予測市場プラットフォームPolymarketは、水曜日にデジタル資産およびフィンテック取引向けのリアルタイム実行・決済システムを構築してきた金融インフラ企業Brahmaを買収したと発表した。
Polymarketはプレスリリースで「Brahmaはブロックチェーンシステムから取引執行、決済に至るプログラム可能なシステムの構築と開発で急速に業界リーダーとなった」と述べている。
同社のCEO兼創業者であるシェイン・コプラン氏は「ブロックチェーンネットワークと伝統的な金融レールの両方にまたがる信頼性の高いインフラを築くのは困難であり、近道はない」と説明した。
さらに「Brahmaのチームは洗練されたユーザー向けの複雑なプロダクトを設計、運用、スケールする能力を示してきた。Polymarketの成長にあたり、すでに難題を解決し高いレベルで実行できるこのチームを意図的に迎え入れている」と語った。
Polymarketの広報担当者はCoinDeskに対し、契約条件は非公開であると述べている。
Brahmaも声明を発表し、自社のDeFiインフラがPolymarketに買収されたことで、同チームと技術が予測市場企業に統合され、Polymarketのインフラスイート拡大を支援すると表明した。
BrahmaチームはXへの投稿で「今回の買収により我々のチームと技術はPolymarketおよびそのエコシステムの拡大を支える形で存続する。暗号資産の中核で構築するという使命は今後も続く」と述べている。
この買収でBrahmaのチームと技術はPolymarketのインフラとプロダクト群の拡張に注力することになる。今回の動きはインフラ強化を目指す狙いもある。
今月初めには、Polymarketが新たな資金調達ラウンドを協議中で、2025年の評価額を約200億ドルに倍増させる可能性があるとの報道もあった。ただし協議は初期段階にあり、最終的な投資成立には至らない可能性も残されている。
予測市場ではユーザーはスポーツ、政治、選挙など現実世界の出来事に連動する契約を取引できる。トレーダーは予想される結果に基づいて契約の売買を行う。この市場は急成長中で、CoinbaseやRobinhoodといった企業も参入している。
Brahmaはこれまでに10億ドル超の取引量を処理し、総預かり資産(TVL)が1億ドルを超えたと説明した。また同社のプロダクトであるBrahma Accounts、Agents、Swype.funは30日以内に段階的に終了する予定。ユーザーにはウェブサイトやコミュニティチャネルを通じて資金とポジションの移行が案内されている。
