ビットコインラリー、過去2年の重要価格帯に接近しトレーダーに警戒感広がる

ビットコインは過去2年間で相場の転換点となってきた重要な価格帯に近づいており、トレーダーの間で警戒感が強まっている。

ビットコイン(BTC)は再び急激な上昇を見せており、「突破か失速か(make or break)」の重大局面に差し掛かっている。

CoinDeskのデータによると、BTCの現物価格は今週に入ってから約10%上昇し、7万2,000ドルを超え、水曜日には一時7万3,900ドル超に達した。ETFへの資金流入による底堅い反発は、強気相場の再開に対する期待感を高めたが、この上昇は現在、極めて厚い壁に直面している。

今回接近しているのは、過去2年にわたり相場の方向性を左右してきた「重要な転換ゾーン」である。このゾーンは上昇トレンドおよび下落トレンド双方の節目となっており、今年初めには強いサポート、つまり買いが集まりやすい需要帯として指摘されていたものの、最終的には割り込まれた。

このゾーンはおおむね7万3,750ドルから7万4,400ドルの間となっている。その重要性を改めて振り返ると、2024年第1四半期には米国でのETF上場をきっかけに上昇トレンドが発生したが、7万3,750ドル付近で買い疲れから失速し、その後価格は下落、数カ月後には約5万ドルまで低迷した。

一方、昨年4月上旬には同じゾーンが別の決定的な局面を迎えた。2月に10万ドル超から始まった下落トレンドが7万4,400ドル近辺で売り圧力が枯渇し反転の契機となり、その後数日で価格は回復。最終的に10月には12万6,000ドル超の高値更新につながった。

このように、この価格帯は「強固なサポート帯」として広く認識されている。今年初めのビットコインの下落局面においても、買いがこのエリアに入り下落を早期に食い止める可能性が指摘されていた。しかしながら強気派の期待とは裏腹に、先月初旬にこの価格帯を下抜けし、約6万ドル近辺まで価格は一段安となった。

現在、このゾーンが再び最大の攻防ラインとなっている。ビットコインがこの重要価格帯を明確に上抜けた場合は、十分な基礎的モメンタム(買い圧力)が存在することを示す強気材料となり、上昇ラリーの継続が見込まれる。一方で、ここを突破できなければ、10月から始まった大局の下落トレンドが依然優勢であることを示唆し、今後の展望は厳しいものとなり得る。

したがって、トレーダーは今後数日の価格動向を慎重に見守る必要がある。