web3企業がメインストリームブランドに対して報酬を支払い、マーケティングパートナーシップや技術的なセットアップなどを通じて、暗号資産エコシステムに参加してもらうことは前例がないわけではない。 しかし、メインストリームに採用されているというイメージを築くために費やした資金について公に議論することを彼らは躊躇する。ポリゴンがドラフトキングスを特別扱いしていることを示すオンチェーンデータは、このような取り決めを知るための貴重なヒントとなる。 ポリゴンとドラフトキングスの代表者は、機密保持契約を理由に、バリデーター契約の資金面での取り決めについて取材に応じることを拒否した。 ドラフトキングスはポリゴンネットワークの100のバリデーターの中で、あるポリゴン幹部が言うところの「対等なコミュニティメンバー」ではなかった。ブロックチェーンデータによれば、同社は「ブロックチェーンガバナンスに積極的な役割を果たす」ために多額の報酬を受け取りながら、自らの責任を果たしていなかった。 ドラフトキングスのポリゴンバリデーター ポリゴンのバリデーターであることには責任が伴う。設計上、一度にネットワークにコンピューティング能力を提供できるのは、企業、ステーキングサービス、暗号資産取引所など100ほどのエンティティに限られる。 彼らはプラットフォーム上でトランザクションの検証作業を行う。ネットワークは彼らの努力に報いるため、MATICと呼ばれるポリゴンのネイティブトークンを自動的に送る。これがステーキングと呼ばれるプロセスの鍵だ。 バリデーターは、MATICを担保として「ステーキング」し、誠実な検証作業を行う。より多くのMATICをステーキングすることで、報酬としてより多くのMATICを得ることができる。バリデーターを持たないMATIC保有者は、自分のトークンを他のバリデーターに「デリゲート(委任)」することができる。ほとんどのポリゴンバリデーターは、委任されたトークンから得られる報酬に対して5~10%の手数料を請求する。 ドラフトキングスのバリデーターは違っていた。十数名の小口デリゲーター(委任者)は、報酬としてMATICを1つも受け取ることができなかった。 ドラフトキングスのデリゲーターの1人、ボリス・マン(Boris Mann)氏は、「要はセットして忘れたということだった」と語った。彼はドラフトキングスがステーキング報酬の全額を手数料として受け取っていたことに気づかなかったため、800ドル(約12万円、1ドル150円換算)ほどを手にすることができなかったと考えている。 ドラフトキングスのバリデーターは、ポリゴンのネットワークで最大規模に成長した。その最大のデリゲーターはポリゴンだった。ポリゴンは、ドラフトキングスがより多くのステーキング報酬を獲得できるよう、6000万MATICをデリゲートしていた。 ポリゴンは、ドラフトキングスに利益を奪われることを気にしていなかったようだ。むしろ、それこそが目的だったようだ。 異例のデリゲートと100%の手数料 ポリゴン財団が、あるいはどんなブロックチェーンの運営者でも、独自ネイティブトークンを他のバリデーターにデリゲートすることは珍しいことではないとステーキング業界に詳しい人々は言う。 トークンをバリデーターにデリゲートすることで、財団はバランスシートに直接打撃を与えることなく、ブランドパートナーに報酬を支払い、ネットワーク貢献者に報いることができる。パートナーは、デリゲートされたトークンを使用することによって発生するステーキング報酬から利益を得る。 「財団は当然、ブロックチェーンのネイティブトークンを大量に保有している」と、ポリゴンでバリデーターを実行している暗号資産ステーキング会社Stakinの共同設立者エドゥアルド・ラヴィダール(Edouard Lavidalle)氏は言う。 「彼らは、パフォーマンスと分散化を気にしながら、保有するトークンをステーキングし、ステーキングを分散させる必要がある」 しかし、ポリゴンがドラフトキングスにデリゲートしたステーキングの規模と、ドラフトキングスが報酬の100%を受け取るという取り決めは非常に異例だ。 11月14日(ドラフトキングスのバリデーターがネットワークから削除された1カ月後)には、ポリゴン財団が管理する1つのウォレットが、ネットワークにステーキングされた全MATICの13%近くを握っていた。 このウォレットは4億5400万MATICを26のバリデーターに分散させていた。これらのトークンの50%強は、手数料を徴収しないバリデーターにデリゲートされたもので、つまりポリゴンがすべての報酬を手にしたことになる。 残りのほとんどは、バリデーターが最大10%の手数料を取っていた。ポリゴンのMATICをデリゲートされていたバリデーターの中で100%の手数料を請求していたバリデーターはたったひとつ(Stake Capital)で、デリゲートされていたステーキングの規模はドラフトキングスの数分の1だった。 (C. Spencer Beggs/CoinDesk) このグラフは、ドラフトキングスのバリデーターがポリゴンからデリゲートされたMATICによってどのように利益を得ていたかを示している。ドラフトキングスは異例のデリゲート規模で100%の手数料を受け取っていた。 昨年のほとんどの期間、ドラフトキングスのバリデーターは6550万MATICをステーキングしており、その91%はポリゴンからデリゲートされていた。残りのほとんどはドラフトキングス自身のMATICで、300万MATICはステーキングの報酬で獲得し、250万MATICは2022年3月の取引開始時にステーキングしていた。 ブロックチェーンのデータによると、ドラフトキングスは2021年10月初旬にポリゴン財団から、当時は320万ドル相当のMATICを受け取っていた。数週間以内に、2社はドラフトキングスがポリゴンベースのNFTマーケットプレイスをホストすると発表した。また、ドラフトキングスはバリデーターの実行にも門戸を開いた。 その5カ月後に実際にバリデーターの実行を始めたとき、ドラフトキングスは投資家に対し、ポリゴンのネットワークで報酬を得るために「保有するデジタル資産をステーキングする」と発表した。ドラフトキングスはポリゴンからトークンを受け取ったとは言っておらず、ポリゴンもトークンを送ったとは言っていなかった。 特別な関係 ポリゴンのドラフトキングスへの未公表のステーキング割り当て、そしてドラフトキングスがポリゴンにほぼ完全に依存していたことは、バリデーターが他のすべてのバリデーターと平等であるというポリゴンの説明を覆すものだ。 「ドラフトキングスは既存のバリデーターの中で対等なコミュニティメンバーとしてその地位を占め、コミュニティが運営する分散型コンセンサスネットワークを実現するという我々の願いを確固たるものにする」と、ポリゴンの共同設立者サンディープ・ネイルワル(Sandeep Nailwal)氏は2022年3月7日のプレスリリースで述べている。 この声明では、何百万ものトークンをドラフトキングスにデリゲートするというポリゴンの戦略については一切触れられていない。その時点で、すでに1000万MATICをドラフトキングスのために確保していたが、関係が終わるころには、その合計は6000万MATICにまで増えていた。 2022年11月から2023年10月中旬にバリデーターが追放されるまで、ドラフトキングスは合計320万MATICを引き出した。これは現在の価格で200万ドル強相当になる。この期間、ドラフトキングスは他のどのバリデーターよりも多くの報酬を獲得していた。これらの報酬は、ポリゴンの大規模なデリゲートがあったからこそ可能だった。ポリゴンからの6000万MATICがなければ、ドラフトキングスはその4%しか稼げなかったかもしれないと、validator.infoのデータは示している。 ドラフトキングスの収益は、ポリゴンのエコシステムにおける他のすべてのステーカーの犠牲の上に成り立っていた。ポリゴンネットワークは、年間限られた数のMATIC報酬しかステーカーに発行しない。ポリゴンからドラフトキングスにデリゲートされたトークンの少なくとも80%は、財団から直接提供されたもの、つまりそれまでにステーキングされていなかった。これらの新しくデリゲートされたトークンは、他のバリデーターが獲得できる報酬の量を薄めることになったた。 無用の長物への転落 ドラフトキングスがなぜポリゴンのバリデーターを放置したのかはわからない。しかし、オンチェーンでの手がかりは、ちょうど1年ほど前から両社のインフラ関係が変化し始めたことを示している。 2022年11月7日、暗号資産業界全体が混乱を迎えようとしていた。暗号資産取引所FTXで大規模な資金の穴が開いたという噂が渦巻いていた。FTXは数日のうちに破産を宣言し、創業者のサム・バンクマン-フリードCEOは逮捕され、後に詐欺罪で有罪判決を受けることになった。 この時点で、ドラフトキングスにはMATICの報酬が転がり込み続けていた。8カ月の間に、ドラフトキングスのトークン保有量は120%増加し、557万8691MATIC(当時630万ドル相当)にまで膨らんだ。ポリゴンの他のバリデーターで、同期間にこれだけの報酬を獲得したものはいなかった。そしてまた、他のどのバリデーターも、ポリゴンからデリゲートされた多くのトークンに対して100%の手数料を請求していなかった。 データサイトvalidator.infoによると、ドラフトキングスはリターンを増やすために、ほぼ毎日新しいMATICの報酬を計画的にステーキングしていた。そして、2022年11月7日に最後のステーキングを行った。それ以降、ドラフトキングスは報酬の引き出ししかしていない。 ドラフトキングスのバリデーターは、今年の9月まで1年近く稼動し続けたが、チェーンをチェックするという本来の仕事のパフォーマンスが低下し始めた。最初の警告、そして2度目の警告を受け、10月初旬には「最終通告」を受けた。自浄作用のあるポリゴンネットワークは、要件を満たしていないとして、まもなくドラフトキングスを追い出すことになる。 ポリゴンとドラフトキングスの別個のNFT契約はまだ有効だ。 ドラフトキングスへの「最終通告」 ポリゴンは10月19日、ドラフトキングスをバリデータープログラムから追い出し、その枠を暗号資産取引所Upbitに割り当てた。そして11月9日には、ドラフトキングスの廃止されたバリデーターから、6000万のMATICを手数料ゼロの別のバリデーターへと移した。 「私たちは、すべてのポリゴンバリデーターが従わなければならない標準的な手順に従って、私たちのバリデーターノードをポリゴンネットワーク上に復活させるために、第三者プロバイダーと協力している。これは、私たちの顧客に影響を与えることはない」と、この契約に詳しいドラフトキングスの従業員は語った。 免責事項 : 本サイトは当ページのいかなるコンテンツや製品も推奨していない。本サイトは世界中他言語グローバルブロックチェーンサイトから引用したすべての重要情報を提供することを目的にしています。読者は上述の内容に関係したあらゆる行動をとる前に独自の調査を行い、自身の決断については全責任を負わねばならない。また、当記事は投資や金融商品購入のアドバイスではない。内容を参考としてご自由にご利用ください。

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DeFiとNFT市場には暫定的な復活の兆候がある:JPモルガン

アメリカのビットコイン現物ETF(上場投資信託)承認への期待で暗号資産(仮想通貨)市場のセンチメントが改善し、分散型金融(DeFi)とNFTの活動がここ数カ月で復活している。JPモルガン(JPMorgan)が11月30日のリサーチレポートで発表した。 この増加は、ほぼ2年間にわたる低迷を経たものであり、レポートでは「そのため、DeFi/NFT活動の中期的な軌道に関して、最悪の事態は脱したのではないかという楽観的な見方が生まれている」と指摘された。 ニコラオス・パニギルツォグロウ(Nikolaos Panigirtzoglou)氏率いるアナリストのチームは、「最近のDeFi/NFT活動の復活が前向きな兆候であることに疑いはないが、それに興奮するのは時期尚早であると考えている」と述べた。 JPモルガンは、取引活動の増加(一部は分散型取引所で行われている)を考慮すると、DeFiのある程度の回復が期待できると述べている。Lidoによるリキッドステーキングも要因の一つだ。 さらに、イーサリアム(ETH)のパフォーマンスは他の暗号資産を下回っており、他のデジタル資産がここ数カ月でより多くの上昇を達成しているため、預かり資産(Total Value Locked:TVL)をイーサリアム換算で測定すると機械的にある程度の改善が示されるだろうと指摘している。 それでも、過去1年間にアプトス(Aptos)、スイ(SUI)、パルスチェーン(Pulsechain)、テネット(Tenet)、セイ(SEI)、セレスティア(Celestia)などの新しいチェーンやDeFiプロトコルが台頭したことは心強いことだとJPモルガンは述べた。NFTはビットコインのオーディナルス(Ordinals)の出現からも恩恵を受けている。 イーサリアムブロックチェーンは、最近のDeFiやNFT活動の復活から恩恵を受けていないようで、「ネットワークのスケーラビリティ、低いトランザクション速度、より高い手数料」、そして他のレイヤー1ブロックチェーンとの競争激化に関連する問題に直面しているとレポートは指摘している。 免責事項 : 本サイトは当ページのいかなるコンテンツや製品も推奨していない。本サイトは世界中他言語グローバルブロックチェーンサイトから引用したすべての重要情報を提供することを目的にしています。読者は上述の内容に関係したあらゆる行動をとる前に独自の調査を行い、自身の決断については全責任を負わねばならない。また、当記事は投資や金融商品購入のアドバイスではない。内容を参考としてご自由にご利用ください。

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CBDCでプライバシーを確保することは可能:BISのプロジェクトが報告書を発表

中央銀行による共同プロジェクトが、各国のデジタル通貨で支払いを行う際にプライバシーを維持することが可能であることを示した。 スイスにある国際決済銀行(BIS)のイノベーション・ハブによるプロジェクト「トゥールビヨン(Tourbillon)」は、中央銀行デジタル通貨(CBDC)による支払者の匿名性を調査するものだ。11月29日に発表されたプロジェクトの最終報告書によると、プロジェクトでは利用者が加盟店を含む誰にも個人情報を開示する必要がない支払い方法について検討した。しかし、脱税や不正な支払いを減らすために、決済時に加盟店の身元が銀行に開示されることになる。 世界中の国・地域がデジタル版法定通貨の発行を検討する中、プライバシーは各国国民の最大の関心事として浮上している。 「プライバシーは重要なユーザー要件ですが、解決するのが最も困難だ。 難しいのは、プライバシー保護を単に約束するのではなく、技術的に保護すること、そして同時にそのような高レベルの保護が悪用されないようにすることだ」とスイス国立銀行のトーマス・モーザー(Thomas Moser)代理政策委員は声明で述べた。 トゥールビヨンはCBDC設計のためにプライバシー、セキュリティ、スケーラビリティを探求する第一歩だと報告書は述べている。このプロジェクトでは、取引件数の増加に対応できるスケーラブルなプロトタイプを2つ構築した。 また、持続可能なビジネスモデル、オフライン決済、その他の機能を探求するために、さらなる作業が必要だと報告書は述べている。 免責事項 : 本サイトは当ページのいかなるコンテンツや製品も推奨していない。本サイトは世界中他言語グローバルブロックチェーンサイトから引用したすべての重要情報を提供することを目的にしています。読者は上述の内容に関係したあらゆる行動をとる前に独自の調査を行い、自身の決断については全責任を負わねばならない。また、当記事は投資や金融商品購入のアドバイスではない。内容を参考としてご自由にご利用ください。

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欧州議員、メタバース戦略で他国への技術依存を減らすよう呼びかけ

欧州連合(EU)の議員たちは、他国への技術的依存を減らし、EUのビジネスを支援するためにEU27カ国がメタバース形成の主導権を握ることを望んでいる。 この呼びかけは、欧州議会の域内市場・消費者保護委員会による、仮想世界の機会、リスク、政策的意味合いに関する報告書の一部だ。メタバース(Metaverse)とは未来のインターネットを形成する仮想世界の集合体であり、共有され、双方向的で、没入できるデジタル環境を指す。委員会は11月28日、賛成31票、反対2票で報告書を採択した。 同委員会の活動は、7月に発表された欧州委員会のメタバースに関する計画に続くものだ。EUの執行機関は、仮想世界をカバーする法律は提案しなかったが、メタバースの監督には新しい基準とグローバルなガバナンスが必要だと述べている。欧州委員会のWeb4とメタバースに関する戦略は、バーチャルワールドを「3Dと拡張現実(XR)技術に基づく永続的な没入型環境」と定義している。 委員会の報告書は、これまでのところ、メタバース・プロジェクトは「必要な資源と資金力を持つEU域外に拠点を置く数社」によって開発されてきたと指摘し、今後はEUが主導的な役割を果たすよう求めている。 「ヨーロッパは次のデジタル革命に遅れをとるわけにはいかないし、過去の過ちを繰り返すこともできない」と議会を通じてこの取り組みを先導したパブロ・アリアス・エチェベリア(Pablo Arias Echeverría)氏は述べている。「仮想世界の発展とともにWeb4.0に踏み出すにあたり、EUの強力なデジタルルール、指導原則、価値観に根ざした基盤を築かなければならない。欧州は、市民をデジタルの未来の中心に据えて、この移行をリードしていかなければならない!」。 議員らは「欧州のビジネスを強化するために公平な競争条件を育成し」、他国を巻き込む適切な政策枠組みを構築するよう求めている。 また、報告書は「メンタルヘルス、データ保護、消費者保護、サイバー暴力に関連するリスクに対処する必要がある」としている。

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メタコ買収でリップルと銀行の距離が近づき、XRPアーミーの期待が膨らむ

今年初めにブロックチェーン企業のリップル(Ripple)が買収したスイスに拠点を置く暗号資産(仮想通貨)カストディ技術プロバイダーのメタコ(Metaco)社が、世界最大の銀行の一つであるHSBCと提携するというニュースは、「XRPアーミー」と呼ばれる多くのリップル支持者にとって明るいニュースになった。 リップルが使用するXRP Ledgerネットワークの周辺で流動性を移動させるために設計された暗号資産(仮想通貨)XRPにちなんで名付けられたこの熱心な支持者たちは、HSBCがメタコをカストディの技術パートナーとして選択したことで、この金融機関がXRP LedgerとXRPを採用することは間違いないと解釈している。 暗号資産空間は野蛮な部族主義であり、トークンの保有者は自分の選んだブロックチェーンが台頭し、大金をもたらすと信じたいものだ。例えば、リップルの買収がHSBCの決断にプラスに働いたという仮説は、メタコのCEOであるアドリアン・トレカニ(Adrien Treccani)氏によればメタコが18カ月以上にわたってHSBCにアプローチし続けていたという事実を無視している。 しかし、リップルのプロトコルとメタコの銀行顧客との間には確かに間接的な関係があるとトレカニ氏は言う。 「リップルとメタコのソリューションの採用が、プロトコルとしてのXRP Ledgerの採用をさらに促進するという間接的なつながりがある」とトレカニ氏はインタビューで語った。「リップルの成功はXRP Ledgerの成功でもある」。 リップルは国境を越えた決済のような分野での摩擦を減らす方法に重点を置き、銀行への働きかけに力を入れてきた。そのため、XRP Ledgerはプライベート・トークン化ブロックチェーンとしては最も長く続いている例の1つになったとトレッカーニ氏は言う。 「XRP Ledgerはパブリックとプライベートの両方で使用できるように設計されており、イーサリアム仮想マシン(EVM)チェーンのような市場の競合よりもスケーラビリティが優れている」と彼は述べた。「XRP Ledgerはスマートコントラクトを介さず、トークン化された資産をネイティブにサポートし、他のブロックチェーンベースの取引所やAMMとのオンチェーン取引も可能だ」。AMMとは、自動化されたマーケットメーカーのことを指す。 メタコとリップルを組み合わせることで、インフラレイヤーとサービスレイヤーからなる完全な垂直スタックを提供できるとトレカニ氏は述べた。 「我々は銀行に、インフラだけでなく、トークン化ライフサイクル、支払いプリミティブ、流動性管理をすべて単一のベンダーから提供でき、インフラと付加価値サービスを適切に分離することができる」と同氏は述べた。 しかし、メタコの買収後、一部の銀行顧客が神経質になり、事業を他に移そうと考えているという噂や報道が出始めた。その理由はおそらく、リップルとアメリカ証券取引委員会(SEC)との係争だろう。 トレカニ氏は、一部の憶測は 「率直に言って少しおかしい」 と述べ、買収後の議論や顧客による再評価は当然のことであり、銀行との契約の多くは支配権の変更条項の対象になっていると付け加えた。 「確かにそのような話し合いはあったし、ここ数カ月は銀行と状況を明確にすることに費やしてきた」とトレカニは語った。「我々は成功したと思う。今後、ヨーロッパ、アメリカ、アジア・太平洋、アフリカで、より多くの一流銀行との提携を発表する予定だ」。 多くの大手銀行がそうであるように、HSBCもトークン化(ブロックチェーン上で現実世界の資産の所有権と移転を処理するプロセス)のトレンドに加わりつつある。 しかしトレカニ氏は、暗号資産とそのリバタリアン的な考え方が彼を突き動かしていることを隠していない。彼は、多くの銀行がいずれ暗号資産関連のサービスを提供したいと考えるだろうし、今トークン化のために環境を構築しておけば、その時が来たとき、暗号資産参入に必要なものをすべて手に入れることができると考えているという。 「トークン化のためだけだったら、私はこのゲームには参加していないだろう」と彼は述べている。 免責事項 : 本サイトは当ページのいかなるコンテンツや製品も推奨していない。本サイトは世界中他言語グローバルブロックチェーンサイトから引用したすべての重要情報を提供することを目的にしています。読者は上述の内容に関係したあらゆる行動をとる前に独自の調査を行い、自身の決断については全責任を負わねばならない。また、当記事は投資や金融商品購入のアドバイスではない。内容を参考としてご自由にご利用ください。

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SBIと米サークル、業務提携に向けた基本合意書締結──USDCの日本での流通などを視野

SBIホールディングスと、ステーブルコイン「USDコイン(USDC)」を発行する米サークル(Circle Internet Financial)は、日本国内におけるUSDCの流通、サークル社の銀行口座開設、Web3関連サービスの普及を目指して包括的業務提携に向けた基本合意書を締結したと11月27日に発表した。 まずは、日本におけるステーブルコインの利用拡大に向けて、USDCの日本国内における流通を目指すという。USDCの取り扱いは、電子決済手段等取引業の登録を目指す方針のSBI VCトレードが行うとしている。 また、SBI新生銀行が口座開設を通じて、米サークル社に日本国内での銀行サービスを提供する予定。日本国内の事業者をはじめとしたユーザーのUSDCへのアクセスと流動性の向上を実現するという。 さらにSBIグループはデジタルアセット関連の戦略の一環として、米サークルのプログラマブルウォレット、ブロックチェーンインフラ、スマートコントラクト管理ツールなど、さまざまなWeb3関連システムの提供に向けた協業でも合意していると述べた。 リリースで、米サークルのジェレミー・アレール(Jeremy Allaire)CEOは「SBIホールディングスとのパートナーシップは、デジタル通貨の未来に対するビジョンを共有するものであり、Circleの日本およびアジア太平洋地域における拡大計画における重要なマイルストーン」と述べた。 一方、SBIホールディングス代表取締役会長兼社長の北尾吉孝氏は 「SBIグループはステーブルコインを活用した新しい金融の実現に向けて全力で取り組んでいきたいと考えています」と語った。 免責事項 : 本サイトは当ページのいかなるコンテンツや製品も推奨していない。本サイトは世界中他言語グローバルブロックチェーンサイトから引用したすべての重要情報を提供することを目的にしています。読者は上述の内容に関係したあらゆる行動をとる前に独自の調査を行い、自身の決断については全責任を負わねばならない。また、当記事は投資や金融商品購入のアドバイスではない。内容を参考としてご自由にご利用ください。

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ホールセール決済のトークン化を目指すFnality、シリーズBで約143億円調達

金融機関のホールセール決済をトークン化する英フィンテックのFnality Internationalは、米投資銀行のゴールドマン・サックス(Goldman Sachs)と仏銀大手BNPパリバ(BNP)が主導した資金調達ラウンド(シリーズB)で9500万ドル(約143億円、1ドル150円換算)を調達した。 ラウンドには、米金融市場で証券の中央管理を担うDTCC、欧州の主要証券決済機関であるユーロクリア(Euroclear)、野村ホールディングス、ウィズダムツリー(WisdomTree)が参加。他にも、2019年に6300万ドルの資金調達を支援した多くの銀行──サンタンデール銀行(Banco Santander)、バンク・オブ・ニューヨーク・メロン(BNYメロン)、バークレイズ(Barclays)、カナディアン・インペリアル・バンク・オブ・コマース(CIBC)、コメルツ銀行(Commerzbank)、INGグループ、ロイズ・バンキング・グループ、ナスダック・ベンチャーズ、資産管理大手 State Street(ステート・ストリート)、三井住友銀行、UBS銀行──も加わった。 最近、パーミッションドブロックチェーン、あるいはイーサリアムのようなパブリックブロックチェーンを使った伝統的金融資産のトークン化が注目を集めている。 かつて「ユーティリティ・セトルメント・コイン(Utility Settlement Coin:USC)として知られていたFnalityは、共有台帳を使用したホールセール・バンキングでのDVP(Delivery Versus Payment)決済の実現に向けて、現金をブロックチェーン上に持ち込むという点においては古株的な存在となっている。 Fnalityのロマイオス・ラム(Rhomaios Ram)CEOは、今回の資金調達ラウンドについて「ホールセール市場におけるTradFi(伝統的金融)とDeFi(分散型金融)のギャップを埋める、中央銀行の資金に裏付けられたブロックチェーンベースの決済ソリューションに対する金融セクターからの強い要望が表れている」と述べた。 ゴールドマン・サックスのデジタル資産部門責任者マシュー・マクダーモット(Mathew McDermott)氏は、Fnalityを成長するトークン化トレンドにおける「キーイネーブラー」と呼び、「Fnalityのブロックチェーン技術は、金融機関が中央銀行の資金を即時決済、クロスボーダー決済、クロス通貨決済、担保移動、および証券取引といった幅広い潜在的なユースケースで活用するための弾力的な手段を提供する」と述べた。 免責事項 : 本サイトは当ページのいかなるコンテンツや製品も推奨していない。本サイトは世界中他言語グローバルブロックチェーンサイトから引用したすべての重要情報を提供することを目的にしています。読者は上述の内容に関係したあらゆる行動をとる前に独自の調査を行い、自身の決断については全責任を負わねばならない。また、当記事は投資や金融商品購入のアドバイスではない。内容を参考としてご自由にご利用ください。

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カザフ中銀、CBDCの試験運用で初のリテール決済

カザフスタン国立銀行は15日、中央銀行デジタル通貨(CBDC)の試験運用を開始し、デジタルテンゲ(カザフスタンの通貨)を使った初のリテール決済が行われた。 実際の銀行と顧客が参加 公式発表によると、中央銀行は初のデジタルテンゲ発行を「パイロットモード」でローンチされたプラットフォーム上で行ったが、ティア2の銀行とその顧客という形で実際のユーザーが参加した。 CBDCのプラットフォームは暗号資産(仮想通貨)の基盤となるテクノロジーを活用しており、自動化されたブロックチェーンベースの決済用スマートコントラクトがテストされた。参加した銀行は、送金を容易にするためにデジタルバウチャーとカードを発行した。 15日には、カザフスタンにおけるデジタルテンゲの発行について調査するプロジェクトの結果も発表された。中央銀行当局者がCBDCによる最初の支払いのデモンストレーションを行ったと報じられている。 2025年末までに完全実施目指す 世界の金融機関は各国に対し、国家的なデジタル通貨の発行に関する法律の制定と研究の実施を繰り返し求めてきた。国際通貨基金(IMF)のクリスタリナ・ゲオルギエバ(Kristalina Georgieva)専務理事は15日、CBDCは現金に代わる可能性があるもので、経済に金融のレジリエンス(回復力)をもたらすことができると述べた。しかし、主要国はこれまでのところ発行に関する決定を下すことを避けている。 カザフスタンは少なくとも2021年からCBDCの準備を進めてきた。 発表では、「サービスや利用シナリオ、プラットフォーム参加者の環境を拡大することで、2025年末までにデジタルテンゲの完全実施を完了する予定だ」とされている。 免責事項 : 本サイトは当ページのいかなるコンテンツや製品も推奨していない。本サイトは世界中他言語グローバルブロックチェーンサイトから引用したすべての重要情報を提供することを目的にしています。読者は上述の内容に関係したあらゆる行動をとる前に独自の調査を行い、自身の決断については全責任を負わねばならない。また、当記事は投資や金融商品購入のアドバイスではない。内容を参考としてご自由にご利用ください。

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シンガポール金融管理局、大手金融機関とともにトークン化のパイロット事業を開始

シンガポールの中央銀行は、JPモルガン(JPMorgan)、DBS銀行、バンク・オブ・ニューヨーク・メロン(BNYメロン)などの大手金融サービス企業とともに、トークン化のユースケースのテストを開始する。 シンガポール金融管理局(MAS)が11月15日に発表したところによると、このテストでは、二国間の暗号資産取引、外貨決済、多通貨決済、ファンド管理、自動ポートフォリオ・リバランシングなどが検証される予定だ。 JPモルガンとアポロ・グローバル・マネジメント(Apollo Global Management)は、このプロジェクトの一環として、資産運用会社がどのようにブロックチェーン上で資金をトークン化できるかを実証する「概念実証」を実施したとMASの声明と同時に発表した。この取り組みは、日本の金融庁(FSA)、イギリスの金融行為規制機構(FCA)、スイスの金融市場監督機構(FINMA)を含む、資産のトークン化を推進する政策立案者グループである「プロジェクト・ガーディアン」の一部だ。 MASはまた、グローバル・レイヤー・ワン(GL1)と呼ばれる、トークン化された資産とアプリケーションをホストするデジタル・インフラの設計を模索している。これは、国境を越えた取引を可能にし、トークン化された資産をグローバルな流動性プールで取引できるようにするものだ。 トークン化とは、現実資産(RWA)をブロックチェーン・ベースのトークンとしてミントする際に使われる用語で、プロセスを迅速化し、より効率的で低コストにする可能性があるため、世界で最も著名な金融機関が注目している暗号資産技術のユースケースの1つだ。 免責事項 : 本サイトは当ページのいかなるコンテンツや製品も推奨していない。本サイトは世界中他言語グローバルブロックチェーンサイトから引用したすべての重要情報を提供することを目的にしています。読者は上述の内容に関係したあらゆる行動をとる前に独自の調査を行い、自身の決断については全責任を負わねばならない。また、当記事は投資や金融商品購入のアドバイスではない。内容を参考としてご自由にご利用ください。

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