市場

暗号資産市場の最新動向をまとめるカテゴリです。ビットコイン、イーサリアム、アルトコイン、ETF、資金流入、価格変動、取引量、マクロ経済の影響など、暗号資産マーケットに関する重要ニュースと分析を掲載します。

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カナダ政府、年金基金に暗号資産投資についての情報開示を要求

政府の認可を受けた年金基金は、暗号資産投資について金融機関監督庁(Office of the Superintendent of Financial Institutions:OSFI)に情報を開示する必要があるとカナダ政府は述べた。カナダ政府は、暗号資産に対する規制を強化している。 「カナダ人の退職(資金)を守るために、2023年度予算は、連邦政府が規制する年金基金が暗号資産への投資について、OSFIへの情報開示を求めることを発表する」 カナダの年金基金の中には、暗号資産関連の投資ですでに損失を出しているところもある。 2022年、ケベック州貯蓄投資公庫(Caisse de Depot et Placement du Quebec:CDPQ)は、セルシウス・ネットワーク(Celsius Network)に投資した1億5000万ドルを損金処理すると発表した。また、運用資産残高(AUM)が約2500億ドルにのぼるカナダ最大級の年金基金、オンタリオ州教職員年金基金(Ontario Teachers’ Pension Plan)もFTXへの9500万ドルの投資を損金処理すると述べた。 2023年予算では、OSFIは「カナダ人の貯蓄と金融セクターの安全性」を守るために、暗号資産投資の開示ガイドラインについて、金融機関と協議することが示されている。 「暗号資産に伴うリスクからカナダ人を守るために、消費者保護のギャップと金融システムに対するリスクに対処するために、政府のさまざまな命令が積極的な役割を果たす必要があることは明らかだ」と予算には記されている。 免責事項 : 本サイトは当ページのいかなるコンテンツや製品も推奨していない。本サイトは世界中他言語グローバルブロックチェーンサイトから引用したすべての重要情報を提供することを目的にしています。読者は上述の内容に関係したあらゆる行動をとる前に独自の調査を行い、自身の決断については全責任を負わねばならない。また、当記事は投資や金融商品購入のアドバイスではない。内容を参考としてご自由にご利用ください。

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クラーケン、F1のウィリアムズとスポンサー契約

F1のウィリアムズレーシング(Williams Racing)は、多額のスポンサー料をもたらしたとされるドライバー、ニコラス・ラティフィ(Nicholas Latifi)を放出した後、米暗号資産(仮想通貨)取引所クラーケン(Kraken)とスポンサー契約を締結した。 ウィリアムズのF1マシンにはクラーケンのロゴが登場し、NFTを使った取り組みも行われると両社が3月28日に発表した。 アメリカの暗号資産取引所各社は、トレーダーからの厳しい視線のみならず、FTX、および業界と関連が深かった3つの銀行の破綻後、当局による規制強化に直面している。 クラーケンは2月、米顧客向けのステーキングサービスを停止し、未登録の証券を提供したとする米証券取引委員会(SEC)の提訴を解決するため、3000万ドルの和解金を支払った。コインベース(Coinbase)やバイナンス(Binance)をはじめとする他の取引所も規制強化に悩まされている。 いわゆる「暗号資産の冬」によって、2022年末までに暗号資産関連企業によるスポンサーシップやパートナーシップは減少したが、それでも複数の取引所は新しいパートナーシップ契約を締結している。 例えば1月、コインベースはドイツ・ブンデスリーガ1部に所属するサッカークラブ「ボルシア・ドルトムント」のプレミアムパートナーになったと発表した。 免責事項 : 本サイトは当ページのいかなるコンテンツや製品も推奨していない。本サイトは世界中他言語グローバルブロックチェーンサイトから引用したすべての重要情報を提供することを目的にしています。読者は上述の内容に関係したあらゆる行動をとる前に独自の調査を行い、自身の決断については全責任を負わねばならない。また、当記事は投資や金融商品購入のアドバイスではない。内容を参考としてご自由にご利用ください。

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CFTC、バイナンスにアメリカでの業務停止を求める可能性:バーンスタイン

米商品先物取引委員会(CFTC)は和解条件の一つとして、暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)にアメリカでの業務停止を求める可能性があるとバーンスタイン(Bernstein)は3月28日の調査報告書で述べた。 バーンスタインの報告書は、米国市民に未登録のデリバティブ取引を提供し、同国の法律を故意に回避したとして、CFTCがこの取引所と創業者であるチャンポン・ジャオ(Changpeng Zhao)氏を訴えた後に公表された。 CFTCはバイナンスを、先物取引および取引所外商品オプションに関する法律違反、先物手数料商、指定契約市場、スワップ執行機関としての登録漏れ、および本人確認(KYC)またはマネーロンダリング防止(AML)プロセスに関して告発している。 バイナンスUSはバイナンスの事業全体の中ではマイナーな存在であり、その規模は全体の5%未満だという。 暗号資産取引が世界的なビジネスであることを考えると、バイナンスが「そのドル箱であるヨーロッパ、アフリカ、オーストラリアなどでの支配的な国際ビジネスを守ることを目指す」だろうとアナリストのゴータム・チュガニ(Gautam Chhugani)氏とマヌス・アグラワル(Manus Agrawal)氏は書いている。 バーンスタインは、バイナンスUSの事業は重要ではないため、今回の規制当局の措置は「暗号資産市場全体にとっては重要ではない」とし、「規制のストーリー」はアメリカから香港と中国へと軸足を移すと考えられているので、このニュースが市場で大きな売りを誘発するとは考えていないとしている。香港のリテール暗号資産市場は6月1日から開放されると予想されている。 時価総額で最大の仮想通貨であるビットコイン(BTC)は、記事執筆時点で2.8%安の2万7047ドルで取引されている。 バーンスタインは引き続き、アメリカで規制の転換が起こるまでは香港と中国の規制上のポジティブな要素が、アメリカ市場から発せられるネガティブなニュースを相殺すると予想しているという。 免責事項 : 本サイトは当ページのいかなるコンテンツや製品も推奨していない。本サイトは世界中他言語グローバルブロックチェーンサイトから引用したすべての重要情報を提供することを目的にしています。読者は上述の内容に関係したあらゆる行動をとる前に独自の調査を行い、自身の決断については全責任を負わねばならない。また、当記事は投資や金融商品購入のアドバイスではない。内容を参考としてご自由にご利用ください。

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DeFiで仕組債を手掛けるCegaが累計13億円を調達──CEOに聞く今後の展開とDeFiの未来

DeFi(分散型金融)で暗号資産の仕組債を展開するCega Genesis Corporation(Cega)が、Dragonfly Capital Parntersなどを引受先とした、約7億円の追加資金調達を行ったと発表した。シードラウンドでの累計調達額は約13億円に達したという。 DeFiにおける暗号資産の仕組債のパイオニアとして、2022年6月にソラナ(Solana)ブロックチェーンでサービスを開始したCega。オプションを利用した仕組債における取引高とTVL(Total Vale Locked:預かり資産)はソラナブロックチェーンで1位、すべてのブロックチェーンで比較しても2位という。 Cegaは大型資金調達を受け、どのように展開していくのか? 創業者兼CEOの豊崎亜里紗氏に聞いた。 「いまのDeFiに足りない点」とは? もともと、オプション取引のトレーダーとしてキャリアを積んできた豊崎氏。その知見を活かし、DeFiのオプション取引にも「安全な利回りを提供する、ちゃんとした仕組債」を作りたいと考えるようになったことが創業のきっかけだった。ローンチしたCegaはユーザーのニーズを的確に掴んで人気を得た。 「DeFiが大好き」と語る豊崎氏だが、事業展開の中で今のDeFiに「足りない点」も見えてきたという。 まずは、流動性の少なさ。市場自体がまだかなり小さく、特にDeFiオプションは取引ボリュームが片方に偏りがちになっているという。Cegaでは、双方のボリュームを増やして、さらなる市場開拓ができるような革新的DeFiプロダクトを開発していく方針。 「DeFiのデリバティブのTVLはまだ数十億ドルもないという段階で、少なくとも1000倍から1万倍には伸びると考えている」と豊崎氏は分析する。 既存金融と平行して存在 もう1つは、バックオフィスやミドルオフィスでのオペレーションの分散化ができていないプロトコルが多い点。DeFi市場は歴史が浅いこともあり、「作っているのはフロントのアプリケーションだけ」という状況も見かけるという。 豊崎氏は「オンチェーンでのリスクマネジメントなどの必要な機能をまとめた『ツールキット』のようなものが、いま必要なのではないか。DeFiはまだまだ生まれたての存在なので、競争だけではなく、力を合わせて作り上げていくべき時期だ。市場の発展のためにわれわれも協力していきたい」と述べる。 「いまのDeFiは短期的な利益追求という側面が注目されがちだが、実は『技術』として浸透していく可能性が非常に高いと考えている。ただし既存金融を完全に置き換えることはなく、並行して存在していくだろう。銀行口座を持っていない途上国の人々や、富裕層ではないがウェルス・マネジメントを必要としている人たちにも利用されていくことがDeFiの未来の姿ではないか」 DeFi浸透のタイムラインとリスクマネジメント 「DeFiの現在は、インターネットの初期に似ている。インターネットはバブルが弾けたり、リーマンショックが起きたようなタイミングで、次々と新しいサービスが登場してきた。人々に受け入れられるまでには乱高下が発生するものだし、時間もかかるものだと思っている。インターネットの普及になぞらえて考えると、今後7年くらいで最初のアダプションカーブが起きて、マス・アダプションが起きるのは、次の15年くらいではないか」 マスに浸透するためには、なにより信頼の積み重ねが必要だ。その点Cegaは、2022年11月のFTX崩壊で多くのプレイヤーが損失を被る中、顧客資産を100%守ることに成功したという。豊崎氏は、その背景をこう語る。 「Cegaのトレードはユーザーがステーキングした暗号資産を、マーケットメーカーとリスクオフしているが、すべてのマーケットメーカーとISDAマスター契約をCegaに有利な形で結べていたので、FTXの事態が発生した当日にすべてのトレードをその場で精算できた。結果的に顧客資産を100%守れただけでなく金利もしっかり守ることができた」 「リスクマネジメントとしては、業界最先端を行っている。たとえばマーケットメーカーとの取引も、先方のバランスシートをきちんと確認したうえで行っている。最近ではCegaのすべてのウォレットを『マルチシグ』で運用し、サードパーティのカストディアンにも入ってもらっている。これによって、Cegaもマーケットメーカーも、単独では勝手に資産を動かすことはできない仕組みになっている。資金調達の際には、こうしたリスク管理についても高く評価された」 大型資金調達で目指すもの 大型資金調達を受けて、まず目指すのはマルチチェーン展開だ。 「ソラナブロックチェーンでは、ローンチ後すぐナンバーワンになれた。2位と比較してもおよそ7倍差で、すべてのチェーンでも2位となっている。マルチチェーン展開のニーズはあるはずだ」と豊崎氏。展開の詳細は、近日中に発表予定だという。 次に「多様なリスクリワードに合わせた製品展開」。Cegaの手掛けてきた仕組債は「安全な利回りを運用する製品をつくりたい」(豊崎氏)という考えから誕生した商品だった。しかし、ユーザーからフィードバックを受け取る中で、ハードコアなユーザーの多くが、よりリスク・リターンの大きいプロダクトを求めていることが判明したという。 「CegaのDiscordに寄せられた声を分析したところ、ユーザー層はトレード経験が豊富で、リスクアペタイト(リスク選好)も強いことがわかった」と豊崎氏は語る。今後は、高レバレッジの商品など、より経験者向けの多様な商品を拡充していくことになる。 さらに新規事業として、仕組債の専門家を結集した「トレーディングチーム」の立ち上げや、投資顧問業などへの多角事業展開を計画しているという。 積極的な事業展開を行っていくためには、資金だけではなく優秀な人材も不可欠。採用面についても順調とのことだ。豊崎氏は「たとえばエンジニア・チームは、2022年11月から倍のサイズになった。大手暗号資産取引所や他の有名DeFiプロトコルからもエンジニアが参加してくれている。業界トップの人材が来てくれているようになった」と感謝する。 「採用では、価値観が一致するかも重要視している。価値を置いているのは、結果を残すこと、自分自身で動くこと、”いい人”であることといった点だ。スキル面ももちろん重視していて、エンジニア採用ではGAFAのレベルでいうと「5〜」で絞っている。必要条件が高い代わりに、報酬もきちんと用意している。世界中のどこにいて、どんな税制で働いていても、シリコンバレーレベルの給与と待遇をプロトコルとして提供している。さらに大きいのは、現実のトラクションを見られることもある。DeFiでオプション取引に興味があればCegaだよねという考え方がコアな界隈に浸透してきて、それで来てくれる人がいるのがうれしい。結果的に、ジョインするエンジニアの多くは数学系の修士号・博士号を持っていて、オプション取引自体が好きな人となっている」 「完全リモートワーク、完全結果主義で効率よく動ける人は働きやすい環境。メンバーが世界各地に散らばっているので、年2回は世界のどこかで実際に会って、チームビルディングをしている。前回のミーティングはリスボンだったが、次の4月は東京。実際に会うのは初めてのメンバーもいるので楽しみ。みんなでヤクルト・スワローズ対DeNAの試合を観に行く計画だ」 免責事項 : 本サイトは当ページのいかなるコンテンツや製品も推奨していない。本サイトは世界中他言語グローバルブロックチェーンサイトから引用したすべての重要情報を提供することを目的にしています。読者は上述の内容に関係したあらゆる行動をとる前に独自の調査を行い、自身の決断については全責任を負わねばならない。また、当記事は投資や金融商品購入のアドバイスではない。内容を参考としてご自由にご利用ください。

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【暗号資産】ビ予想というか定点観測45

ビットコイン半減期の翌年にバブルを繰り返すというパターンが本当なら、次回半減期2024年の翌年2025年が大幅上昇の年となります。まだまだ先の話ですね。 さて、2021年後半から2023年現在までのビットコインを俯瞰します。 【2021年末~2022年1月】 2021年11月の高値69000ドル付近(2021/11/10)から、2022年1月の安値33000ドル付近(2022/1/24)まで約50%の下落でした。 【2022年2月~5月】 2月は月の前半こそ上昇したものの、後半はロシアのウクライナ侵攻で金融市場が混乱するのと歩調を合わせるように、ビットコインも下落基調。その後3月は一旦48000ドルまで戻す場面(2022/3/28)もありましたが、4月は下落、5月は30000ドルを挟んでもみ合い膠着状態でした。 【2022年5月~8月】 そして5月末一旦上昇を見せたもの、6月に入ってまた下落が加速、20000ドルも割ってきました(2022/6/18以降)。世界の金融市場も金利とリセッション(景気後退)が市場のテーマとなり、リスクオフが続きます。 【2022年9月~12月】 低空飛行のまま9月と10月と膠着状態が続いていました。10月の終わりからやや上昇気配も見せていましたが、11月2週目FXT破綻をきっかけに、米株が上昇するのとは反対に暗号資産は急落。6月の安値17525ドル(6/18)も抜け、15460ドルの安値(11/21)を付けました。 【2023年1月~】 2023年に入ってビットコインの流れが変わってきたようです。 2022年末の16000ドル台から、2月半ばには25000ドルを突破、さらに3月の銀行危機を受けてビットコインと金が上昇、一時ビットコインは28000ドルに届きそうな勢いでした。このビットコインの上昇は、ステーブルコインの信用力低下による、クリプトへの退避なのでしょうか? 3/26(日)19時現在、ビットコインは、BTCUSD27690ドル・BTCJPY362万円付近です。 ※3/19(日)19時頃、ビットコインは、BTCUSD27090ドル・BTCJPY357万円付近でした。 ※3/12(日)19時頃、ビットコインは、BTCUSD20571ドル・BTCJPY278万円付近でした。 ※3/5(日)19時頃、ビットコインは、BTCUSD22375ドル・BTCJPY304万円付近でした。 ※2/26(日)19時頃、ビットコインは、BTCUSD23270ドル・BTCJPY317万円付近でした。 ※2/19(日)20時頃、ビットコインは、BTCUSD24650ドル・BTCJPY330万円付近でした。 ※12/25(日)19時頃、ビットコインは、BTCUSD16833ドル・BTCJPY224万円付近でした。 TradingViewでは同時に複数のチャート表示が可能です。 ※無料プラン1つ、PROプラン最大2つ、PRO+プラン最大5つ、PREMIUM最大8つまで表示可能たです。 現在、ビットコイン(BTCUSD)、ビットコイン(BTCJPY)、イーサリアム(ETHUSD)、リップル(XRPUSD)、ナスダック(NAS100)、コインベース(COIN)、恐怖指数(VIX)、テザー(USDTUSD)の8つのチャートを同時に表示させています。 免責事項 : 本サイトは当ページのいかなるコンテンツや製品も推奨していない。本サイトは世界中他言語グローバルブロックチェーンサイトから引用したすべての重要情報を提供することを目的にしています。読者は上述の内容に関係したあらゆる行動をとる前に独自の調査を行い、自身の決断については全責任を負わねばならない。また、当記事は投資や金融商品購入のアドバイスではない。内容を参考としてご自由にご利用ください。

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カリフォルニア州、車両所有権のトークン化でブロックチェーン応用の先陣を切る:バンク・オブ・アメリカ

カリフォルニア州自動車局(Department of Motor Vehicles:DMV)のトークン化プロジェクトは、企業や州および連邦機関がブロックチェーンベースのソリューションを利用して効率化とコスト削減を図っている事例の一つだと、バンク・オブ・アメリカ(Bank of America)は3月23日の調査報告書で述べている。 同局は、州内で登録されている1400万台以上の自動車をトークン化することで、車両の所有権と譲渡の管理システムに革命を起こそうとしている。テゾス(Tezos)ブロックチェーンのプライベートバージョンに記録したNFT(非代替性トークン)として車両の所有権を発行する予定だ。NFTは、仮想的または物理的なアイテムの所有権を表す暗号資産で、販売や取引ができる。 「車両所有権のトークン化は、細分化された車両所有を可能にし、保有者が車両所有権NFTを現実世界や分散型金融(DeFi)プロトコル内で担保として差し入れることをなどを通じて自動車市場の流動性を高めることもできる」とアナリストのアナリストのアルケシュ・シャー(Alkesh Shah)氏とアンドリュー・モス(Andrew Moss)氏は述べている。 バンク・オブ・アメリカは、このプロジェクトによって、自動車の所有権発行と譲渡のプロセスが数週間から数分に短縮され、スマートコントラクト対応のエスクロー口座を通じてより安全に所有権を譲渡できるようになり、不正行為が減少し、自動化によってコストが削減されるかもしれないと述べている。 このプロジェクトは最初の一歩であり、今後さらに機能を追加していく可能性があると報告書には書かれている。また、他州の行政機関がこのプラットフォームに参加することで、同じ恩恵を受けることができるほか、州をまたいだ車両販売の効率性向上が期待できるという。 同行は、他の連邦政府機関や州政府機関もブロックチェーンベースのソリューションに注目していると指摘している。その中には、連邦緊急事態管理庁(FEMA)、国土安全保障省(DHS)、カリフォルニア州食料農業省が含まれるという。 免責事項 : 本サイトは当ページのいかなるコンテンツや製品も推奨していない。本サイトは世界中他言語グローバルブロックチェーンサイトから引用したすべての重要情報を提供することを目的にしています。読者は上述の内容に関係したあらゆる行動をとる前に独自の調査を行い、自身の決断については全責任を負わねばならない。また、当記事は投資や金融商品購入のアドバイスではない。内容を参考としてご自由にご利用ください。

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アマゾン、NFTマーケットプレイス開設はまもなくか──米CoinDesk編集者にエラーメール?

3月24日午後、米CoinDeskの編集者ニキレシュ・デ(Nikhilesh De)は、Amazon公式アカウントから、NFTの購入完了とギャラリーの確認を求めるメールを受け取った。 メールは、Amazon Prime Videoの自動更新後のタイミングで送信された。デはAmazonからNFTを購入しておらず、AmazonがNFTを扱うことを事前に知っていたわけではない。 Amazon.com メールは、AmazonのWeb3計画についての新たなヒントを提供し、ギャラリーなどがAmazon上のどこに展開されるのかを示している。 AmazonがNFTマーケットプレイスを開設するという噂は数週間前から広がっていた。だがアマゾンはまだ公式にコメントしていない。 暗号資産ニュースサイトのBlockworksは1月、匿名の情報源の話を引用して、AmazonのNFT参入を伝えた。Amazonは新会社を設立し、「ブロックチェーンベースのゲームと関連するNFTアプリケーション」に焦点をあてるという。 さらに今月はじめ、暗号資産サイトのThe Big Whaleが、AmazonのNFTサービスは4月24日にスタートすると報じた。記事によると、名称は「Amazon Digital Marketplace」となるという。 リンクは機能せず 1月、Amazon Web Services(AWS)は、アバラボ(Ava Labs)と提携して、企業や政府機関などに対するブロックチェーン技術の導入促進に取り組むと発表した。だがNFTやNFTマーケットプレイスの計画は言及されていなかった。 Deに送られたメールによると、NFTはAmazonの公式サイト上に開設されるギャラリーに預けられたという。しかし、メールに記載されたリンクはまだ機能していないようだ。 メールは、転売についても記載しており、NFTはロックが解除されるまで転売の対象にはならないとしている。また、NFTを出品する前に「再販業者として登録する」必要があるとも書かれている。だが、再販ページへのリンクも機能していなかった。 デはNFTにアクセスできなかった。このメールとPrime Videoの更新確認メールの両方が同タイミングで届いたが、NFTが更新確認と関連しているかどうかはわからない。 Amazonにコメントを求めているが、当記事執筆時点までに返答はなかった。 AmazonのNFT参入は、同社の数百万人のユーザーに対するWeb3の普及に向けた大きな一歩となり得る。アンディ・ジャシー(Andy Jassey)CEOはブロックチェーン技術にオープンな姿勢を示しており、2022年4月にNFTは「非常に大きく成長し続ける」と予想し、暗号資産の導入は「この先、可能かもしれない」と述べている。 免責事項 : 本サイトは当ページのいかなるコンテンツや製品も推奨していない。本サイトは世界中他言語グローバルブロックチェーンサイトから引用したすべての重要情報を提供することを目的にしています。読者は上述の内容に関係したあらゆる行動をとる前に独自の調査を行い、自身の決断については全責任を負わねばならない。また、当記事は投資や金融商品購入のアドバイスではない。内容を参考としてご自由にご利用ください。

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アメリカの銀行危機は、暗号資産取引所にとって好機になるかもしれない: JPモルガン

多くのフィンテック決済企業やオフショア銀行が、アメリカのシルバーゲート銀行(Silvergate Bank)、シリコンバレー銀行(Silicon Valley Bank)、シグネチャー銀行(Signature Bank)の破綻によって空いた穴を埋めようとしているが、新しい銀行ネットワークが確立されるまでには時間がかかりそうだと、JPモルガン(JPMorgan)は3月22日の調査報告書で述べている。 ニコラス・パニギスツォグロウ(Nikolaos Panigirtzoglou)氏率いるJPモルガンのアナリストは「その間、暗号資産(仮想通貨)市場の参加者と投資家は、ステーブルコインに以前に増して依存するようになった」と書いている。ステーブルコインとは、価値が他の資産(通常は米ドル)に固定されている暗号資産の一種だ。 JPモルガンによると、暗号資産に特化したシルバーゲートが自主的に清算して業務を縮小すると発表した3月8日以降、ステーブルコインの取引量が急増した。特にテザー(USDT)がより大きなシェアを獲得していると指摘している。 JPモルガンは、3つの銀行の破綻が暗号資産企業に異なる形で影響を与えたと述べている。いくつかの取引所のように、多様な銀行パートナーを持つ暗号資産企業は、あまり影響を受けなかった。 「銀行危機は一部の取引所にチャンスをもたらし、仮想通貨を扱う企業や投資家に銀行サービスを提供することで市場シェアを獲得する可能性がある」と報告書には書かれている。 しかし、長期的には、暗号資産のエコシステムが失われた銀行ネットワークに取って代わり、法定通貨が市場参加者間で効率的かつ安全に移動できるようにすることが不可欠であり、「そうなることで、ステーブルコインの安定性を確保することができる」と報告書は付け加えている。 一方で、アメリカ当局の厳しい規制は、暗号資産市場参加者をヨーロッパやアジアの銀行ネットワークに向かわせるかもしれないと報告書は指摘している。 免責事項 : 本サイトは当ページのいかなるコンテンツや製品も推奨していない。本サイトは世界中他言語グローバルブロックチェーンサイトから引用したすべての重要情報を提供することを目的にしています。読者は上述の内容に関係したあらゆる行動をとる前に独自の調査を行い、自身の決断については全責任を負わねばならない。また、当記事は投資や金融商品購入のアドバイスではない。内容を参考としてご自由にご利用ください。

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「暗号資産の冬」でマイニング企業の長期保有に終焉

強気相場以降、全額を長期保有する戦略を取ってきたハット・エイト・マイニング(Hut 8 Mining)は3月7日、ついに戦略を変え、日々の運転資金とするために2月に188ビットコイン(BTC)を売却したと発表した。同社は、株式公開しているマイニング企業の中で最後まで全額保有を続けていた。 金融市場の低迷と収益率が低下するなか、マイニング企業は運転資金の調達に苦心している。前回の強気市場から現在の弱気相場にかけて、マイニングしたビットコインを全額保有することを選んでいた多くのマイニング企業は、日々の運転資金とするためにビットコインの売却を始めていた。 ハット・エイトは2021年1月以降、ビットコインを売却していなかった。2月の売却によって、2月末の保有高は9242BTCとなった。マラソン・デジタル・ホールディングス(Marathon Digital Holdings)も1月にビットコインを売却。2月末時点での保有高は1万1392BTC。 ハット・エイトのジェイミー・レバートン(Jaime Leverton)CEOは以前、USビットコイン・コーポレーション(US Bitcoin Corp.)との合併を完了させるためにビットコインを売却すると語っていた。 時間の問題 利上げなどの問題を考慮すれば「これらの企業が手持ちの現金について、もう少し慎重になる必要が生じることは時間の問題だった」と、投資会社D.A.デヴィッドソン(D.A. Davidson)でビットコインマイニング業界を担当するアナリスト、クリス・ブレンドラー(Chris Brendler)氏は語った。 「市場のピーク時には、ビットコインマイニング企業は株式発行によって積極的に事業と成長を支え、市場もそれをサポートしていた」とビットコインマイニング企業テラウルフ(TeraWulf)の最高戦略責任者ケリ・ラングライス(Kerri Langlais)氏は語った。 マラソン・デジタルの広報担当者チャーリー・シューマッハー(Charlie Schumacher)氏によれば、ビットコインを保有し続けたマイニング企業は、膨れ上がるバランスシートを歓迎する投資家と、ビットコインを長期保有するビットコインコミュニティの双方から評価されていた。 長引く弱気相場 しかし弱気相場の間に、ビットコイン価格とマイニング企業の株価は下落し、ビットコイン保有は株主にとってネガティブ要因となった。ついに投資家は、ビットコインを長期保有しつつ、株式で運転資金をまかなう戦略を拒むようになったとラングライス氏は説明する。 長引く弱気相場は、コンピュート・ノース(Compute North)やコア・サイエンティフィック(Core Scientific)といった大手マイニング企業を破産させ、事業継続のために債務の整理に取り組む企業も出てきた。 「負債に苦しむビットコインマイニング企業が破産保護申請や債務の整理を行なったこと」が、ビットコイン売却を決断する一因になったと暗号資産マイニングに関するリサーチとデータを手がけるザマイナーマグ(TheMinerMag)のリサーチ責任者ウルフィー・ジャオ(Wolfie Zhao)氏は分析する。 ビットコインマイニング企業グリニッジ・ジェネレーション(Greenidge Generation)の財務担当者ティム・レイニー(Tim Rainey)氏は、このトレンドはおそらく「ハッシュ価格(マイニングの収益性)の低下」と「弱気相場の中で事業やその他の債務をまかなうために流動性が必要になったこと」によって始まった可能性が高いと指摘した。 ビットコイン売却が特に多く見られるようになったのは2022年6月。ジャオ氏の分析によればこの月、マイニング各社は1万4200BTCを売却した。その約半分は破綻したコア・サイエンティフィックによるもの。それ以降、ジャオ氏が調査しているマイニング各社はひと月に5000〜7000BTCを売却。これは2022年1月〜5月にかけての平均売却高の2倍以上にのぼる。 売却タイミング マイニング企業が保有するビットコインを売却しなければならない兆しはあったが、その利益を最大化にするにはタイミングが重要だった。 コア・サイエンティフィックが膨大な保有ビットコインの売却を始めたのは2022年6月。ビットコイン価格が4万ドル付近から下落し始めた頃だ。ジャオ氏によれば、5月の市場低迷開始を待たず、1月に売却を始めていれば、利益は1億4400万ドル(約190億ドル)上乗せできたという。 昨年ビットコイン売却を余儀なくされたマイニング企業や投資家は多いが、「財務管理と事業構築のための意識的な選択」であることが明確に伝わるようにしたかったとマラソン・デジタルのシューマッハー氏は語った。 同社が運転資金のためにビットコインを売却し始めたのは、今年1月になってからだ。 減損損失 グリニッジ・ジェネレーションのレイニー氏は、マイニング企業が今後の決算報告で「マイニング機器やインフラを含めたマイニング関連の資産と保有デジタル資産の双方において、現金以外の多額の減損損失」を計上すると予想している。 業界大手のライオット・プラットフォームズ(Riot Platforms)は2022年、1億4740万ドルの暗号資産の減損損失を計上。前年は3650万ドルだった。ハット・エイトも2022年、1億1390万ドルのマイニング機器での損失を計上した。マイニング機器の価格はおおむね、暗号資産価格を反映する。 ジャオ氏はより多くのマイナーが「強気相場が戻ってくるまではハイブリッド戦略を続ける」と考えている。「しかしそうなると、100%保有する戦略に立ち戻って、また同じことを繰り返すのだろうか?」と疑問を提起した。 免責事項 : 本サイトは当ページのいかなるコンテンツや製品も推奨していない。本サイトは世界中他言語グローバルブロックチェーンサイトから引用したすべての重要情報を提供することを目的にしています。読者は上述の内容に関係したあらゆる行動をとる前に独自の調査を行い、自身の決断については全責任を負わねばならない。また、当記事は投資や金融商品購入のアドバイスではない。内容を参考としてご自由にご利用ください。

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Web3とロイヤルティマーケティング|スターバックスのNFT活用事例は企業がNFTを活用するスタンダードなアプローチになるか:HashHub Research

前提 今レポートでは、Web3界隈におけるロイヤルティマーケティングをテーマに考察を行います。 ※なお、本記事で記載するロイヤルティとは特定の権利者へ支払う対価の意のRoyaltyではなく、顧客や消費者が特定のブランドに対して抱くLoyalty(愛着、忠誠)の意です。 [Exective Summary] 2021年夏から末にかけて展開されたブランド企業が発行したNFTの主な特徴をおさらい スターバックスが発表した「Starbucks Odyssey」はサイドプロジェクトではなく、既存事業を強化する「ロイヤルティプログラム」 スターバックスが計画しているロイヤルティマーケティングは従来のそれと何か変わったのか、それとも何も変わっていないのか パブリックブロックチェーンを活用したUXリサーチはそれ以前のUXリサーチを変える可能性がある 余談:ロイヤルティマーケティングのジレンマ(イノベーション) 既存ブランドが取り組んできたWeb3ベースの施策振り返り ここ数年、企業によるスマートコントラクトやNFTを用いたビジネスや商品・サービス販売、新たな顧客体験の模索が続けられています。 2021年夏はコカ・コーラ、バドワイザーなどがNFTを発行するなど初期のNFT活用事例が話題となりました。 これら初期の活用事例は既存ブランドがNFTという話題のツールを用いて一過性の認知を獲得したに過ぎませんでしたが、2021年末あたりからは少し様子が変わりはじめ、Web3ネイティブのコミュニティと大手ブランドがコラボレーションする事例が現れてきました。 例えば、ナイキ、ティファニー、アディダス等々の大手ブランド企業がWeb3界隈で実施した事例はいずれも「企業とコミュニティの関係性」を模索するものとも言え、「インターネットコミュニティ」という名の消費体験を意識的に取り込むモデルと言えます。 ナイキ、ティファニー、アディダス等々の取り組みはNFTを通じて新しいオーディエンスや新しいユーザー体験への道を切り開いたとも言えます。言い換えるならば「新しいペルソナの特定」と仮想空間(またはメタバース)という名のフロンティア探索「サイドプロジェクト」です。 言うまでもなくこれらはイノベーション思考に基づいた新規市場開拓であり、既存ブランドを新たな市場へ拡張するような戦略であると言えます。 とは言え、イノベーションとは「新たな顧客獲得、市場開拓」だけを意味するものではなく、既存顧客を対象にした既存事業の強化もまたイノベーションの一種です。今回は主に後者の事例について概説していきます。 既存事業の強化、ロイヤルティプログラムの拡張を目的としたStarbucks Odysseyの登場 2022年9月にスターバックスが発表した「Starbucks Odyssey」は、所謂「サイドプロジェクト」ではない既存事業の強化、ロイヤルティプログラムの拡張を目的とした事例として注目されます。 スターバックスは、これまでのケースとは別で、カスタマー向けの継続プログラムとしてNFTをその要素の一部として組み込む形で顧客向けロイヤリティプログラムと運営します。 Starbacks Odysseyと命名し、まずは米国でサービスリリース予定です。 引用元:NFT(Non-Fungible-Token)の動向 22年9月 Starbacks Odysseyは既存のロイヤルティプログラムを拡張するものであり、これまでのスターバックスでの消費体験とロイヤルティマーケティングの手法をNFTを活用して強化することを目的にしています。自社ブランドを学び、顧客のエンゲージメントを高めるというアプローチはルイ・ヴィトンがゲームとNFTを活用して模索していますが、今回のスターバックスの手法は方向性は同じではあるものの、これともまた別の企業がNFTを利用するシナリオを提示したアプローチだと筆者は感じています。 消費体験そのものは既存のロイヤルティプログラムの認証情報をそのまま利用してウェブアプリにログインしてStarbacks Odysseyを体験できるものになると考えられています。つまり、今回の施策は既存ユーザーを対象として含んでいるということです。(参考:Starbucks details its blockchain-based loyalty platform and NFT community, Starbucks Odyssey) 基盤となるブロックチェーンはトランザクションコストが安価なPolygonを採用し、加えてNFT購入時の体験そのものもクレジットカード購入可、ガス代の複雑さを解消するためのバンドル価格(ガス代込み価格)採用等々、Web3ネイティブユーザーではない既存顧客の体験を意識した設計です。 肝心の消費体験そのものは、「ジャーニー」と呼ばれる様々なアクティビティ(ブランドやコーヒーの知識習得やインタラクティブなゲームなど)への参加を通じて行うスタンプ(NFT)ラリーのようなものとして構想されているようです。 NFT(スタンプ)はポイントのようでポイントではない|購入履歴ベースから体験ベースのロイヤルティへ ユーザー体験そのものはこれまでのポイント制度にNFT(スタンプと呼ばれる)が加わる形になります。 「だから何、それって換金可能になったポイントでしかないのでは」という感想もあるかと思いますが、「それは確かにそう」ではありますが明らかに「そうではない」と言える点もあります。 あくまで筆者の私見でしかありませんが、これまでのポイントはあくまでも取引ベースのロイヤルティプログラムが中心だったと感じています。例えばRFM(Recency Frequency Monetary)分析に見られるように従来の顧客理解は「商品を購入した」という購入履歴に基づいて顧客を評価し、エンゲージメント向上を目指していたわけです。 これに対してスターバックスが新たに採用するロイヤルティプログラムは「体験ベース」で顧客を評価し、エンゲージメントを高めていくアプローチです。 トークンインセンティブによって「顧客に期待する行動(体験)を促す」ことはこれまでにDeFiやGameFi、〇〇to Earn等々でも行われてきましたが、それに類似するアプローチをスターバックスは採用したわけです。 具体的に何が可能になるでしょうか?思いつきで少し例を挙げてみましょう。 新しいペルソナの特定 (ペルソナをずらした) お金をたくさん払ってくれるわけではないけれど、ブランドを宣伝していくれるユーザー(新しいペルソナ)を取り込むことを期待できる。例えば、自社の商品をソーシャルメディアでx回宣伝してくれたらNFT(スタンプ)がもらえる等が考えられますが、その結果としてペルソナを「たくさん買う人」ではなく「たくさんシェアしてくれる人」「たくさん学んでくれる人」等にずらすことが可能になります。 新しいペルソナを中心にしたプログラム構築  Starbacks Odysseyのような手法を採用するとドリンク購入だけではなく、そこにブランド関連エピソードの視聴、ソーシャルメディアでの宣伝回数等々のユーザーデータを利用していくことになります。 それは何を意味するでしょうか。企業から顧客に与える価値は必ずしも金銭的または物的な価値(クーポン)である必要はありません。例えばインフルエンサーであれば、ドリンククーポンではなく、彼らが宣伝する上で特別に与えられる体験の方が価値を持つでしょうから、これまでのペルソナとは異なる価値提供をプログラムとして構築し直すことができるのではないでしょうか。その結果としてハイパーパーソナライズ(より良い顧客理解に基づく施策を打てる可能性)の実現も期待できるでしょう。 パブリックブロックチェーンベースのUXリサーチは従来のそれを大きく変える アプリケーションレイヤーでは上記のような期待ができますが、加えてもう一つ別の可能性として筆者が期待していることがあります。 それはパブリックブロックチェーンベースの取引を可能にすることで従来のUXリサーチを大きく変えることができるのではないかということです。 本来ロイヤルティプログラムとは、既存顧客の維持を目的とした施策であり、この既存顧客をよりよく理解する目的でUXリサーチを行います。その結果として得られたデータに基づき、消費体験そのものを向上させ、その結果としてLTV(顧客生涯価値)向上を図ることが一つの目的です。 つまり、ロイヤルティマーケティングとは顧客理解に基づき展開されるものです。 しかし、従来のUXリサーチは基本的に自社のアプリケーションレイヤーをベース(自社のデータベースやGoogle Analyticsなどを用いて)にして顧客が何者であるかを特定しようとしてきました。言い換えるならばそこが限界であり、アプリケーションレイヤーの外側で彼らが何をしているのかはあまりわからないですし、他にどのようなサービスを好んで触っているのかもあまりよくわかりません。もちろんアンケートやソーシャルメディアを介した「顧客の声」を通じてそれを把握したような気になることはできます。とはいえ、それは恣意性のある「顧客の声」であり、それを収集し、定量化するコストが別途発生してしまいます。 パブリックブロックチェーン上で可視化される行動は上記のアンケートやソーシャルメディアで取得できるデータの全てを内包できるわけではありませんが、彼ら(特定のアドレス)が自社サービス外でどのようなものを好んで利用しているのか、少なくともその一部を定量データとして収集可能にしてくれるものにはなり得るでしょう。 この点はSBT単体、VC単体、またはその組み合わせによって今後発展していく領域になっていくのではないかと予想しています。 とはいえ、オンチェーン履歴の活用が必ずしも良いことばかりというわけでもありません。気をつけなければならないこともいくつか挙げておきます。 まず第一に自社で保有する顧客情報とオンチェーンデータを直接紐づけることは、従来以上の価値を持つPII(個人に紐づく情報)を管理することに他なりません。セキュリティコストの観点からあえて紐付けない、または自社でそれらを匿名化して紐づけるなど工夫する選択肢もあるでしょう。 またオンチェーン公開されたブランドNFTは競合他社のファンユーザーのオンチェーン行動を可視化することにもつながるわけですが、同じように自社が既存顧客に対してブランドNFTを付与すると自社のユーザー行動が他社に公開されることにも繋がります。オンチェーン上でファンが可視化されるとDeFi界隈で起きたバンパイアアタックのように、戦略的にユーザーを奪いやすくすることにもなりかねませんから、この点をどう対応していくのかは事前に検討しておく必要はあるでしょう。 余談:既存ブランドが行うWeb3ベースの施策はロイヤルティマーケティングなのか、それともイノベーション思考が生んだ新規事業なのか そもそもマーケティング4.0とは コトラーが提唱したマーケティング4.0は、その概念となる3.0を具体化したマーケティング手法であり、大雑把に言えばそれ以前(1.0および2.0)を新規顧客獲得を目指す狩猟型マーケティングとし、それ以降をファン(既存顧客)を育てる農耕型マーケティングを4.0としたものです。 これらの違いはカスタマージャーニーマップに描かれる旅程の長さの違いとしても現れてきます。それ以前は顧客に商品・サービスを売るまでの顧客の旅程(如何に売るか)が主に描かれ、4.0では商品・サービスを売ってからの旅程(如何に維持するか)が主に描かれます。 このような手法が重視されるようになってきた要因の一つとして消費者の購買スタイルの変化が挙げられます。具体例として商品やサービスをある特定の期間において体験、使用できることを可能にするサブスクリプションなどです。 サブスクリプションのような販売形態は商品を売って終わりではなく、売った後に如何に継続してもらうか、日々の生活の中でリピートしたい商品・サービスであり続けるかを重要視する必要があります。 つまり、新規既存に関係なく顧客獲得を目指すのが従来の狩猟型マーケティング、それに対してマーケティング4.0で提唱された手法は既存顧客の維持を基本とし、その上で新規顧客を足していく農耕型マーケティングであるという特徴があります。 「ロイヤルティ」と「イノベーション」のジレンマ マーケティング4.0に関連して頻繁に用いられるようになった用語としてロイヤルティ(Loyalty)が挙げられます。 マーケティングの文脈で用いられるロイヤルティはあるブランドに対する愛着心の意で用いられ、先のマーケティング4.0に倣うロイヤルティマーケティングで重要視される概念です。 この「ロイヤルティ」という言葉が世間で持て囃されるようになった一方で、シュンペーターのイノベーション理論に基づく「イノベーション」という言葉も同じように世間で持て囃されてきました。 いずれの言葉も「既存事業」を軸に展開することができますが、先にも述べたように「ロイヤルティ」という言葉は既存顧客の維持をベースに展開をするものである一方、「イノベーション」という言葉は新規顧客獲得(新規市場開拓、新商品・サービス創出)を名目に語られがちという違いがあります。※シュンペーターが記したイノベーションは必ずしも新商品・サービスの創出、新市場の開拓だけを指すわけではありませんが、ここではそのニュアンスで「語られがち」という風潮を指して表現しています。 この二つの言葉を同居させる施作というものも可能ではありますが、これら二つの言葉が互いの利点を侵食してしまう場合もあるという点には注意をしなければなりません。それぞれの言葉から生じるジレンマを見ていきましょう。 イノベーションのジレンマ  釈迦に説法かと思いますが、イノベーションのジレンマとは、既存顧客のニーズを満たすために自社商品・サービスの進歩に注力した結果、新たに成長しつつある市場の顧客ニーズに気づけず、市場全体に占める自社の割合を将来的に減少させる危険性があることを示したジレンマです。 ロイヤルティマーケティングは「お客様をファンにする」「顧客第一主義」「顧客志向」のようなミッションを掲げて行われるわけですが、この言葉を既存顧客にのみ目を向けて実施してしまうと、既存顧客以外が抱く新たなニーズに気付けずにイノベーションのジレンマに陥ってしまいます。これは大企業に関わらず、サブスクリプション形態をとる中小規模の事業体も既存顧客偏重型の思考になると陥る可能性のあるジレンマと言えます。 ロイヤルティのジレンマ 一方でイノベーションという言葉に囚われて、新規市場、新規顧客獲得にばかり目を向けてしまうこともまた事業経営における中長期的なリスクになり得ます。 極端な例ではありますが、「イノベーション」を名目に実施される施策は時として目先の利益を目的に一時的なブームに乗って展開される新規顧客獲得策となる場合もあります。それは既存事業(ブランド)の新たなファン獲得というよりも、ブームに乗った熱狂的顧客を獲得しているだけに過ぎない場合もあります。 「熱狂的顧客」と「ブランドのファン」は全く異なる存在です。新規市場開拓を行う上で発生する折込済のコストとして計上している場合はさておき、そうではない場合においては一時的なブームで獲得した「熱狂的顧客」は熱しやすくもあり、冷めやすくもあるものですから、中長期目線では既存ブランドから離反してしまう可能性が高い顧客であるとも言えます。 顧客維持を基本としたマーケティング4.0はバケツに水を蓄えることを目的とした手法と言えますが、一方でブーム(イノベーションを名目に)を前提とした新規顧客獲得はバケツに穴を開けた状態で新規顧客獲得という名の水を注いでいるようなものです。またバケツの中の水を一時的に濁すことにも繋がりますから、バケツの中の一部を抽出しただけの分析結果は自社のUXリサーチを多少混乱させることにもつながります。ロイヤルティマーケティングを実施する上ではこの点の落とし穴には注意を払う必要があるでしょう。 「イノベーション」、「ロイヤルティ」いずれの言葉にせよ絶対的に正しいと言えるような価値観ではありません。目的に応じた文脈で両者を適切に使い分けるバランス感覚は必要になるでしょう。 より詳しいNFT情報を知りたい方へ 累計90社以上とのWeb3に関するお取り組み実績があるHashHubにて、Web3事業を検討中の企業様に向けて企業のNFTの歴史と最新トレンドを解説しているウェビナーのアーカイブ動画が無料でダウンロード可能となっております。自社のNFT事業検討の材料していただけますと幸いです。 免責事項 : 本サイトは当ページのいかなるコンテンツや製品も推奨していない。本サイトは世界中他言語グローバルブロックチェーンサイトから引用したすべての重要情報を提供することを目的にしています。読者は上述の内容に関係したあらゆる行動をとる前に独自の調査を行い、自身の決断については全責任を負わねばならない。また、当記事は投資や金融商品購入のアドバイスではない。内容を参考としてご自由にご利用ください。 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