法規・政策

暗号資産やブロックチェーン業界に関する規制、政策、法制度の動向をまとめるカテゴリです。金融庁、SEC、各国政府の法案、ルール整備、コンプライアンス対応など、業界に影響を与える重要な制度変更と政策ニュースを掲載します。

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野村HD、法人向け暗号資産で日本市場参入へ──金融庁に申請準備:報道

野村ホールディングス(HD)が、日本国内で法人向け暗号資産(仮想通貨)取引事業に参入する計画であると、Bloombergが10月3日に報じた。 同報道によると、この計画は野村HD傘下でスイスを拠点とする「レーザー・デジタル・ホールディングス」が主体となって進められる。 同社は日本の金融機関などの法人顧客を対象として、金融庁に対し暗号資産交換業者としての登録を申請する準備を進めているという。これは同社の最高経営責任者(CEO)であるジェズ・モヒディーン氏が書面で明らかにしたもので、現在、当局との事前協議が行われている段階だとされている。 Bloombergは、日本暗号資産等取引業協会(JVCEA)のデータを引用し、国内の暗号資産取引額が今年1月から7月までの累計で約33兆7000億円に達し、前年同期比で倍増したと伝えている。また、市場の追い風として、税制改正や暗号資産を組み入れた上場投資信託(ETF)解禁への期待感があると指摘した。 登録が認可された場合、レーザー・デジタルは「ブローカー・ディーラー」として、金融機関や他の暗号資産取引業者などを対象に業務を開始する予定とのこと。 今年1月にCoinDesk JAPANが公開したインタビューで、レーザー・デジタル日本法人の工藤秀明代表取締役社長が、日本の将来性について言及していた。 同氏はこの中で、「現時点で、多くの日本の機関投資家にとって、(暗号資産を組み入れた資産運用は)『検討中』ということになる。(市場が動くまでには)時間はかかるだろう」と慎重な見方を示した。その上で、「しかし次の2年、3年で、日本の市場がまったく形成されないということにはならないだろう」と述べ、中長期的な市場形成への期待感を示していた。 免責事項 : 本サイトは当ページのいかなるコンテンツや製品も推奨していない。本サイトは世界中他言語グローバルブロックチェーンサイトから引用したすべての重要情報を提供することを目的にしています。読者は上述の内容に関係したあらゆる行動をとる前に独自の調査を行い、自身の決断については全責任を負わねばならない。また、当記事は投資や金融商品購入のアドバイスではない。内容を参考としてご自由にご利用ください。

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非上場株式に投資できるセキュリティ・トークンが登場──SBI証券、新生信託銀行、東京海上AM、BOOSTRYが共同開発

従来、機関投資家しかアクセスできなかった非上場企業の株式への投資が、ブロックチェーン技術によって個人投資家にも可能になる。 SBI証券、新生信託銀行、東京海上アセットマネジメント、BOOSTRYの4社は9月26日、国内の非上場株式(プライベートエクイティ)への投資を行うセキュリティ・トークンを共同開発し、その公募について協業すると発表した。 プライベートエクイティ:トークン化の次のターゲット 米国や欧州では、マネーマーケットファンド(MMF)などの金融商品や株式のトークン化が進み、伝統的金融(TradFi)と暗号資産の融合が確固としたトレンドとなっている。ブロックチェーン技術を活用したさまざまなアセットのトークン化は、米ドルなどの法定通貨をステーブルコインに変え、多様なアセットをオンチェーン化することで、透明性、流動性、アクセス性を備えた新たな金融システムを生み出そうとしている。 そうしたトレンドの中で、プライベートエクイティは、トークン化の次のターゲットとして期待されている。 また、日本では、NISAの登場をきっかけに資産運用への関心が高まっており、株式や債券といった伝統的資産のみならず、オルタナティブ投資と呼ばれる代替資産への投資も注目されている。プライベートエクイティ投資はその代表例でもある。 さらに日本政府も革新的なビジネスを生み出すスタートアップ企業を支援するため、2022年に「スタートアップ育成5か年計画」を策定し、5年間でスタートアップへの投資額を10兆円規模に拡大することを表明。国内のプライベートエクイティ市場は今後ますます活発になると見られている。 〈リリースより〉 個人投資家にとっての障壁 一方で、プライベートエクイティ投資は現状、機関投資家に限られており、個人投資家のアクセスはきわめて限定的だった。 リリースによると、運用実績が優良で高い評価を受けているプライベートエクイティ(PE)ファンドは、個人投資家よりも機関投資家からの資金調達に注力する傾向があるという。機関投資家との長期的な関係性構築を重視することがその要因の一つだ。 また、機関投資家は、プロ投資家として洗練された投資判断プロセスを持ち、PEファンドの投資方針も深く理解したうえで長期的なパートナーとして投資を行う。つまり、PEファンドは機関投資家のみで十分な資金を確保できるため、個人投資家からの資金調達を行う必要性を感じていないのが実情だ。 また、規制上の制約、高額な最低投資金額、長期間での資金拘束(低流動性)などもあり、個人投資家のPEファンドへの投資にはさまざまな障壁が存在する。 PEファンドへの投資機会を個人投資家に 今回共同開発された「東京海上・日本プライベートエクイティ戦略ファンドST」は、国内のPEファンドへの投資を通じて、従来、アクセスが限られていた非上場株式への投資機会を個人投資家に提供することを目的に開発されたという。 リリースによると、主な特徴は以下の通りだ。 1. 機関投資家である東京海上アセットマネジメントがゲートキーパーとして個人投資家に代わり、長年のPE投資経験と実績に裏打ちされたプロの目線で優良なPEファンドを厳選 本スキームにおいてゲートキーパーを担う東京海上アセットマネジメントのPE運用チームは、1997年に東京海上日動火災保険がPE投資を開始したことに端を発し、約30年にわたる運用経験を有している。2002年に同社からPE運用チームが東京海上アセットマネジメントに移管され、PEファンドの運用を開始。運用資産残高は約1兆5,000億円(2025年6月末現在)にのぼり、過去10年間のTOPIX(PMEベース)を上回る運用成績(報酬控除前)を残している。 2. 複数の優良PEファンドに分散投資を行うことで、リスク分散する商品を開発(Fund of funds) 本スキームでは投資効率が最良となることを目指して、ある程度成熟した企業の経営権を取得し、企業価値向上を図るバイアウトファンドと創業間もないスタートアップ企業やベンチャー企業に成長資金を供給するベンチャーキャピタルファンドを組み合わせる。また、組み入れるファンドの選定は、PE投資の分野で豊富な実績を有する東京海上アセットマネジメントのノウハウを最大限に活用して厳選するファンドとなる。 非上場会社のうち、企業のライフステージが異なるバイアウトファンドとベンチャーキャピタルファンドという複数のPEファンドへの投資を通じて、リターンの向上とリスクの分散を目指す。 〈リリースより〉 3. BOOSTRYが開発を主導する「ibet for Fin」を活用した小口投資 本スキームにおけるSTの募集、取得および譲渡は、BOOSTRYが開発を主導するSTのコンソーシアム型ブロックチェーン基盤「ibet for Fin」にて管理する。 セキュリティ・トークンを活用した国内PEファンドに投資する特定受益証券発行信託の提供は国内初(BOOSTRY調べ)となる。 国内のセキュリティ・トークン市場は、2020年にスタートして以来、順調な成長を続け、発行金額はBOOSTRYのダッシュボードによると累積で2200億円を超えている。これまで、裏付け資産は不動産と債権が中心で、大部分は不動産が占めていた。 グローバルでRWAトークン化の潮流が勢いを増すなか、日本においてプライベートエクイティ投資のトークン化商品が登場したことは、セキュリティ・トークン(デジタル証券)、そしてRWAのトークン化が新たなフェーズを迎えたと言えるだろう。 免責事項 : 本サイトは当ページのいかなるコンテンツや製品も推奨していない。本サイトは世界中他言語グローバルブロックチェーンサイトから引用したすべての重要情報を提供することを目的にしています。読者は上述の内容に関係したあらゆる行動をとる前に独自の調査を行い、自身の決断については全責任を負わねばならない。また、当記事は投資や金融商品購入のアドバイスではない。内容を参考としてご自由にご利用ください。

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日銀、ETF売却へ──市場に動揺、暗号資産も下落

日本銀行は19日、保有するETFを年間3300億円規模で売却する22億ドル規模のETF売却を計画しており、植田和男総裁は処分完了まで100年以上かかる可能性があると述べた。 日経平均はこの発表を受けて1%超下落、10年国債利回りは1.64%まで上昇した。 暗号資産市場も軟化し、ビットコインは一時11万8000ドルに迫った後、11万6000ドル台に後退した。 日本銀行は19日、2010年から金融緩和政策の一環として買い入れてきた37兆円超(簿価)のETF(上場投資信託)およびJリート(上場不動産投資信託)の売却を開始すると発表。市場に大きなサプライズをもたらした。 発表によると、簿価で年間3300億円、時価で6200億円相当のETFを売却する方針。市場に影響を与えないために、売却ペースは意図的に緩やかにしており、売却完了まで100年以上かかる見通しと日銀の植田総裁は述べた。 同日行われた金融政策決定会合では、政策金利を0.5%に据え置く決定が7対2の賛成多数で下された。ただし2名の委員が即時利上げを主張しており、早ければ10月にも利上げがあるとの観測が強まっている。8月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除くコアCPI)は前年同月比2.7%と、日銀の目標である2%を上回った。 日銀の発表に市場は敏感に反応し、日経平均株価は1%超下落。10年国債利回りは1.64%に上昇した。暗号資産(仮想通貨)市場も同調し、ビットコイン(BTC)は一時11万8000ドル台に迫った後、11万6000ドル付近まで下落した。 日本は脆弱な経済環境にある。日本の債務残高はGDP比で約240%に達し、国債利回りは数十年ぶりの高水準にある。借入コストの上昇は財政の持続可能性に深刻なリスクをもたらす可能性がある。 免責事項 : 本サイトは当ページのいかなるコンテンツや製品も推奨していない。本サイトは世界中他言語グローバルブロックチェーンサイトから引用したすべての重要情報を提供することを目的にしています。読者は上述の内容に関係したあらゆる行動をとる前に独自の調査を行い、自身の決断については全責任を負わねばならない。また、当記事は投資や金融商品購入のアドバイスではない。内容を参考としてご自由にご利用ください。

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Japan Smart Chain、電算システムとビジョンパートナー契約

AltX Researchは9月18日、同社が開発を進めるレイヤー1ブロックチェーン「Japan Smart Chain(JSC)」において、電算システムとビジョンパートナー契約を締結したと発表した。 リリースによると、JSCはイーサリアムとの互換性を備え、日本国内の産業リーダーによってバリデートされるレイヤー1ブロックチェーン。「コンプライアンス重視」の設計がなされ、ユーザーの利便性を維持しながら、規制に準拠したデジタル資産サービスを提供するための基盤となるという。 また電算システムは、コンビニエンスストアやドラッグストアなど、6万5000以上の店舗で決済・収納代行サービスを提供。さらに2024年のJPYCへの資本参加を皮切りに、ブロックチェーンを活用した流通・決済ネットワークインフラ、次世代決済サービスおよびweb3ウォレットサービスの開発に着手してきた。今回、そうした取り組みの一環として、日本におけるブロックチェーン流通・決済ネットワークインフラと次世代決済サービスの社会実装に向けたユースケースの創出を目指し、ビジョンパートナー契約締結に至ったとリリースで述べている。 免責事項 : 本サイトは当ページのいかなるコンテンツや製品も推奨していない。本サイトは世界中他言語グローバルブロックチェーンサイトから引用したすべての重要情報を提供することを目的にしています。読者は上述の内容に関係したあらゆる行動をとる前に独自の調査を行い、自身の決断については全責任を負わねばならない。また、当記事は投資や金融商品購入のアドバイスではない。内容を参考としてご自由にご利用ください。

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ゆうちょ銀行、デジタル通貨発行へ──DCJPYに参加:報道

ゆうちょ銀行が2026年度にも貯金者向けにデジタル通貨を導入すると日経新聞が報じた。セキュリティ・トークン(デジタル証券)などの金融商品の決済に使うほか、将来的には地方自治体の補助金の支給手段としての活用も視野に入れるという。 報道によると、インターネットイニシアティブ(IIJ)グループのディーカレットDCPが開発するデジタル通貨「DCJPY」を導入する。ゆうちょ銀行の利用者は、貯金口座にDCJPY用の口座をひも付け、残高のうち希望額を1円=1DCJPYとして交換できるという。   ステーブルコインとの違い 今回の仕組みは、日本円(今回のケースでは、貯金口座)に裏付けられ、日本円と同等の価値を持つという点で、先日、スタートアップ企業のJPYCが国内の発行体として初の認可を取得したステーブルコイン(日本の法規制では「電子決済手段」)と似ている。だが、DCJPYはステーブルコインではなく、「トークン化預金」と呼ばれるものだ。 トークン化預金とは、銀行預金(ゆうちょ銀行の場合は、貯金)をブロックチェーンに乗せたものだ。既存の銀行預金や郵便貯金もすでにデジタル化され、振込や決済に活用できているが、ブロックチェーンを基盤にする店が大きな違いとなる。 ステーブルコインは基本的には、パブリック・ブロックチェーンを基盤に、誰でも、グローバルに利用できるのに対し、トークン化預金は金融機関など、許可された参加者のみで運営されるパーミッションド(許可型)ブロックチェーン上で発行される。 ディーカレットは2024年9月、DCJPYの事業基盤強化に向けて、約63.5億円を調達。今回、ゆうちょ銀行が加わることで、ほぼ日本の人口に匹敵する約1億2000万口座、200兆円規模の貯金がDCJPY発行の潜在的なベースとなり、その存在感は、日本のステーブルコイン市場/トークン化預金市場において一気に拡大することになる。 セキュリティ・トークン決済へのハードル 報道では、まずはDCJPYを利用してセキュリティ・トークン(ST)を購入できるようにするとされている。ただし現状、STも規制や信頼性・安全性の観点から多くはパーミッションド・ブロックチェーン上で発行されており、相互運用性をどう実現するかが課題となる。 いずれにせよ、JPYCの認可で大きな注目を集めた日本のステーブルコイン市場、そしてトークン化預金市場がさらに大きく動きそうだ。 免責事項 : 本サイトは当ページのいかなるコンテンツや製品も推奨していない。本サイトは世界中他言語グローバルブロックチェーンサイトから引用したすべての重要情報を提供することを目的にしています。読者は上述の内容に関係したあらゆる行動をとる前に独自の調査を行い、自身の決断については全責任を負わねばならない。また、当記事は投資や金融商品購入のアドバイスではない。内容を参考としてご自由にご利用ください。

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Next Finance Tech、機関投資家特化の「Canton Network」にバリデーターとして参画──伝統的金融とDeFiをつなぐ

Next Finance Techは8月26日、40を超える世界有数の金融機関およびサービスプロバイダーによってガバナンスされているプライバシー対応型オープンブロックチェーンネットワーク「Canton Network」に、8月よりバリデーター(ノード運用者)として参画したと発表した。 リリースによると、Next Finance TechはこれまでEthereum(イーサリアム)などの主要ブロックチェーンのノード運用実績を活かし、海外の主要プロトコルとの協業や国内事業会社へのステーキングインフラの提供を推進。Canton Networkへの参画により、従来の金融市場と分散型金融(DeFi)を繋ぐ新たなグローバル金融インフラの発展に寄与するとともに、日本発のノードオペレーターとしてネットワークの安定運用に貢献していくという。Canton Networkにはすでにゴールドマンサックス、HSBC、BNPパリバといったグローバル金融機関が参画している。 また、将来的にはコインチェックグループおよびマネックスグループの一員として、グループ内のさまざまな取り組みとの連携の可能性も視野に入れていると述べている。 Canton FoundationのエグゼクティブディレクターであるMelvis Langyintuo氏は、リリースで「Canton Networkはグローバルに力強い成長を続けており、Next Finance Techのような地域インフラパートナーとの協業は、ネイティブ・ブロックチェーンアプリケーションをグローバルに同期させるネットワークを連携するという当社のビジョンにおいて、極めて重要な役割を果たす」と述べている。 一方、Next Finance Techの代表取締役である徳力創一朗氏は「グローバルな金融市場に向けたCanton Networkのバリデータとして参画できることを大変光栄に思います。機関投資家によるブロックチェーンを活用した金融取引の実現を実現する重要な一歩となると同時に、日本国内の金融機関が遅れを取らないようにサポートをしていくのも我々の役目でございます。今後もノードオペレーターとしての知見を活かし、ネットワークの安定運用に努めるとともに、伝統金融とデジタル金融を繋ぐ次世代の金融インフラ構築に貢献してまいります」と述べている。 Canton Networkはリリースによると、元々は米Digital Asset社が開発し、現在はオープンソースとして公開されている。機関投資家向けに特化して設計されたパブリックかつパーミッションレスなブロックチェーンで、「プライバシー」「コンプライアンス」「スケーラビリティ」という3つの特性を兼ね備えるという。 ネイティブトークン「Canton Coin」を活用して稼働し、世界をリードする金融機関が参加するCanton Foundationによってガバナンスされている。複数の資産クラスにおけるリアルタイムかつ安全な同期・決済を相互運用可能な共通インフラ上で実現。ブロックチェーンの可能性とグローバル金融を結びつける存在として、あるべき金融の流れを実現しているとリリースには記されている。 免責事項 : 本サイトは当ページのいかなるコンテンツや製品も推奨していない。本サイトは世界中他言語グローバルブロックチェーンサイトから引用したすべての重要情報を提供することを目的にしています。読者は上述の内容に関係したあらゆる行動をとる前に独自の調査を行い、自身の決断については全責任を負わねばならない。また、当記事は投資や金融商品購入のアドバイスではない。内容を参考としてご自由にご利用ください。

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暗号資産業界のオンチェーンエコノミーが200億ドル規模に、手数料が実需を示す:1kx

暗号資産業界のオンチェーンエコノミーは、価格投機だけでなく、手数料、ユーザー、実需によって牽引される新たな段階に突入したと、ベンチャー企業1kxによる包括的な最新調査が指摘した。 同社の「オンチェーン収益レポート(2025年上半期)」は1200超のプロトコルの検証済みオンチェーンデータを集計し、分散型システム内で価値が実際にどのように移動しているかを追跡。その結果、驚異的なスピードで成長している200億ドル(約3兆800億円、1ドル154円換算)規模のエコノミーが明らかになった。 ベンチャー企業1kxによる包括的な最新調査によると、暗号資産(仮想通貨)業界のオンチェーンエコノミーは、価格投機ではなく、手数料、ユーザー、実需によって牽引される新たな段階に突入した。 同社の「オンチェーン収益レポート(2025年上半期)」は1200超のプロトコルの検証済みオンチェーンデータを集計し、分散型システム内で価値が実際にどのように移動しているかを追跡。その結果、驚異的なスピードで成長している200億ドル(約3兆800億円、1ドル154円換算)規模のエコノミーが明らかになった。 「オンチェーン手数料は、実需を示す最も明確なシグナルだ」と1kxはレポートで書いている。 レポートによると、DeFiプロトコルは依然としてオンチェーン手数料全体の約63%を占めているが、新しい分野が急速に成長している。ウォレットはインターフェースが収益源となったことで収益が前年比260%増加し、コンシューマー向けアプリは200%、DePIN(分散型物理インフラネットワーク)は400%成長した。 イーサリアムの優位性は薄れてきている。これは、スケーリングソリューションや代替ブロックチェーンの登場により取引コストが低下したからだ。収益化プロトコルの数は8倍に増加したにもかかわらず、イーサリアムの平均取引手数料は2021年以降86%減少している。 レポートは、手数料と評価額の乖離についても指摘。上位20のプロトコルがオンチェーン手数料全体の70%を占めているにもかかわらず、時価総額はそれに追いついていない。DeFiアプリケーションは時価総額対手数料比が約17倍で取引されているのに対し、ブロックチェーンは3900倍もの評価を受けており、投資家が「国家規模」のナラティブを持つ資産に依然として高いプレミアムを付けていることを反映している。 1kxは、このミスマッチは機会を示している可能性があると指摘。「市場はアプリケーションをビジネスとして評価し始めている」と同社は述べ、継続的な手数料収入のあるプロトコルが次の投資サイクルを牽引する可能性があることを示唆した。 1kxは今後の見通しとして、オンチェーン手数料が2026年に前年比63%増の320億ドル(約4兆9280億円)に達すると予測。最大の成長要因として、現実資産(RWA)のトークン化、DePINネットワーク、ウォレットの収益化、コンシューマー向け暗号資産アプリを挙げている。 規制の明確化とスケーラブルなインフラの整備が相まって、暗号資産は「成熟期」の始まりを迎える可能性がある──つまりは利用、手数料、価値の分配がようやく収束すると同社は主張している。 免責事項 : 本サイトは当ページのいかなるコンテンツや製品も推奨していない。本サイトは世界中他言語グローバルブロックチェーンサイトから引用したすべての重要情報を提供することを目的にしています。読者は上述の内容に関係したあらゆる行動をとる前に独自の調査を行い、自身の決断については全責任を負わねばならない。また、当記事は投資や金融商品購入のアドバイスではない。内容を参考としてご自由にご利用ください。

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ステーブルコイン、急増に対応した政策調整が必要:ミランFRB理事

ドナルド・トランプ米大統領が新たに任命した米連邦準備制度理事会(FRB)理事のスティーブン・ミラン(Stephen Miran)氏は、需要の高まりとともに、ステーブルコインが米国の金融政策を変化させるという見解を示した。 ミラン氏によると、FRBスタッフは、10年以内に最大で3兆ドルもの成長が見込まれると予測している。 最近承認されたばかりの米連邦準備制度理事会(FRB)の最新メンバーであるスティーブン・ミラン理事は、ステーブルコインと、その爆発的な成長(特に海外ユーザーによるもの)が金融政策に深刻な影響を及ぼす可能性にスポットライトを当てた。 ミラン氏は11月7日、ニューヨークでのスピーチで、「ステーブルコインは、中央銀行にとって数兆ドル規模の、無視できない巨大な問題となる可能性がある」と述べ、FRBスタッフはその成長が、「2029年末までに1兆ドル(約153兆円、1ドル=153円換算)から3兆ドルに達する」と予測していると続けた。 「現在、発行済み米国債の総額は7兆ドル未満である」とミラン氏は述べ、「この予測が正確であれば、ステーブルコインによる追加需要の規模は無視できないほど大きくなる」と指摘した。 FRBの理事に就任する前はトランプ政権で大統領経済諮問委員会(CEA)の委員長を務めていたミラン氏は、ステーブルコインが、銀行家が強く懸念している米国の銀行預金の流出要因となる可能性は低いと見ており、新しいステーブルコイン法(ジーニアス法)は、直接的な利回りを認めていないと主張している。 「したがって、ステーブルコインの需要のほとんどは、ドル建ての貯蓄手段を利用できない地域から発生し、ドル資産への需要を押し上げるだろう」と、ミラン氏は「BCVCサミット2025」で述べた。 「外国通貨から米ドルへの資金流出によってグローバルなステーブルコインの供給過剰が生じれば、他の条件が同じならドル高要因となる」とミラン氏は指摘。「この効果が、FRBの物価安定と完全雇用という目標に影響する他の要因と比べて強ければ、金融政策が反応する可能性もある」と続けた。 ステーブルコインは暗号資産(仮想通貨)業界が取引や契約のための安定した要素として依存する、他の資産に価値が連動したトークンであり、USDTを手がけるテザー(Tether)やUSDコイン(USDC)を手がけるサークル(Circle)などの発行企業は、米国初の主要暗号資産法であるジーニアス法の下で、新たに規制対象となる見込みだ。 大統領経済諮問委員会の委員長職を休職中のミラン氏は、米国の金融インフラは「再起動が必要」と主張し、ドル連動型トークンがそのために役割を果たし得ると示唆した。 「ステーブルコインはこの点で先導役となり、国内外におけるドル保有と決済を促進する可能性がある」と、ミラン氏は述べた。

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英中銀、ステーブルコイン規制は「米国並みに迅速に整備」:ブルームバーグ

イングランド銀行(英中央銀行)のサラ・ブリーデン(Sarah Breeden)副総裁は、英国のステーブルコイン規制が「米国と同じくらい早く」施行されるだろうと述べた。 英中銀は11月10日にステーブルコイン規制案を発表する予定で、保有量に制限を設けると見込まれている。 ブリーデン氏は、ステーブルコイン保有制限の必要性について、英国と米国の住宅ローン市場の違いを理由として挙げた。 イングランド銀行(英中央銀行)のブリーデン副総裁は、ステーブルコイン規制の導入で英国が他国に遅れを取っているとの懸念を否定し、「米国と同じくらい早く」規制を発効させると述べた。ブルームバーグが11月5日に報じた。 金融安定担当副総裁のサラ・ブリーデン氏は5日の会議で、「我々の目標は、米国と同様の速さで規制体制を稼働させることだ」と述べたと、ブルームバーグは伝えている。 英中銀は11月10日にステーブルコイン規制案を発表予定で、個人保有上限を2万ポンド(約400万円、1ポンド=201円換算)、企業保有上限を1000万ポンドとする見通しだ。 英中銀が個人・企業のステーブルコイン保有額制限を検討していると報じられた際、暗号資産(仮想通貨)業界から強い反発を招いた。ブリーデン氏はこれらの計画について、「実際には人々が考えるほど問題ではない」と述べた。 ブリーデン氏は、ステーブルコイン保有制限が必要とされる理由として、英国の住宅ローン市場と米国との違いを指摘した。米国ではトランプ大統領が7月、「ジーニアス(GENIUS)法」に署名してステーブルコイン規制のための法律が成立した。 「米国では住宅ローンは、ファニーメイ(連邦住宅抵当公庫)とフレディマック(連邦住宅金融抵当公庫)から提供され、金融市場で資金調達されている」とブリーデン氏は述べ、次のように続けた。 「英国では、住宅ローンは商業銀行から提供されるため、ステーブルコインが主流となる世界への移行において制限が必要となる点は、米国の制度にはそれほど当てはまらない」。 免責事項 : 本サイトは当ページのいかなるコンテンツや製品も推奨していない。本サイトは世界中他言語グローバルブロックチェーンサイトから引用したすべての重要情報を提供することを目的にしています。読者は上述の内容に関係したあらゆる行動をとる前に独自の調査を行い、自身の決断については全責任を負わねばならない。また、当記事は投資や金融商品購入のアドバイスではない。内容を参考としてご自由にご利用ください。

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トランプ大統領はアメリカを「ビットコイン超大国」にしたいと述べ、中国との競争を理由に挙げた

フロリダ州マイアミで開催されたアメリカ・ビジネス・フォーラムの初日、現地時間の11月5日午後1時に登壇したドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領は、アメリカが暗号資産(仮想通貨)を受け入れるよう促し、そのリーダーシップに対する野心を示した。「我々はここ、マイアミにおける重要な産業を受け入れるために集まった」と彼は述べた。 トランプ氏は自らの政権がワシントンの敵対姿勢を転換したと強調した。「連邦政府の暗号資産に対する戦争を終わらせる歴史的な大統領令にも署名した。暗号資産は包囲されていたが、今はそうではない」。 彼はこの分野が規模が大きく、ビジネスリーダーの支持を得ていると主張した。「なぜなら、これは巨大な産業だからだ。巨大な産業であり、私は多くの優れた人材、優れたビジネスパーソンを擁している。彼らは他の事業も手がけているが、暗号資産にも関与している」。 そして暗号資産を米ドルと結びつけて、「それはドルの負担を大きく軽減する。多くの良い効果をもたらすが、我々はこれに注力している」と述べた。さらに、「バイデン(前大統領)は暗号資産に厳しかった。彼らは暗号資産関係者を取り締まっており、ひどい状況だった。中には起訴された者もいた」と延べ、前政権との対比を強調した。トランプ氏はその後、自身の法廷闘争に話題を逸らしたが、それは暗号資産とは無関係だった。 トランプ氏は目標を国家的なリーダーシップと位置付け、「我々はアメリカをビットコイン(BTC)の超大国、世界の暗号資産の中心地にする」と宣言し、アメリカを「AI(人工知能)分野における誰もが認めるリーダー」と呼ぶことで、自身の技術メッセージをAIと結びつけた。 次に海外に目を向け、競争圧力について警告した。「忘れてはならない、我々が暗号資産を適切に扱わなければ、中国はそれをやりたがっている。彼らはすでに始めており、やりたいのだ。他の国々もそれをやりたいのだ。我々が適切に扱わなければいけない。これは巨大な産業だ」。 マイアミでの発言は新たな具体策よりも、立場の強調に重点を置いたもので、新たなタイムラインや政府機関への指示には言及されなかった。 今年、ホワイトハウスはこの姿勢に沿った措置を講じている。連邦政府による差し押さえ・没収で得たコインを用いた「戦略的ビットコイン準備」と「アメリカデジタル資産備蓄」の創設などだ。ただし、政府によるビットコイン購入は行われていない。 7月18日に成立したGENIUS法によりステーブルコインの枠組みが前進したが、より広範な市場構造に関する法案は審議中だ。トランプ政権はアメリカの中央銀行デジタル通貨(CBDC)導入を拒否しており、暗号資産政策はドルの優位性と両立するとしている。 免責事項 : 本サイトは当ページのいかなるコンテンツや製品も推奨していない。本サイトは世界中他言語グローバルブロックチェーンサイトから引用したすべての重要情報を提供することを目的にしています。読者は上述の内容に関係したあらゆる行動をとる前に独自の調査を行い、自身の決断については全責任を負わねばならない。また、当記事は投資や金融商品購入のアドバイスではない。内容を参考としてご自由にご利用ください。

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