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暗号資産やブロックチェーン業界における各種プロジェクトの動向をまとめるカテゴリです。新規ローンチ、提携、資金調達、サービス拡張、エコシステム展開、オンチェーン施策など、Web3プロジェクトに関する重要ニュースを掲載します。

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ラテンアメリカの暗号資産利用、2025年に米国の3倍の成長見込みと報告

ブラジルとアルゼンチンが成長を牽引している。ブラジルは取引額で圧倒的規模を誇り、アルゼンチンでは越境決済とステーブルコインの利用が普及を押し上げている。 アルゼンチンの暗号資産企業Lemonの最新レポートによると、ラテンアメリカの暗号資産市場は米国を凌ぐ速度で拡大している。ユーザーは投機目的よりも決済や国際送金用途での暗号資産利用を増加させているという。 同地域の暗号資産取引量は2025年に7,300億ドルを超え、前年比60%増となり、世界の暗号資産活動全体の約10%を占める見込みだ。 成長は取引量にとどまらず、ラテンアメリカの暗号資産アプリの月間アクティブユーザー数は前年比約18%増に達し、米国の成長率の約3倍に相当する。 ブラジルは取引規模で地域内で圧倒的な存在感を示している。同国の暗号資産取引高は3,188億ドル相当に上り、前年比で約250%増加した。この伸びは主に機関投資家の取引拡大と金融機関向け規制の明確化によるものだ。 一方、アルゼンチンでは異なる成長パターンが見られる。2025年のインフレ率は約32%に低下したが、暗号資産の普及は引き続き拡大し、月間平均ユーザー数は2021年の強気相場時の4倍に達している。 この背景には越境決済の拡大がある。アルゼンチンのフィンテック企業は、暗号資産の決済基盤をブラジルの即時決済システムPIXに接続。ユーザーはペソでブラジルの店舗に支払い可能で、裏側ではUSDTをはじめとするステーブルコインで決済が処理される仕組みとなっている。 この連携により、2025年のアルゼンチンにおける暗号資産アプリのダウンロード数は540万件に達し、1月には過去最高を記録した。 ペルーも急速に成長する市場の一つである。1月にBybit PayがデジタルウォレットYapeおよびPlinと連携して以降、暗号資産アプリのユーザー数は2倍に増加した。銀行とデジタルウォレット間の相互接続ルールの適用により、銀行口座とウォレット間の送金件数は前年比120%増の5億4,000万件を超えている。 こうした実用的利用拡大の中心にあるのがステーブルコインだ。レポートでは、地域全体のユーザーがデジタルドルを用いて海外送金を行い、PayPalなどのプラットフォームから資金を受け取ったり、従来の銀行ネットワークを迂回したりしていると指摘している。

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バイナンス、上院調査に対し「イランへの直接送金口座は確認されず」と回答

暗号資産取引所バイナンスは、イラン関連の資金17億ドル流入の疑惑を否定し、調査の根拠とされた報道について「中傷的」と批判しました。 バイナンスは弁護士を通じて米上院の調査に回答し、自社プラットフォーム上の口座がイランの組織と直接取引した証拠は見つからなかったと述べています。これは同取引所を通じてイラン関連グループへ17億ドル相当の暗号資産が流れたという疑惑に対する反論です。 3月6日付の書簡で、コネチカット州選出のリチャード・ブルーメンソール上院議員(民主党)が率いる常設調査小委員会の質問に対し、バイナンスは内部調査の結果、イランと関連すると考えられるウォレットへの「間接的な接触」しか確認されず、その活動に関係した口座は既に削除済みであると説明しました。 またバイナンスは、この調査の端緒となった報道についても反発し、ニューヨーク・タイムズ、ウォール・ストリート・ジャーナル、フォーチュンなどの報道を「明らかに誤りであり、複数の重要な点で中傷的である」と主張しています。 今回の回答は、バイナンスがイラン関連組織、特にイエメンのフーシ派武装勢力への資金移動を許していたかどうかに関してブルーメンソール議員が調査を開始したことを受けたものです。この調査は、バイナンスの内部調査担当者がイラン関連主体に結び付く取引を特定していたとする報道の後に始まりました。 バイナンスによれば、調査は昨年4月に法執行機関から同社へ連絡があり、バイナンスのウォレットと、当局がテロ資金供与に関連する可能性があると指摘した複数の外部アドレスとの取引について情報提供を求められたことがきっかけで開始されたとのことです。 書簡によると、取引所はユーザー記録や取引情報を捜査当局に提供し、その後も内部で活動調査を継続したとしています。 バイナンスの弁護士は、Hexa WhaleとBlessed Trustという2つの主体が問題のウォレットと取引していたことを確認したと説明しています。バイナンスは昨年8月にHexa Whaleをプラットフォームから排除し、調査完了後の今年1月にはBlessed Trustも利用停止としたとしています。 また、コンプライアンス担当者が問題提起後に解雇されたという報道についても否定し、退職の大半は自主的なものであり、1名の従業員は社内のユーザー情報開示に関する規則違反により解雇されたと述べています。 書簡では「信頼できるリスク情報がある場合、バイナンスは調査を行い、リスク軽減、口座停止、適切な当局への報告を実施している」とし、「バイナンスは厳格なコンプライアンス体制を有しており、それを継続的に強化している」と強調しています。

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カナダ中銀と大手銀行、トークン化債券の初期実証実験を完了

カナダ銀行(Bank of Canada)は、国内の大手銀行と協力し、トークン化された債券の市場流通に関する実証実験を完了したことを発表しました。 実験では、政府系金融機関であるExport Development Canada(EDC)が、満期3カ月未満の1億カナダドル(約7,300万ドル)相当の証券を発行し、限定された投資家グループに販売しました。 この実験は「Project Samara」と称され、RBC Dominion Securities、RBC Investor Services Trust、そしてトロント・ドミニオン銀行のTD Securities部門が参加しました。プロジェクトでは、EDCが発行する債券を分散型台帳技術(DLT)を用いて発行・取引・決済するプロセスの検証が行われました。 RBCが運営するプラットフォームは、債券取引の全ライフサイクルを支援し、台帳上でトークン化された債券を、参加者が同一システム上で入札、クーポン支払い、償還、さらには二次市場取引まで実行できる仕組みを実現しました。 また、実験ではカナダ銀行が発行・管理する「デジタル化されたホールセール・カナダドル」を用いた決済も試験的に行われました。これらのデジタル資金は債券と同じ台帳上で移動し、プラットフォーム内で取引決済が完結する構造となっています。 カナダ政府は11月の予算案にて、カナダドル連動のステーブルコインを規制する法案の導入計画を明示しており、カナダ銀行がその監督に関与する見通しです。この規制は、主に準備資産の裏付けや償還ルール、リスク管理に焦点を当てる予定です。 さらに先月、同国の投資規制機関CIROは、暗号資産のカストディ(保管)に関する新たな枠組みを導入しました。これは取引プラットフォームによる暗号資産の保管基準を強化し、過去の業界破綻に伴うハッキング、詐欺、破産といったリスクを低減することを目的としています。

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ビットコイン、7万4000ドルから下落続く デリバティブ市場は慎重な姿勢示す

ビットコインは7万ドル付近で推移しており、中東情勢の緊迫が原油価格を押し上げる中、トレーダーは米国の雇用統計発表を控えインフレ見通しを再評価している。 金曜日の暗号資産市場は弱さを見せ、ビットコイン(BTC)は心理的なサポートラインである7万ドルをわずかに上回る水準で取引された。 BTCは水曜日にこの水準を突破し、一時7万4000ドルまで上昇したが、流動性が薄い上値ゾーンで勢いを保てず、米株とも連動して反落した。 中東での戦争激化により原油価格は1バレル85ドルとサイクル高値を更新し、ブレント原油は年初から約42%上昇している。エネルギー価格の上昇とイラン情勢の不透明感の高まりを背景に、市場では欧州のインフレ見通しが再評価され、マネーマーケットでは年内に欧州中央銀行(ECB)が利上げに踏み切る可能性も織り込まれ始めている。これは2025年に予定されていた利下げ期待からの急激な転換を示すものだ。 金利の上昇は通常、ビットコインや暗号資産市場全体にとって逆風となる。投資家はボラティリティの高いリスク資産から、安定的な利回りを提供する安全資産へ資金をシフトさせるためだ。 アルトコイン市場も弱含み傾向を示している。Santimentのソーシャルボリューム指標によれば、投機市場に対するSNS上のセンチメントはほぼ底値に近づいている。 デリバティブ市場の状況市場は調整局面にあり、ビットコインのオープンインタレスト(OI)は先週の150億ドルから161.6億ドルへ増加し、投機的関心の回帰が伺える。 個人投資家の資金調達率(ファンディングレート)は0%~10%の範囲で安定しているが、Binanceでは-2.5%へ反転し、ショートヘッジの増加を示唆している。 3カ月先物ベーシスは2.7%の水準で推移しており、機関投資家の確信が依然として弱いことを示している。 オプション市場は慎重ながらやや楽観的な姿勢に変化している。24時間のコール取引比率は51対49まで接近し、1週間物の25デルタ・スキューは15%から8%へ低下、下落保険(プット)のコストも大幅に下がった。 長期のインプライド・ボラティリティ(IV)は約50%で安定しているものの、短期IVは急激にバックワーデーションへ移行し、トレーダーが短期的な大幅な価格変動を織り込んでいる様子がうかがえる。 Coinglassのデータによれば、過去24時間の清算額は2億5700万ドルで、ロングとショートの比率は70対30となっている。主な清算対象はBTC(1億2100万ドル)、ETH(5100万ドル)、その他(1500万ドル)だ。 Binanceの清算ヒートマップでは、価格上昇局面で7万1600ドル付近が重要な清算水準として注目されている。 トークン市場動向分散型金融(DeFi)トークンのMORPHOとJUPは金曜日の下落を牽引し、UTC午前0時以降で2~3%の値下がりとなった。トレーダーが投機的なトークンからドルへ資金を戻していることが背景にある。 一方、OKXのネイティブトークンOKBは過去24時間で23%上昇し、取引所OKXがIntercontinental Exchange(ICE)と提携し、トークン化株式および暗号資産先物商品を導入する計画を発表したことが材料視された。 また、KITEとRIVERもそれぞれ約15%上昇し、年初来の強いパフォーマンスを維持している。 プライバシー系トークンは引き続き弱含みで、zcash(ZEC)とdecred(DCR)は過去24時間で6%の下落、UTC午前0時以降に下落が加速した。

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ソニー銀行、出資特典に「五人百姓」NFT──香川・金刀比羅宮の老舗支援ファンド募集開始へ

ソニー銀行は23日、投資型クラウドファンディングプラットフォーム「Sony Bank GATE」において、香川県の老舗飴屋である「五人百姓池商店」を対象とした新規ファンドの募集を開始すると発表した。 本案件では出資特典の一つとして、「五人百姓池商店NFT」が用意されている。このNFTは「Sony Bank CONNECT」を通じて閲覧・管理ができる仕様となっており、伝統産業の支援プロジェクトにデジタルアセットを付帯させた構成となっている。 支援対象となる五人百姓池商店は、1245年の創業から780年以上にわたり、金刀比羅宮(こんぴらさん)の参道で伝統菓子「加美代飴」の製造・販売を続けている。   なお、同社が名を冠する「五人百姓」とは、金刀比羅宮の境内で唯一商売を許された5軒の飴屋を指す。その起源は1000年以上前、神のお供としてこの地に来た5つの家系にまで遡り、代々神事の手伝いをしながら参拝者向けに飴を作り続けてきた歴史がある。 公式ウェブサイトによれば、こんぴら名物として親しまれる加美代飴は、もともと「ご利益のお裾分け」として生まれたものだという。 [加美代飴 「五人百姓池商店」オンラインストアから] 現在は28代目社長のもと、製造工程の見学や飴づくり体験プログラムの提供、地域素材を活用した新商品の開発など、観光産業を軸とした持続可能なまちづくりを推進している。今回のファンドで調達された資金は、同社のこうした事業活動全般に活用される予定である。 [リリースから] 本ファンドの募集期間は2026年1月27日から2月21日まで。目標募集金額は300万円、1口あたりの申込金額は1万円に設定されている。事業計画達成時の目標リターンは1.03倍(税引後1.02倍)、年利換算で15%を見込んでいる。 出資特典のNFTについては、2026年3月中旬頃に出資者へ送付されるシリアルコードを、NFTプラットフォーム「SNFT」上で入力することで取得が可能となる。 免責事項 : 本サイトは当ページのいかなるコンテンツや製品も推奨していない。本サイトは世界中他言語グローバルブロックチェーンサイトから引用したすべての重要情報を提供することを目的にしています。読者は上述の内容に関係したあらゆる行動をとる前に独自の調査を行い、自身の決断については全責任を負わねばならない。また、当記事は投資や金融商品購入のアドバイスではない。内容を参考としてご自由にご利用ください。

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Ripple、3兆ドル規模の清算プラットフォームにCoinbaseの暗号資産先物を導入

Rippleの機関投資家向けプラットフォーム「Ripple Prime」の顧客は、Coinbase Derivativesで提供されるビットコイン、イーサリアム、ソラナ、XRPの先物を米国の規制市場で取引可能となった。 XRP Ledger(XRP)と関連の深いブロックチェーン企業Rippleは木曜日、同社の機関向けプラットフォーム「Ripple Prime」の顧客が、Coinbase Derivativesに上場されているすべての暗号資産先物を取引できるようになったことを発表した。 この新たな取り組みにより、機関投資家は米商品先物取引委員会(CFTC)の監督下にある規制市場を通じ、暗号資産デリバティブへのアクセス手段を得ることになる。Rippleによれば、Ripple Primeプラットフォームは2025年に3兆ドル以上の取引を清算する見込みである。 取扱商品には、小口取引が可能なnanoビットコイン(BTC)およびnanoイーサリアム(ETH)の先物契約が含まれる。さらに、Coinbaseはソラナ(SOL)とXRPに連動する先物を標準サイズと小型サイズの双方で上場している。これらの契約はいずれも米国の清算機関であるNodal Clearを通じて清算される。 暗号資産デリバティブは、デジタル資産市場において最も急速に成長している分野の一つだ。多くの大手トレーディング企業は現物のトークンを保有することなく価格変動に対するエクスポージャーやリスクヘッジを行えるため、先物取引を好む傾向にある。また、米国の規制された先物市場は明確なルールと中央清算があることから、機関投資家からの注目が集まっている。 今回の新サービスは、Rippleが昨年12億5,000万ドルで買収した先物委託業者兼プライムブローカーの「Hidden Road」を基盤としている。現在同社はRipple Primeとして事業を運営し、複数の資産クラスにわたるブローカー業務、清算、資金調達サービスを展開している。 Rippleは過去1年の間に積極的な買収を進めており、機関投資家や企業向けのデジタル資産サービスの強化を図っている。Hidden Roadのほかにも、同社はステーブルコイン決済企業Railを2億ドルで買収、さらに財務管理技術企業GTreasuryや暗号資産ウォレットインフラのスタートアップPalisadeも取得している。

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暗号資産の上昇は持続的とアナリスト指摘-トランプ氏の政策支援と機関投資家の参入を根拠に

ビットコインが過去24時間で8%上昇し73,000ドル台を回復した中、Clear Streetのアナリスト、オーウェン・ラウ氏は「この上昇は持続性があると考える」と述べた。 暗号資産価格は数カ月にわたる下落の後、転換点に近づいている可能性がある。直近の複数の進展からは、新たな強気相場の幕開けを示す兆候も見られる。 ラウ氏は10月10日から2月28日にかけての市場が約44%下落した期間について、暗号資産の冬(クリプト・ウィンター)の終わりを示す局面である可能性があると指摘。「それでも問題ない」と述べている。 ビットコインの具体的な価格目標は示さなかったものの、最近の数週間でセンチメントとファンダメンタルズの両面で改善が見られるとした。特にワシントンでの規制推進の動きや、暗号資産企業と伝統的金融システムのさらなる統合、機関投資家の継続的な採用を挙げた。 ラウ氏は「業界はインフレクションポイント(転換点)に差し掛かっているかもしれない。今回の上昇は持続性があると考えている」と記している。 この見解は、市場が反発し始めたタイミングで示された。ビットコインは中東情勢の緊迫化を背景に、過去1週間で約11%上昇。直近24時間でも8%上昇し、多くのトレーダーが重要なレジスタンスと見なす75,000ドル付近へ迫っている。 さらにラウ氏は、ドナルド・トランプ米大統領が火曜日に介入したことにより、現在停滞しているCLARITY法案が夏までに議会を通過する可能性が高まったと指摘。JPMorganはこれをデジタル資産市場のラリーに必要な触媒と評価している。 インフラ統合の面でも進展が見られる。Krakenの銀行子会社が連邦準備制度(FRB)のマスターアカウントを取得し、中央銀行決済システムへ直接アクセス可能となった。この動きは暗号資産ネイティブの機関が米金融システムに統合される構造的な一歩とラウ氏は説明する。 加えて、機関投資家の参加拡大もラリーの可能性を支える要素とされた。モルガン・スタンレーは最近、現物ビットコインETFの申請書類を修正し、バンク・オブ・ニューヨーク・メロンに加えてCoinbase Custodyを共同カストディアンとして明記。これによりCoinbase(COIN)が機関投資家向け暗号資産エコシステムで果たす役割が再び注目された。 ラウ氏はCoinbase、Circle(CRCL)、Bullish(BLSH)など主要暗号資産企業のカバレッジを担当し、現在CoinbaseとBullishに「買い」、Circleには「中立(ホールド)」の投資判断を付与している。 ただしブルトラップの懸念も一方で、今回の上昇が持続的な回復の始まりだと断言しない見方も存在する。 一部のトレーダーは、直近の上昇が典型的なブルトラップになり得るとの警告を発している。即ち、短期的な上抜けが買いを誘発した後に反転下落するパターンである。 アナリストの間では、72,000ドルから76,000ドルの上昇に対して厚い売り圧力やデリバティブ市場のポジショニングのリスクが指摘されており、上昇はトレンドの確認というより売りを引き起こす可能性があるとの示唆もある。 とはいえラウ氏は、直近の複数の進展が業界のより広範な構造的変化を示している可能性に重きを置いている。「業界はインフレクションポイントに到達しつつあり、この上昇は持続性があると考えている」と改めて記している。

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エリック・トランプ氏、ステーブルコイン利回りの規制巡り銀行業界を「反米」と非難

World Liberty Financial共同創業者であり、ドナルド・トランプ米大統領の息子でもあるエリック・トランプ氏は、水曜日にステーブルコイン利回りをめぐる交渉の現状について投稿した。 トランプ氏は、暗号資産の市場構造法案に含まれるステーブルコイン利回りの容認に反対する銀行業界を火曜日に厳しく批判した。 X(旧Twitter)での投稿では、「JPモルガン・チェース、バンク・オブ・アメリカ、ウェルズ・ファーゴなどの大手銀行は、米国人が預金でより高い利回りを得るのを阻止するために過度なロビー活動を行い、加えて顧客に与えられるあらゆるリワードや特典の提供も妨げようとしている」と述べた。 さらに銀行が預金者に支払う金利は、連邦準備制度(FRB)から受け取る金利に比べ微々たるもので、差額を利益として保持していると指摘した。 「現在、銀行はプラットフォームが4〜5%以上の利回りやリワードを提供しようとしている暗号資産およびステーブルコインを激しく攻撃している」とも述べている。 トランプ氏はまた、「ABA(全米銀行協会)や他のロビイストは、Clarity Actのような法案を通じてステーブルコイン利回りを禁止または制限するために何百万ドルもの資金を投入している。『公平性』や『安定』といった言葉を掲げるが、実際には低金利の独占体制を守り、預金流出を防ぐためのものであり、これは小売や消費者に反し、明確に反米である」と批判した。 エリック・トランプ氏が共同設立したWorld Libertyは独自のステーブルコインUSD1を発行しており、同社の枠組みは通貨監督庁(OCC)からのチャーター取得手続きを進めている段階にある。 この1年間、トランプ氏は銀行に対する不満を繰り返し表明し、複数のカンファレンスで自らと家族が銀行取引を打ち切られた(debankされた)と語っている。 また、同氏の父であるドナルド・トランプ大統領も火曜日にClarity Actに言及し、議会に法案推進を促す投稿を行い、ステーブルコイン利回りをめぐる交渉で銀行が強硬姿勢をとっているとして同様に批判を展開した。今のところ両者の投稿が交渉にどの程度の影響を及ぼすかは不明である。 なお、ドナルド・トランプ大統領の投稿は、Coinbaseのブライアン・アームストロングCEOと面会した直後に行われた。アームストロング氏はステーブルコイン条項などを問題視し、同法案に対する支持を1月に公に撤回している。 加えて、ホワイトハウスの暗号資産担当パトリック・ウィット氏は水曜日、ステーブルコイン発行体は銀行と同様の規制を受けるべきだと主張したJPモルガンのジェイミー・ダイモンCEOに反論した。

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AIインフラ企業Sharon AI、USD.AIから最大約790億円の融資枠確保──GPU担保とオンチェーン信用を活用

オーストラリアのAIインフラ事業者SharonAI Holdings Inc.(シャロンAI・ホールディングス)は、USD.AIから最大5億ドル(約790億円、1ドル=158円換算)のデット・ファシリティ(融資枠)が承認されたと発表した。 シャロンAIは「Neocloud」を掲げる企業として、先端AIワークロード向けに、安全かつ大規模なコンピュート基盤を豪州およびアジア太平洋地域で構築している。 今回の枠組みの特徴は、伝統的な銀行やプライベートクレジットへの依存度を下げつつ、オンチェーンの信用システムを用いてAIインフラ投資を加速させる点にある。プレスリリースによれば、この融資枠により、承認済みのGPU配備をステーブルコイン流動性で資金調達できる見込みだという。 シャロンAIは、この融資枠を2026年第1四半期から利用開始し、まず6500万ドルの初期GPU配備を資金面で支える計画だ。さらに、インフラの検証と運用開始が進むにつれ、追加容量の資金調達も段階的に行える設計となっている。 同社は直近で、豪州およびアジア太平洋での高性能コンピュート展開を加速するため、1億ドルの転換社債による資金調達も完了したとされる。狙いは一貫しており、AI学習と推論を大規模に回すための、安全・高性能な計算資源を拡張することだ。 USD.AIのモデルは、信用リスクを企業全体ではなく「インフラ資産」に隔離する点が中核となる。プレスリリースでは、信用は企業のバランスシートではなく、検証済みGPU資産のみに対して設定されると説明されている。 さらに、承認されたGPU配備は独立に検証され、標準化されたオンチェーン担保へ変換される。これにより、信用発行の根拠が透明化され、モニタリングも継続的に行えるという。 この構造は、AIインフラ事業者にとっては株式希薄化を避けた拡張というメリットにつながる。一方、資金提供者側は、収益を生むコンピュート資産へのエクスポージャーを直接持つ形になる。   伝統的金融レールの制約を回避する「オンチェーン・クレジット」 USD.AIは、オンチェーンの信用市場を通じて、GPUを担保に資金調達を可能にするプロトコルだ。USD.AIプロトコルを開発するPermian Labsの共同創業者兼COOであるConor Moore(コナー・ムーア)氏は、シャロンAIを次のように評価している。 今回のシャロンAI向けの融資枠は、USD.AIが進めるGPU担保型の資金供給枠の一部である。プレスリリースによれば、USD.AIはQumulusAIやQuantum Solutionsなどに対する枠も含め、これまでに12億ドル超の融資枠を承認してきたという。 AI計算需要の世界的な加速を背景に、USD.AIはGPU担保クレジットを「次世代インフラの基盤的な資金調達メカニズム」として拡大させる構えを示している。ブロックチェーンネイティブの決済と、長期稼働する現実資産(GPU)を接続し、機関投資家水準の資本配分を反復可能にする設計だとしている。 USD.AIは自らを「GPU担保インフラ向け、世界初のブロックチェーンネイティブ信用市場」と称する。プレスリリースでは、AIハードウェアをトークン化担保へ変換し、深い流動性と迅速な決済を通じて、AI事業者の資金調達を支援すると説明されている。 また、USD.AIはデュアルトークンとして、USDai(高い流動性を持つステーブルコイン)と、sUSDai(利回り付きの対応トークン)を提示している。事業者側には新たな流動性経路を提供し、投資家側には「現実資産由来の利回り」をスケールさせる設計だという。 シャロンAIの共同創業者兼会長James Manning(ジェームズ・マニング)氏は、USD.AIとの提携を前向きに評価している。 シャロンAIは、ハイパースケール、研究機関、企業、政府といった幅広い需要を対象に、セキュアで高性能な計算資源を提供するとしている。今回の資金枠は、その拡張ペースを押し上げる材料となる。 免責事項 : 本サイトは当ページのいかなるコンテンツや製品も推奨していない。本サイトは世界中他言語グローバルブロックチェーンサイトから引用したすべての重要情報を提供することを目的にしています。読者は上述の内容に関係したあらゆる行動をとる前に独自の調査を行い、自身の決断については全責任を負わねばならない。また、当記事は投資や金融商品購入のアドバイスではない。内容を参考としてご自由にご利用ください。

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トークン化企業Superstate、約130億円を調達──株式トークン化インフラを強化へ

トークン化を手がけるSuperstate(スーパーステート)は、シリーズBで8250万ドル(約130億円、1ドル=158円換算)の資金調達を完了したと発表した。 リード投資家はBain Capital Crypto(ベイン・キャピタル)とDistributed Global(ディストリビューティッド・グローバル)。Haun Ventures(ハウン・ベンチャーズ)、Brevan Howard Digital(ブレヴァン・ハワード・デジタル)、Galaxy Digital(ギャラクシー・デジタル)なども参加した。 スーパーステートは今回の調達を通じて、株式を含む伝統的資産のオンチェーン発行・決済・名簿管理をさらに前進させ、資本市場インフラの中核領域に踏み込む構えだ。 スーパーステートの特徴として強調されているのが、同社がSEC(米証券取引委員会)登録のトランスファーエージェントとして、証券トークン化に必要な記録管理を担える点だ。これにより、オンチェーン上で株式が移転するたびに、株主名簿をリアルタイムで更新する仕組みを実装できるという。 同社はシリーズA以降、規制対応を前提にしながら、DeFi(分散型金融)とも接続可能な「コンポーザブル」な証券トークン化インフラを構築してきたとしている。さらに、同社のローンチしたトークン化ファンドは、運用資産が12億ドル超に拡大したという。 今回の資金調達で注目されるプロダクトが、上場企業向けの株式トークン化プラットフォーム「Opening Bell」である。スーパーステートは、企業がイーサリアムやソラナ上で株式をトークン化し、追加資金調達を可能にする「Direct Issuance Programs(直接発行プログラム)」を提供するとしている。 トークン化市場は近年、投資業界全体で関心が高まっている。債券・株式・ファンドといった伝統資産をブロックチェーン上のトークンに変換する動きが広がっており、取引の高速化、24時間決済、透明性向上が目的として挙げられている。 ただし、トークン化は技術だけで成立しない。スーパーステートのプレスリリースは、その点を次のように強調する。 スーパーステートCEOであり、DeFi黎明期の代表的プロジェクトCompound(コンパウンド)共同創業者でもあるRobert Leshner(ロバート・レシュナー)氏は、今回の動きを資本市場の変化として位置付けている。 免責事項 : 本サイトは当ページのいかなるコンテンツや製品も推奨していない。本サイトは世界中他言語グローバルブロックチェーンサイトから引用したすべての重要情報を提供することを目的にしています。読者は上述の内容に関係したあらゆる行動をとる前に独自の調査を行い、自身の決断については全責任を負わねばならない。また、当記事は投資や金融商品購入のアドバイスではない。内容を参考としてご自由にご利用ください。

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