BlackRockは月曜日、投資家がbitcoinの価格上昇の恩恵を享受しつつ損失を抑えられることを目的とした、bitcoin連動の保護付きETFの提供を申請した。
価格が約半分に急落した過去1年のbitcoinに対し、Calamos InvestmentsのBitcoin Structured Alt Protection ETF – October(CBOO)は2025年10月までの保護期間中にわずか1%の下落にとどまっていると、同社の広報担当者が述べた。対照的に、bitcoinは最高値の約12万6000ドルから最大52%の値下がりを経験している。
世界最大の資産運用会社であるBlackRock(BLK)は、こうしたCalamosの仕組みに続き、投資家がbitcoinの価格変動リスクから守られながら価格上昇のメリットを享受できる商品を提供したい考えだ。
BlackRockは新たに、iShares Bitcoin Managed Protect ETFの導入に向けた登録を行った。このETFはbitcoin価格の下落時の損失抑制を目指しつつ、上昇局面のエクスポージャーも提供する。
届出書の中でBlackRockは、「本ファンドはiShares Bitcoin Trust ETFや類似のbitcoinエクスポージャーに対し、概ね上限までの上昇局面エクスポージャーを提供するとともに、一定の下方保護を実現することを目的とする」と説明している。
今回の提案ファンドは、BlackRockの主要ETFであるiShares Bitcoin Trust(IBIT)をベースにしており、同ファンドは650億ドル超の運用資産を持ち、2024年開始の米国現物bitcoin ETFの中で最大規模となっている。
ニューヨークに本社を置くBlackRockにとって、この種の保護付きETFは新たな挑戦ではない。Calamosは2025年初旬に3つの保護付きbitcoin ETFを上場し、投資家が完全下方保護か、10%または20%までの損失抑制のいずれかを選べる仕組みを提供している。
BlackRockの申請書には、今回のファンドが具体的にどの程度の下方保護を提供し、投資家がbitcoin上昇のどの範囲を享受できるかといった詳細は明記されていない。
Calamosは資産の約90%を米国債に配分し、残りでbitcoin連動オプションを購入している。この構造により、設定された利益上限までbitcoinが上昇すれば利益獲得が可能であり、一定期間の損失は抑えられる。
この戦略は投資家から支持を受けている。CalamosのETF責任者Matt Kaufman氏は5月に、現物bitcoin ETFから資金流出がある中でも保護付きbitcoinファンドが数週間で1000万ドルから1500万ドルの資金を集めたと述べた。
さらにBlackRockは、bitcoin価格連動ファンドの枠を超えた取り組みも進めている。同社は6月にBitcoin Premium Income Fund(BITA)を立ち上げ、bitcoinとIBIT株式を保有する一方、ポートフォリオの約25~35%に対してコールオプションを売却し、毎月の収益を得ている。
BlackRockの米国株式ETF責任者Jay Jacobs氏は当時、幅広い投資家がbitcoinに対し大きくロングポジションを維持しつつ、一定の収益を生みたいと考えているとCoinDeskに語っている。
