AI懸念でハイテク株と貴金属が急落、ビットコインは先週安値付近まで下落

暗号資産とソフトウェア株の連動性の強さが改めて浮き彫りとなった水曜日の相場展開。ビットコイン(BTC)は先週の安値付近まで値を下げ、7万ドル台での直近の上昇分をほぼ吐き出した。現在は約6万5,000ドル近辺で推移している。

ビットコインは過去24時間で約2%の下落を記録。イーサ(ETH)およびソラナ(SOL)もほぼ同様の割合で追随している。

今回の価格下落はナスダック全体の動きと軌を一にしており、同指数は水曜日に2%下落した。特にソフトウェアセクターの弱さが顕著で、iシェアーズ・エクスパンデッド・テック-ソフトウェア・セクターETF(IGV)は3%の急落となった。IGVは年初来で21%の下落を記録しており、AIエージェントのコーディング能力が指数関数的に向上している状況を背景に、投資家は同セクターの割高なバリュエーション(高いマルチプル)に疑念を抱いている。

マクロ・ストラテジストのジム・ビアンコ氏は「ソフトウェア株が本日も苦戦している」と述べ、「IGVは実質的に先週のパニック安値水準に戻った」と指摘した。

さらにビアンコ氏は、「ソフトウェアの別の形態、すなわち『プログラマブルマネー(programmable money)』である暗号資産が存在することを忘れてはならない。両者は同質のものだ」とコメントしている。

貴金属も影響受ける
金(ゴールド)と銀(シルバー)も無傷ではなかった。日中は小幅な値上がりで推移していたものの、午後半ばに急落に転じた。取引終盤時点で銀は1オンス75.08ドルと10.3%の下落、金は1オンス4,938ドルと3.1%安となった。