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暗号資産やブロックチェーン業界における各種プロジェクトの動向をまとめるカテゴリです。新規ローンチ、提携、資金調達、サービス拡張、エコシステム展開、オンチェーン施策など、Web3プロジェクトに関する重要ニュースを掲載します。

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「ビットコインは買わない」──老舗トイレメーカーが挑む、調達30億円DeFi全振り「トレジャリー戦略」の全貌

創業300年を超える歴史を持つ衛生陶器メーカーを中核とする、ASAHI EITOホールディングス。同社は11月、暗号資産トレジャリー事業(DAT:Digital Asset Treasury)への参入を発表した。 その事業内容は、メタプラネット社に代表されるような「ビットコイン(BTC)の保有」ではない。 イーサリアム(ETH)とソラナ(SOL)、そして「Uniswap」や「Jupiter」といったDEX(分散型取引所)を活用した流動性提供(LP)を行うというものだ。 同社が11月21日に開示した資料によれば、第三者割当による新株予約権等の発行で調達する予定額は約30億円。そのうち約27億円を暗号資産の購入および運用費用に充当する計画だ。 2025年8月末時点での同社の連結総資産が約26億円であることを踏まえると、財務構成を大きく変える投資判断となる。 老舗製造業グループが、DeFi(分散型金融)の領域へこれほどの規模で資金を投じる背景には何があるのか。同社管理本部経営企画部マネジャーの森本氏へのインタビューと開示資料から、その意図と運用体制をレポートする。   製造業の限界とインカムゲインへの渇望 「本業はトントン近くまで持ち直したが、これからの収益性や中長期的な企業価値の向上を考えると、どうしても限界がある」 取材の冒頭、森本氏はグループの現状を率直に語った。 ASAHI EITOホールディングスは、創業300年の歴史を持つアサヒ衛陶を傘下に持ち、トイレや洗面台などの衛生陶器製造を主力としている。 しかし、グループ全体としては長年、営業損失の計上が続いており、決算短信には「継続企業の前提に関する注記(GC注記)」が記載されている状態だ。 [2025年11月期 第2四半期決算短信より]   「GC(ゴーイング・コンサーン)注記」とは、業績悪化などにより企業が将来にわたって事業を継続できるかどうかに重要な不確実性が認められる場合に付されるものであり、経営の立て直しが急務であることを示している。 国内のトイレ・衛生陶器市場においては、TOTOやLIXILといった巨大企業がシェアの多くを占めている。その中で、製造業単体での爆発的な成長を図ることは容易ではない。 [トイレ製品ラインナップ:アサヒ衛陶HPから] 「本業については、大手さんとは規模感からしたら『ゼロが3個違う』状態。長年やってきた中で、製造業でまた何かをするという考え方はなく、『金融』の括りの中でリターンを取れてフロー(収益)が生まれるものを考えてきた」 同社が求めたのは、単なる資産の保全ではなく、枯渇するキャッシュフローを補うための強力な「収益源」であった。 円安や原材料高騰に翻弄される製造業のリスクヘッジとして、法定通貨以外の金融資産、それも高い利回りを生む資産を持つことは、生存のための必須条件となっていたのである。 「ビットコインは既に多くの企業が扱っている」 多くの企業が財務戦略として暗号資産を導入する際、まずは「デジタルゴールド」としてのビットコイン保有から入るのが定石だ。 しかし、アサヒ衛陶のポートフォリオに「BTC」の文字はない。その理由を問うと、森本氏はこう答えた。 「一番分かりやすい理由は、ビットコインはいろんな企業が既に主な投資及び保有対象として公表しているからだ。後出しでは独自性もインパクトもない」 そしてもう一つの、より本質的な理由は「インカムゲイン(利回り)」への渇望だ。 ビットコインは保有しているだけでは金利を生まない。対して、PoS(プルーフ・オブ・ステーク)銘柄であるイーサリアムやソラナは、ステーキングやレンディング、そして流動性提供を行うことで、保有量に応じた報酬を得ることができる。 開示資料には、ETHとSOLをそれぞれ約50%ずつの比率で取得し、運用を通じて「年間利回り5〜20%程度」を目指すという、上場企業の計画としては極めて野心的な数値が明記されている。 [IR資料から] 「安定性や流動性、規模で言えばやはりイーサリアムだ。ただ、今後の成長性や資産としてのレバレッジ、そしてリターンを考えたら、ソラナの方がより攻撃的。この2つのバランスを取って注力しようと判断した」 価格上昇(キャピタルゲイン)のみに依存するのではなく、保有資産を活用して着実に収益(インカムゲイン)を積み上げる。この「実利」を追求した結果が、今回の脱・ビットコイン戦略であった。 「年利20%」を見据える流動性提供とは ここで、同社が主力事業として掲げる「流動性提供(Liquidity Providing:LP)」について、その仕組みを整理しておきたい。 通常の中央集権的な取引所(CEX)とは異なり、管理者のいないDEXでは、ユーザー同士が直接売買を行うのではなく、「流動性プール」と呼ばれる資産の貯まり場に対して売買を行う。 このプールに資産(通貨ペア)を預け入れ、市場に流動性を供給する役割を担うのが「流動性提供者(LP)」だ。 LPは、トレーダーが売買するたびに支払う取引手数料の一部を報酬として受け取る。銀行預金のような固定金利ではなく、取引が活発であればあるほど実質利回り(Real Yield)が高まる仕組みであり、同社が掲げる「年利5〜20%」はこの手数料収入を原資としている。 取材の中で、記者は一つの質問を投げかけた。 日本の上場企業がプールを組むのであれば、会計上の管理や計算がしやすい「イーサリアムと日本円(JPY)」のようなペアを想定しているのか、と。 しかし、森本氏の回答は、日本企業の枠に囚われないものだった。 「僕らが専用のプールを作るわけではない。既に流動性が提供されているプール、例えば『イーサリアムとソラナ』や『イーサリアムと他のトークン』、あるいは『ソラナと他のトークン』のペアを活用していく」 DeFiの世界において、日本円(JPY)ペアの流動性は極めて限定的だ。収益を最大化するためには、BTCやETHといった主要暗号資産同士のペアで運用するのが王道である。 同社は、あくまで流動性が厚く収益機会のあるグローバルなプールを選択するという。 さらに森本氏は、運用スタイルについてこう付け加えた。 「単に入れるだけではない。どの価格帯(レンジ)で、どう攻めるかによってリターンは全く変わってくる。そこは投資ファンドのマネージャーのような視点を持ち、外部機関と協議しながら、相場環境に合わせて投資判断を行っていく」 この発言からは、同社がDEXにおいて特定の価格帯に資金を集中させる「集中流動性(Concentrated Liquidity)」のような仕組みを活用し、資本効率を最大化する運用を想定していることがうかがえる。 「収益最大化の前提として、段階的な資金投資、国内取引所やDEXといった複数の取引所への分散、投資対象となる暗号資産の分散による安全性を考えたリスクマネジメントをしっかり行うことも重要だと考えている」 資産を寝かせておくのではなく、市場の変動に合わせてポジションを調整し続ける。その姿勢は、製造業の管理部門というよりは、プロのトレーダーに近い。 ビットポイントとの業務提携 しかし、上場企業がDEXでアクティブな運用を行うハードルは極めて高い。秘密鍵の管理、ハッキングリスク、そして複雑な会計処理と監査対応。社内にブロックチェーンエンジニアを抱えているわけではない同社が、なぜここまで踏み込めるのか。 「社内にこの金融や暗号資産に長けているチームがいるかというと、正直ない。我々はこの分野の専門家ではなく、今は素人であることも事実だ」 森本氏は現状を率直に認める。だからこそ、自前主義にはこだわらず「外部パートナー」を徹底的に活用する体制を敷いた。 その中核となる提携先が、SBIグループのビットポイントジャパンだ。複数の暗号資産取引所から提案があった中で、ステーキング報酬のシミュレーションなど具体的な提案が先行していたことや、紹介の縁もあり、パートナーシップに至ったという。 「セキュリティやリスク管理の観点から、国内大手取引所との連携は必須だ。しかし、それだけではない。DEXのプール運用に関しては、コールドウォレットでの管理を前提としつつ、提携先のツールを使って実行していく」 開示資料には、2025年12月から2026年にかけて約10億円を投じ、その後も段階的に投資額を増やしていく計画が記されている。運用費用として2000万円を計上し、外部アドバイザーや監査対応へリソースを割く。 [IR資料から] 今後の体制について、森本氏は「3カ月から半年で、スケーリングを持った運用チームを組織化する。リターンを取りに行く攻める気持ちと、しっかりとしたリスク管理による安全な運用ができる体制づくりという両面を見ながら進めていく」と構想を語った。 「異質」トークンが入る理由 ポートフォリオの中で異彩を放つのが、ソラナ基盤のトークン「Smart Pocket(SP)」への投資だ。時価総額や流動性が主要通貨に劣る新興トークンを、上場企業がバランスシートに組み込む例は稀である。 [Smart Pocket:CoinMarketCapから] このSPに関連する「Japan DAO」とは、同社の代表や役員を通じて縁があり、事業参入を検討する段階からの議論のパートナーだったという。 森本氏は、日本発のIPコンテンツと連動する同プロジェクトへの関与について、単なる財務運用ではなく、長期的な成長を見込みプラットフォームに対する戦略的な「スタートアップへのシード投資」に近い位置づけだと説明する。 「流動性の安全面を担保できるサイズ感で分散投資していく。むしろそこはSPプラットフォーム内の個別トークンへの戦略的かつ短期的投資などで、上昇時にしっかりリターンを取りに行きつつ、SPプラットフォーム全体的な拡張、長期的な成長に寄与していく」 市場規模が小さいことを認識した上で、あえてリスクを取り、収益機会を模索する。エコシステムの成長を支援しつつ、トレーディングの観点も併せ持つ投資戦略だ。 老舗企業に暗号資産アレルギーはなかったのか 今回の資金調達スキームにおいて、行使価額修正条項付新株予約権(MSワラント)の引受先に選ばれたのは「EVO FUND」だ。 同ファンドは、メタプラネットやリミックスポイントなど、暗号資産活用を掲げる日本の上場企業の資金調達において、引受先としてたびたび登場する存在である。 また、創業300年の老舗企業でありながら、社内的なハードルをクリアできた背景には、同社の株主構成という特殊事情があった。 「弊社はガス事業を含めてシェアをお持ちいただいている主要株主が多く、その中には中国系の関係者が多くいらっしゃる」 森本氏によれば、こうした株主層は暗号資産に対するアレルギーが少なく、相場下落前の説明段階ではむしろ「行け行け」というムードですらあったという。 そして、同社が見据えるのは「トイレ」とのシナジーではない。今回、同時に資金調達の目的として掲げられた新規事業「希ガス(半導体・医療用ガスなど)」との融合だ。 「正直、トイレの便器と暗号資産のシナジーはない。しかし、希ガス事業は違う。様々な産業で必需品でありグローバルで大きな需要と流通マーケットが対象となる希ガスのトレーサビリティや、将来的な決済手段、先物取引において、ブロックチェーン技術との親和性はある」 新規事業である希ガスの日本国内に加えグローバルな輸出供給網において、そのトレーサビリティ管理や将来的な決済手段として、Web3の技術を実装していく構想だ。 トイレメーカーが挑むトレジャリー戦略:まとめ 総資産と同規模の資金を調達し、その大半をDeFi運用へ振るという財務戦略。円安や資材高騰といった構造的な課題に直面する日本の製造業にとって、この異例の挑戦は、現状打破の希望となるか。 もっとも、国内の「暗号資産トレジャリー(DAT)」を取り巻く環境は厳しさを増している。 リミックスポイントはWeb3関連事業への投資中止を発表。ネイルサロン運営のコンヴァノも、相場の急変を理由に2.1万BTCの取得計画を事実上撤回し、「本業回帰」を宣言した。 先駆者であるメタプラネットでさえ、2カ月以上にわたり新規購入の報告が途絶えており、mNAV(株式時価総額が、保有ビットコイン価値に対してどの程度評価されているかを示す指標)の伸び悩みや株価の低迷に直面している。 市場に冷ややかな空気が漂い始める中、同社の熱量は対照的だ。 取材の冒頭、森本氏は「我々は今は素人」と前置きした。 だが、「まずは、調達資金のうち約27億円をフル活用して、年20%のインカムゲインを目指す」と目標を掲げ、流動性プールのペア構成やその運用メカニズムについて語る姿は、もはや「素人の域にはない」と記者は感じた。 本資金調達の払込期日は、本日12月8日。 創業300年の老舗トイレメーカーが、長年流れ続けてきた赤字を、DeFiで食い止め、大きな企業価値向上を目指す、大胆な企業変革と収益追求の戦いが始まる。 免責事項 : 本サイトは当ページのいかなるコンテンツや製品も推奨していない。本サイトは世界中他言語グローバルブロックチェーンサイトから引用したすべての重要情報を提供することを目的にしています。読者は上述の内容に関係したあらゆる行動をとる前に独自の調査を行い、自身の決断については全責任を負わねばならない。また、当記事は投資や金融商品購入のアドバイスではない。内容を参考としてご自由にご利用ください。

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【速報】ソニーのL2「Soneium(ソニューム)」にステーブルコイン──スターテイルが「スターテイルUSD(USDSC)」発行

スターテイル・グループ(Startale Group)は米時間12月3日、ソニーグループが手がけるイーサリアムレイヤー2「Soneium(ソニューム)」で、ステーブルコイン「スターテイルUSD(Startale USD:USDSC)」を発行したと発表した。 ステーブルコイン発行プラットフォームを提供するM0と連携した取り組みで、Startale Appを通じて、Soneiumに安定性、スケール、流動性をもたらすという。 また、インセンティブシステムとして「STAR Points」も導入、ユーザーのエンゲージメントを加速させる役割を果たすとしている。 リリースによると、スターテイルUSD(USDSC)の主な特長は以下のとおり。 ●Soneium(ソニューム)ネイティブの初の機関投資家グレードのデジタルドル ●Startale AppやSoneiumエコシステムのアプリ内でのスワップとトランザクションを支える安定した通貨 ●ボールトで安全に保管でき、ユーザーは保有資産に対して報酬を得ることができる Startale Group CEOの渡辺創太氏は「USDSCによって、ユーザーは収益を得て、交流し、取引することがいつでも簡単にできるようになる」「私たちはオンチェーン金融を、Startale App上のすべての人にとって直感的で、安全で、報酬を得ることができるものにしたいと考えている」とリリースに記している。 なお、12月1日にはソニー銀行が北米でステーブルコインを発行すると報じられた。 ソニー銀行は、ソニーフィナンシャルグループ(SFG)の中核を担う。SFGはソニーグループの完全子会社だったが、9月に東京プライム市場に再上場し、ソニーグループから独立している。 ソニーグループは、Soneium(ソニューム)を基盤にエンターテインメントに注力してステブルコインを発行。一方、ソニー銀行は金融サービスの一環としてステーブルコイン発行を視野に入れているようだ。 北米を舞台に「ソニー」のステーブルコインがどのような動きを見せ、連携などもあり得るのか、注目される。 免責事項 : 本サイトは当ページのいかなるコンテンツや製品も推奨していない。本サイトは世界中他言語グローバルブロックチェーンサイトから引用したすべての重要情報を提供することを目的にしています。読者は上述の内容に関係したあらゆる行動をとる前に独自の調査を行い、自身の決断については全責任を負わねばならない。また、当記事は投資や金融商品購入のアドバイスではない。内容を参考としてご自由にご利用ください。

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米SECとCFTCトップ、暗号資産規制の調和に向け連携強化を表明

商品先物取引委員会(CFTC)の新委員長マイク・セリグ氏の就任を契機に、米証券取引委員会(SEC)とCFTCは「調和(ハーモナイゼーション)」をテーマとした共同イベントを開催し、規制面での連携強化の姿勢を示した。 米国の暗号資産に関わる重要な連邦機関であるSECとCFTCのトップは木曜日に共同イベントに登壇し、デジタル資産の管轄を明確にする共通の政策策定に取り組む意向を表明した。 暗号資産関連法案が議会で断続的に審議される中、両機関は業界に一定の安心感を提供するため、それぞれ独自に規制政策の前進を目指してきた。CFTCではマイク・セリグ氏が先月上院の承認を得て宣誓就任し、すでに暗号資産関連の取り組みを進めている。セリグ氏は今回の発言で、暗号資産の定義や予測市場の規制など新たな政策課題を提示した。 CFTCはデジタル商品、コレクティブル、ツールが証券に該当しないことを明確化するため、SECの「常識的な暗号資産分類(タクソノミー)」の枠組みに加わる方針を示した。セリグ氏は、議会での立法決定がなされるまでの暫定措置として、「この枠組みを法制化する可能性についてSECと連携するよう職員に指示している」と述べた。 就任後初の公の場でのスピーチとなったこのイベントについて、セリグ氏は「CFTCにとって新たな章の始まりである」と述べた。 「私たちは現代の市場基盤が形成される瞬間を目撃しています。この変革の中で、CFTCは先進的な規制当局としての歴史的役割を土台に新たな価値を創造する機会を得ています」と話した。 また、これまで「クリプト・スプリント」として知られてきたCFTCの取り組みは、「プロジェクト・クリプト」と名付けられたパートナーシップ型の枠組みに移行すると説明した。 SECのポール・アトキンス委員長は、「セリグ委員長は市場の健全性を深く尊重し、イノベーションが米国民の繁栄に如何に寄与するかを実務的に理解する、まさに今の状況で求められるリーダーだ」と評価した。アトキンス氏の就任は、前任の民主党系ゲーリー・ゲンスラー氏によるデジタル資産分野への厳しい姿勢から大きく転換したことを示している。 アトキンス氏はさらに、両機関が「摩擦を低減し、必要に応じて基準や定義を調和させること、そして議会が重要な作業を終える間に市場へ信頼を与えるあらゆる手段を講じる」と表明した。 SECは証券を管轄し、トークン化や証券性の認定を受ける暗号資産の規制を担当する。一方で、ビットコインやイーサリアムのイーサなど主要トークンはCFTCの管轄下にある。 今回のイベントは、以前アトキンス氏とセリグ氏の前任で当時委員長代行のキャロライン・ファム氏が開催した共同会合を踏まえたものであるが、今回はドナルド・トランプ大統領により任命された両機関の正式なトップが揃い、セリグ氏が具体的な政策方針を詳細に示した点が特徴となっている。 新たな政策課題としてセリグ氏は職員に以下の指示を出したことを明らかにした。 「適格なトークン化担保の追加形態を責任を持って導入可能にする規則の検討」 「パーペチュアル契約など新しいデリバティブ商品を国内市場に呼び戻し、中央集権型・分散型の両市場で成長可能とするためあらゆる手段を講じる」 「ソフトウェア開発者に対し、明確かつ曖昧さのないセーフハーバーを設定することにコミットする」 「小口向けのレバレッジ取引、マージン取引、ファイナンス型暗号資産取引に特化した新たな指定契約市場(DCM)登録区分の創設検討」 さらにセリグ氏は、長年合法性の問題で訴訟が続いてきた予測市場に関しても新たなアプローチを取る方針を示し、「期待に基づいて取引される市場の精神に則り、CFTC職員にイベント契約に関する規則の策定を進めるよう指示した」と述べた。 【更新】2025年1月29日19:44(UTC):CFTCセリグ委員長の発言を追記。

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メタプラネット、1,370億円の資金調達でビットコイン購入と債務返済を計画

メタプラネット、1,370億円の資金調達でビットコイン購入と債務返済を計画 メタプラネットは、積極的なビットコイン(BTC)購入戦略の継続と債務返済を目的に、最大210億円(約1億3,700万ドル)の資金調達を予定している。 東京を拠点とする同社は、特定の投資家を対象に新株および新株予約権を発行し、資金を調達する方針だ。 具体的には、普通株式2,453万株を1株499円で発行する計画で、これは前日終値比で約5%のプレミアムにあたり、初期調達額は約122億4,000万円を見込んでいる。 同社株は当日、希薄化への短期的懸念から4%安の456円で取引を終えた。 今回の増資は第三者割当形式で行われ、一般市場での公募ではなく特定投資家に直接割り当てられる。 新株1株につき0.65個の新株予約権が付与され、最大1,594万株相当、カバレッジ比率は65%となる。新株予約権の行使価格は547円、行使期間は1年間である。すべて行使された場合、追加で最大89億円の資金調達が可能だ。これらは行使価格固定型のワラントであるため、可変型とは異なり、希薄化は限定的とされている。 調達資金のうち52億円は既存債務の一部返済に充てられる。 同社のダッシュボードによると、メタプラネットの有利子負債残高は約2億8,000万ドルに達している。残り資金はさらなるビットコインの取得および一般的な事業目的に活用される見通しだ。 現在、メタプラネットは35,102BTCを保有しており、上場企業としては世界で4番目に多いビットコイン保有量となっている。

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Securitize、EUでトークン化証券の取引・決済システム認可を取得 ― Avalanche採用で米欧市場接続へ【MCB FinTechカタログ通信】

2025年11月26日、現実資産(RWA)のトークン化プラットフォーム大手であるSecuritizeが、欧州連合(EU)におけるDLT取引・決済システム(DLT Trading & Settlement System:DLT TSS)の運営認可を取得したと発表しました。今回は、この発表の背景と、Avalancheが採用された理由、そして21XやtZEROといった競合他社との比較について詳しく見ていきます。 ※本記事の内容は、マネックスクリプトバンクが週次で配信している、FinTech・Web3の注目トピックスを解説するニュースレター「MCB FinTechカタログ通信」の抜粋です。マネックスクリプトバンクが運営する資料請求サイト「MCB FinTechカタログ」にて、過去の注目ニュース解説記事を公開していますので、ぜひご覧ください。   DLTパイロット制度とAvalancheの採用 今回の認可は、EUがブロックチェーン技術の証券市場への適用を検証するために設けたDLTパイロット制度(DLT Pilot Regime)の下で付与されました。 今回承認されたDLT TSSは、株式や債券などの「取引(売買の成立)」と「決済(資産の受渡)」をブロックチェーン上で行うシステムを運用できる認可となっており、株式であれば時価総額5億ユーロ未満、債券であれば発行額10億ユーロ未満の金融商品を取り扱うことが可能になります。 承認されたDLT TSSのインフラ基盤には、「Avalanche」が採用されたことがSecuritizeのプレスリリースにて公表されています。Avalancheは、1秒未満で取引が確定する高速なファイナリティ(決済完了性)と、企業が独自のプライベートチェーン(サブネット)を構築できる機能を有しており、金融機関が求めるコンプライアンス要件と即時決済ニーズを両立できる点が評価された形です。 認可の詳細とロードマップ Securitizeの欧州法人であるSecuritize Europe Brokerage & Marketsは、すでに2024年12月にスペイン証券取引委員会(CNMV)から「投資会社(Investment Firm)」としてのライセンスを取得しており、ドイツやフランスを含む主要EU加盟国・地域での活動が可能でした。今回の承認はさらに一歩進み、トークン化証券の取引・決済インフラそのものの運営を認めるものです。 DLT TSSを用いた最初のトークン化証券発行については、2026年初頭に予定されていることが公表されています。同社はすでにBlackRockと提携したトークン化ファンド「BUIDL」などで40億ドル以上の運用資産残高(AUM)を有しています。 BUIDLは当初Ethereum上で発行されましたが、現在はAvalancheやAptosを含む複数のチェーンに拡大しており、この実績と流動性を欧州市場へ持ち込むものとみられます。 米欧市場の接続と他社の動向 今回の認可における最大の特徴は、Securitizeが米国とEUという二大金融市場において、単独で正規のトークン化証券インフラを提供できるようになった点にあります。 競合他社の動向と比較すると、その優位性が見えてきます。同じEU圏内では、21XがSecuritizeに先駆けて2024年12月3日にDLT TSS認可を取得しています。さらに、AxiologyとLISEもDLT TSS認可を取得していますが、いずれも現時点で米国での認可インフラは保有していません。 また、米国のATS(代替的取引システム)認可を持つtZEROは、自社でEUにおける認可を取得するのではなく、英国の規制下にあるデジタル資産取引所Archaxと戦略的提携を結ぶアプローチをとっています。 このように、他社が地域特化や提携といったアプローチを採用する中で、Securitizeは自社で直接米欧市場に展開できるインフラを確立しました。これは、グローバルな流動性確保という点において大きなアドバンテージとなると考えられます。 考察 Securitizeの動きは、ブロックチェーンを用いた金融商品のトークン化の動きが、特定の国・地域だけでなく、グローバルな展開へと移行し始めたことを示唆しています。特に、規制に準拠した形で米国と欧州の流動性が接続されることで、機関投資家がトークン化証券へ参入する際のリスクは低減されると考えられます。 今後、日本においても同様の相互運用可能な規制枠組みが整備されるか、また21XやtZEROなど特定の国・地域での認可を取得している企業がSecuritizeと同じく他の地域への拡大を進めていくのか、今後の動向にも注目したいところです。 免責事項 : 本サイトは当ページのいかなるコンテンツや製品も推奨していない。本サイトは世界中他言語グローバルブロックチェーンサイトから引用したすべての重要情報を提供することを目的にしています。読者は上述の内容に関係したあらゆる行動をとる前に独自の調査を行い、自身の決断については全責任を負わねばならない。また、当記事は投資や金融商品購入のアドバイスではない。内容を参考としてご自由にご利用ください。

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日本の「遊休ビットコイン」を収益資産へ──Ginco、バビロンと提携

暗号資産(仮想通貨)ウォレットの開発を手掛けるGincoは12月1日、ビットコイン(BTC)のセキュリティ共有プロトコルを開発するBabylon Labs(バビロンラボ)との戦略的パートナーシップ締結を発表した。 両社は本協業を通じ、日本国内において次世代のビットコイン金融と定義する「BTCFi 2.0」の推進に取り組むとしている。 Babylon Labsは8月、中央集権的な管理者を介さずにビットコインを預け入れられる「Trustless Bitcoin Vaults」の導入を発表した。 同技術は、BitVM3を活用することで、第三者に依存することなくBTCブロックチェーン上でスマートコントラクトのような挙動を可能にし、レンディングやステーブルコイン発行などのDeFi体験を提供するものである。 Gincoによる今回の発表は、このBabylon Labsが持つ「トラストレス」な技術基盤と、Gincoの業務用デジタルアセット管理ウォレット「Ginco Enterprise Wallet(以下、GEW)」を統合させる取り組みといえる。 これまで国内の暗号資産交換業者や金融機関が保有するBTCは、セキュリティ上の理由からコールドウォレットで厳重に保管され、利回りを生まない「遊休資産」となりがちであったことを、Gincoは指摘している。 しかし、今回のソリューションにより、事業者は第三者に資産を預託することなく、自身の管理下(セルフカストディ)に置いたまま、機関投資家レベルの資産運用が可能になるという。 具体的な取り組みとして、GincoはBabylonのFinality Provider(FP)としてノード運営に参画し、ビットコインのセキュリティを活用したPoSネットワークの安全性確保に貢献する。 同時にGEWの機能拡張を行い、ウォレット内からシームレスにBTCステーキングを行える環境を提供するとのことだ。 今後の展望として、両社はBTCとBabylonのネイティブトークンである「BABY」を同時にステークする「共同ステーキング(Co-staking)」の実装も計画している。 免責事項 : 本サイトは当ページのいかなるコンテンツや製品も推奨していない。本サイトは世界中他言語グローバルブロックチェーンサイトから引用したすべての重要情報を提供することを目的にしています。読者は上述の内容に関係したあらゆる行動をとる前に独自の調査を行い、自身の決断については全責任を負わねばならない。また、当記事は投資や金融商品購入のアドバイスではない。内容を参考としてご自由にご利用ください。

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イーサリアム、AIエージェント向け新標準ERC-8004を間もなく導入 ソラナは金融インフラ構築に注力

イーサリアム、AIエージェント向け新標準ERC-8004を間もなく導入 ソラナは金融インフラ構築に注力 イーサリアムの新AIエージェント標準 イーサリアムの開発者は、ERC-8004と呼ばれる新たな標準の導入を進めている。これは、ソフトウェアエージェント同士が互いを発見し、正当性を証明し、異なるシステム間で誰を信頼すべきかを判断できる仕組みを構築することを目的としている。 この提案の核心は非常に明快である。AIエージェントが自律的に取引や連携、タスク遂行を行うならば、ユーザーやウォレット、スマートコントラクトと同様に、永続的なアイデンティティと信頼の確立に向けた共通の手段が必要になるという考え方である。 この動きは、大企業が社内でAIエージェントの導入を急速に進める中で生まれた。現時点で多くのシステムはクローズドなIDリストやAPIキー、個別の信頼契約に依存しているが、これは企業内で機能しても、エージェントが異なるベンダーやチェーン、法域を跨いで連携を図る際には破綻をきたす。 ERC-8004は、イーサリアムのメインネットやレイヤー2ネットワークに配置可能な3つの軽量レジストリを規定している。 1つ目はアイデンティティ・レジストリで、ERC-721形式トークンを用い、各エージェントに一意のオンチェーン識別子を割り当てる。この識別子はエージェントの機能や接続方法、対応プロトコルなどを記載した登録ファイルを参照し、所有権は移転・委任・更新が可能で、検閲耐性のあるポータブルなアイデンティティをエージェントに付与する。 2つ目はレピュテーション(評判)レジストリであり、人間または機械のクライアントがエージェントのパフォーマンスに関する構造化されたフィードバックを投稿できる。レジストリは生データをオンチェーンに保存しつつ、複雑なスコアリングやフィルタリングはオフチェーンで行えるように設計されている。目的はエージェントを直接ランク付けすることではなく、評判データを公開しアプリケーション間での再利用を可能にすることである。 3つ目はバリデーション(検証)レジストリで、エージェントが自身の作業について第三者による検証を依頼できる。検証者にはステーキングされたサービスや機械学習による証明、信頼されたハードウェアなど多様な検証手段が含まれ得る。検証結果はブロックチェーン上に保存され、誰が何を検証したかが他の利用者に確認可能となる。 — シャウリヤ・マルワ ソラナの最新フェーズは構築重視 ソラナの最新フェーズは、かつてミームコインが盛り上げた時期と比較するとはるかに地味に映る。しかし、この地味さこそが狙いである可能性が高い。暗号資産取引所BackpackのCEO、アルマーニ・フェランテ氏はCoinDeskのインタビューで、この1年間、ソラナのエコシステムはより堅実な「金融インフラ」に注力してきたと述べた。 NFTやゲーム、ソーシャルトークンに多くの注目が集まった実験的な時期を経て、現在は分散型金融(DeFi)、取引、決済へと焦点が再び移っている。 来月開催のCoinDesk主催Consensus Hong Kongに登壇予定のフェランテ氏は、「人々はブロックチェーンを新しいタイプの金融インフラとして真剣に捉え始めている。NFTや一攫千金狙いのゲームではなく、はるかに金融が中心になっている」と語った。 この変化により、外部からはソラナが退屈に映ることもあるが、フェランテ氏はこれを成熟の証しと捉えている。ソラナは現在、高スループットのオンチェーン取引や市場構造、決済に重点を置き、「インターネット資本市場」と呼ばれる領域を目標に据えている。 この転換は、暗号資産市場のセンチメントと伝統的金融の間に明確な乖離がある状況下で起こっている。暗号資産価格が低迷し、ネイティブ投資家の慎重姿勢が続く一方、機関投資家の関心はかつてないほど高まっているとフェランテ氏は指摘する。 「ウォール街の誰に聞いても、これほど強気な局面はない」と同氏は述べ、トークン化やステーブルコイン、オンチェーン決済に関する勢いの高まりを挙げた。

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サム・アルトマン氏が生体認証SNSを構想、Worldトークンが27%急騰

サム・アルトマン氏が生体認証SNSを構想、Worldトークンが27%急騰 フォーブスが、OpenAIのサム・アルトマン氏がオンライン上のボット排除に向けてWorldcoinの活用を計画していると報じたことを受けて、WLDトークンが急騰した。 World Network(旧Worldcoin)のWLDトークンは水曜日、同報道を受けて27%超の上昇を見せた。同報道では、この議論を呼んできた暗号資産プロジェクトが、OpenAIのオンラインボット対策の大規模な取り組みと結び付けられている。 フォーブスによると、OpenAIのCEOであるサム・アルトマン氏は、オンラインプラットフォーム上でユーザー認証をおこない、AIによる偽アカウントを排除するための「生体認証ソーシャルネットワーク」の開発を目指しているという。関係者の話として、OpenAIのチームはAppleのFace IDや、ユーザーの虹彩をスキャンして固有IDを付与するWorldの「Orb」利用の可能性を検討してきたと報じられた。 Worldは、OpenAIのCEOサム・アルトマン氏が共同創業した暗号資産プロジェクトであり、昨年のトークンセールではa16zやBain Capital Cryptoから1億3500万ドルを調達している。プロジェクトの中心は「World ID」で、独自開発の生体認証デバイスOrbを用いて利用者の虹彩をスキャンし、プライバシー基準に準拠した形で一意の識別子を生成する、分散型かつプライバシー重視のIDシステムである。 報道後、WLDトークンは急騰し一時的に他の主要暗号資産の多くをアウトパフォームしたが、OpenAIとWorldとの正式な提携は確認されていない。 World Networkはローンチ以降、注目と批判の両面を集めている。プロジェクトは世界中で数百万人を認証したと主張する一方で、ケニアでの一時事業停止や英国における個人情報の取り扱いに関する調査など、規制当局からの反発にも直面している。 それでも、生体認証をオンライン上のIDと結び付けるという発想は、生成AIツールによるソーシャルメディア上のスパムや誤情報の拡散が続く中で、なお関心を集めている。

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テザーのUSAT、米国市場においてサークルのUSDCに初の本格的挑戦状を突き付ける

テザーのUSAT、米国市場においてサークルのUSDCに初の本格的挑戦状を突き付ける サークルの発行するUSDCはこれまで国内で信頼性のある競合がほとんど存在しない中で運営されてきましたが、新たにテザーが発行したUSATは、その競争構図に変化をもたらす可能性があるとアナリストは指摘しています。 テザーの新たなステーブルコイン「USAT」は、米国市場においてサークル(Circle/CRCL)のUSDCに対する初の本格的なライバルとして期待されており、専門家はその成否が機関投資家の獲得にかかっていると見ています。 USATは連邦認可銀行であるアンカレッジ・デジタル(Anchorage Digital)とカンター・フィッツジェラルド(Cantor Fitzgerald)との協力のもとにローンチされた、テザー初の米国規制準拠型ドル建てトークンであり、主に機関投資家をターゲットに設計されています。 テザーの主力ステーブルコインであるUSDTは、時価総額約1,860億ドル規模で世界の暗号資産取引や新興市場で大きなシェアを持っています。一方で、USATが参入する米国市場は競争が激しく、コンプライアンス重視の厳格な環境で、ここではサークルが長年にわたり、銀行やフィンテック、取引所向けの定番ステーブルコインとしてUSDCを提供してきました。USDCの時価総額は720億ドルとUSDTの半分以下ですが、昨年の成長率はUSDTの2倍に達しています。 ニュースレター「Crypto Is Macro Now」の著者であるノエル・アチソン氏は、「テザーとサークルの事業戦略は本質的に異なりますが、USATはUSDCに対する現実的な脅威となり得る」と述べています。サークルが長年にわたり規制金融機関向けのステーブルコインとしてUSDCを位置付けてきたのに対し、USATも同様の市場をターゲットに開発されている点を指摘しました。 アチソン氏はさらに、「USATは機関投資家向けに設計されており、従来USDCを利用していた顧客層を狙い撃ちしている」と説明しています。 USATの強みとして、アンカレッジ・デジタルをはじめとした規制対応の裏付け体制、USDTにもサービスを提供するカンター・フィッツジェラルドとの提携、並びにUSDTとの相互交換を通じてテザーのグローバルネットワークを活用できる点が挙げられます。 また、元ホワイトハウス高官のボー・ハインズ氏がプロジェクトに参画していることは、これまで批判の的となっていたテザーの準備金体制への懸念を和らげ、機関投資家が抱きがちな抵抗感を緩和する効果が期待されています。 ブループリント・ファイナンス(Blueprint Finance)CEOのニコラス・ロバーツ=ハントリー氏は、テザーの米国市場参入はステーブルコイン専用法案「GENIUS法」の成立を受け、「銀行やフィンテック間で規制されたドル建てトークンの需要が実在することを示している」と評価しました。さらに、ステーブルコイン市場が「規模や使いやすさから、規制面の差別化や機関投資家の信頼獲得へと成熟段階に移行しつつある」との見方も示しています。 同氏は、「USDCはこれまで、規模や流通、規制上の立ち位置に関して信頼できる国内競合がほぼ存在しなかった」と指摘し、「USATの登場はその現状を覆す可能性を秘めている」と述べました。 一方で、クリアストリート(ClearStreet)のアナリスト、オーウェン・ラウ氏は慎重な姿勢を示しています。同氏は「現状では結論を出すのは時期尚早だ」と断った上で、「リスク要素はあるが、サークル及びUSDCにとっては対処可能な範囲内と考えている」と述べています。 また、USATの投入はテザー自身にとってもリスク要因となる可能性があり、既存のUSDTの優位性を損ねる「カニバリゼーション(市場食い合い)」の懸念も指摘しています。

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国産ブロックチェーンゲーム「クリスペ」終了へ──運営6年半「勝ち筋見出せず」

国産ブロックチェーンゲーム「CryptoSpells(クリプトスペルズ)」の公式Xアカウントは11月25日、同タイトルのサービス提供を2025年12月15日をもって終了すると発表した。 2019年のリリースから約6年半にわたり運営されてきたが、収益性の観点から事業継続が困難であると判断された。 同作はNFTを活用したトレーディングカードゲームとして知られる。リリース初日には売上が600ETH(当時約2000万円)を突破し、2020年にはテレビCMも放映された。国内最大級のブロックチェーンゲームとして、長年にわたり市場を牽引してきた実績を持つ。 開発元であるCryptoGamesの小澤孝太代表は同日、自身のXにて終了に至った背景を説明した。 運営コストを極限まで削減し延命を図ってきたものの、「力及ばず勝ち筋を見出せなかった」とコメント。直近の財務状況について「2年でサーバー代に3000万円が溶け、延命期間の期限切れを迎えた」と具体的な数字を挙げて窮状を明かした。 サービス終了に伴いゲームプレイは停止されるが、NFTのメタデータ配信は継続される方針だ。これにより、サービス終了後もOpenSea等の第三者マーケットプレイスやウォレットサービスにおいて、ユーザーが保有するNFTの閲覧や取り扱いは引き続き可能となるという。 今回の発表は、国産ブロックチェーンゲーム市場が直面する厳しい現状を改めて浮き彫りにする。 業界では有力タイトルの撤退が相次いでおり、Eureka Entertainmentが運営する「コインムスメ」も2025年12月26日でのサービス終了を発表したばかり。 このほかにも今年は、gumiが開発に参画した「TOKYO BEAST」や、「キャプテン翼-RIVALS- Polygon/Oasys」、double jump.tokyoによる「魁 三国志大戦 – Battle of three kingdoms-」など、注目を集めたタイトルが続々とサービス終了を迎えている。 独自トークンの運用維持や外部プラットフォームへの対応コストなどが重荷となり、事業継続を断念せざるを得ない事例が増加している。 こうした市場環境の悪化に加え、規制強化の動きも今後の国産タイトルにとって大きな懸念材料となっている。 前日26日に開催された金融庁のワーキング・グループでは、暗号資産規制を金融商品取引法(金商法)へ移行させる方針が大筋で合意され、一連の審議が終了した。 今後、ゲーム内で流通するトークンが厳格な金融商品として扱われることになれば、事業者への管理コスト増は避けられない。 加えて、ユーザー側にとってもゲームプレイに伴う資産のやり取りが「金融取引」としての性質を帯びることになり、心理的なハードルや手軽さの欠如につながる可能性がある。 免責事項 : 本サイトは当ページのいかなるコンテンツや製品も推奨していない。本サイトは世界中他言語グローバルブロックチェーンサイトから引用したすべての重要情報を提供することを目的にしています。読者は上述の内容に関係したあらゆる行動をとる前に独自の調査を行い、自身の決断については全責任を負わねばならない。また、当記事は投資や金融商品購入のアドバイスではない。内容を参考としてご自由にご利用ください。

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