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決済大手Stripe、PayPal買収を模索—暗号資産分野への影響は

決済分野の大手企業であるStripeが、苦境にあるフィンテック大手PayPalの買収を検討しているとブルームバーグが報じました。Stripeはステーブルコインとブロックチェーンへの戦略的な関心を高めているとされています。 ブルームバーグの報道によれば、昨年1.9兆ドルの決済処理を行い、直近の企業評価額が約1,590億ドルとされるStripeが、PayPal(ティッカー:PYPL)の全株または一部株の買収を検討中です。交渉はまだ初期段階にあるとのことです。 この買収が実現すれば、ステーブルコイン領域へ進出している二大決済企業が一体化することになります。 PayPalは2022年、発行主体であるPaxosを通じて米ドル連動ステーブルコイン「PYUSD」を発行しました。同トークンの時価総額は約40億ドル規模に達しています。PYUSDにより、ユーザーは暗号資産ネットワーク上で24時間いつでも米ドルを送金でき、銀行送金よりもコストが低くなる場合があります。 一方、Stripeも暗号資産分野での活動を強化しています。2024年には、企業や暗号資産プロジェクトが独自の米ドル連動トークンを発行できるツール「Bridge」を約11億ドルで買収しました。また、ベンチャー企業Paradigmと協業し、決済に特化したブロックチェーン「Tempo」の開発も進めており、現在テスト段階にあります。 ただし、PayPalは近年業績が低迷しており、株価は2021年の最高値から約80%下落しています。買収報道を受け、今週に入ってから株価は上昇傾向にあり、Stripeの報道後の火曜引け後にはさらに7%上昇しました。

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AIエージェント向け暗号資産ウォレットが法的課題を浮き彫りに──Electric Capitalの指摘

AIエージェントの自律性が高まる中、開発者はすでにソフトウェアに暗号資産ウォレットを搭載し、資産の保有やサービスの支払い、トークン取引、さらには他のエージェントの雇用まで可能にしている。一方で、技術的な土台は整いつつあるものの、法的整備は未だ追いついていない。 米カリフォルニア州サンフランシスコ発——暗号資産は単に決済の高速化にとどまらず、人間以外の主体のための金融システム構築の可能性を示している。 AIエージェントの自律性が増すにつれて、開発者は彼らに暗号資産ウォレットを与え、ソフトウェアが資産を保有し、サービスの支払いを行い、トークンを取引し、他のエージェントを雇うことも可能にしている。技術面での準備は進んでいるが、法的な枠組みは整備が遅れている状況だ。 NEARCON 2026のパネルディスカッションで、Electric Capitalのアヴィチャル・ガーグ氏はこの瞬間を歴史的に重要であると位置付けた。 ガーグ氏は「もし背後に全く人が存在しなかったらどうなるのか? ウォレットを保有するコード片があり、稼ぐためにコードを実行している場合、その責任はどうなるのか」と問いかけ、「正直なところ、私にも答えはわからない」と述べた。 暗号資産は従来の金融システムでは不可能な事態を可能にしている。ブロックチェーンはプログラマブルマネー、即時決済、グローバルなアクセスを実現し、それに意思決定が可能なAIエージェントを組み合わせることで、「考え、取引できるソフトウェア」という新たな存在が生まれる。 ガーグ氏はこの変革を19世紀に有限責任会社(LLC)が誕生したことに例え、LLCが資本のプールと産業規模の成長を促した法的ブレークスルーであったと説明した。 また、「経済に参加するコストはこれほどまでに低減されている。世界中の誰でも、比較的少額の資金で価値を創出できる時代になった」と述べた。 しかし同氏は、執行(エンフォースメント)に関しては問題が残ると指摘している。 「AIに罰を与えることはできない。止めることは可能だが、AIはそれを気にしない」とガーグ氏は述べた。 自律的なAIエージェントがオンチェーン上で取引、貸借、雇用、事業拡大を開始した場合、法制面では根本的な課題に直面するだろう。それは「自分のウォレットを持ち独立して行動するソフトウェアに対し、誰が責任を負うのか」という問題である。

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ビットコインは6万3,000ドル付近で不安定な推移 Pippin急騰で市場過熱の懸念持続

ビットコイン(BTC)は6万3,000ドル付近で値動きが不安定な状況が続く中、Solanaブロックチェーン上のAI生成ミームコインが注目を集めている。 Pippin(PIPPIN)は、ChatGPTが生成したユニコーン画像に端を発し、SNS上で相互作用する自律型AIエージェントに発展したトークンで、過去4週間で135%の上昇を見せ、直近24時間でも10%の値上がりを記録した。 このトークンはAIベンチャーキャピタル分野のイノベーターであり思想的リーダーとされる中島陽平氏が関与しているが、市場インテリジェンス企業LunarCrushはその急騰について、投機的な動きである可能性が高いと分析している。 同社は「Pippinの値動きは強い投機的関心と急速な時価総額の拡大に押し上げられている一方で、操作や『犯罪』疑惑もあり、現在の価格は自然な需要ではなく人工的なポンプの影響を受け、非常にボラタイルな状況を生んでいる」と述べている。 複数のSNSアカウントでは、この価格急騰にマネーロンダリングが伴うとの指摘もあり、デジタル資産エコシステムの評判リスクを高める要因として懸念されている。 真偽は明らかでないものの、PIPPINのパフォーマンスは、10月以降ビットコインが約50%下落している中でも市場に投機的な「泡(フロス)」が依然として残存していることを示唆しており、これがさらなる相場の下押し圧力になる可能性も警戒されている。 ブルームバーグのマイク・マクグローン氏は「ビットコインの底入れには、多数の暗号資産の整理と株式市場のボラティリティ回復が必要かもしれない」と指摘している。 ビットコインはアジア市場時間に一時6万3,000ドルを割り込み、その後6万3,200ドル付近で推移している。ただし直近24時間で約4%の下落を記録し、イーサ(ETH)、ソラナ(SOL)、XRP、CoinDesk 20指数も同様かそれ以上の下落を示している。 米国の関税問題とAI主導の技術革新が世界の経済成長や雇用に懸念材料をもたらし、リスク資産全体の重しとなっている。 CryptoQuantの分析によれば、Coinbaseプレミアム・インデックスが継続的にマイナス圏にあることから、機関投資家の安定した買い需要が不足している可能性が示唆されている。 市場関係者は6万ドルを重要な支持水準として引き続き注視している。 連続起業家でテクノロジー投資家のヴィニー・リンガム氏は「6万ドルを割り込めば激しい連鎖清算が発生し、次の半減期が近づくまで回復は期待できない。6万ドルを割り込むとBTCやETHのトレジャリー企業が破綻し、MSTRも100ドルを割り込むだろう」と述べ、「6万ドル割れは2022年型の崩壊を招く」と予想した。 一方、伝統的な市場では、日本の首相が日銀の利上げ計画に対して強硬な姿勢を示したとの報道を受け、円は対ドルで1%下落した。近時の動向では円とビットコインが不可解な正の相関関係を示していると指摘されており注意が必要である。 (以下、関連情報) 注目イベント(What to Watch)今週の包括的な予定はCoinDeskの「Crypto Week Ahead」を参照。 暗号資産(Crypto)・2月24日:SSVステーキングのテストネット開始。 マクロ(Macro)・2月24日 8:15:米ADP雇用者数(週次)(前回 10.25K)・2月24日 9:00:S&Pケース・シラー住宅価格指数(前年比)(前回 1.4%)・2月24日 10:00:米CB消費者信頼感(予想 86、前回 84.5)・2月24日 13:00:米マネーサプライ(M2、1月)(前回 $22.4T) 決算(FactSet予想)・2月24日:Cipher Mining(CIFR)プレマーケット、予想EPS 0.03ドル トークン関連(Token Events)・2月24日:KASTが「Pengu Card」ローンチに関するX Spacesを開催。・GMX DAOは流動性再構築によりCEX供給の上値圧力を中和、暫定的に5ドルの買い壁を設定。トークン価格が90ドルに達するまでステーキング報酬を停止するための投票を実施中。投票期限は2月24日。 アンロック・予定なし。 トークン上場・2月24日:WAR(WAR)がKrakenに上場予定。 カンファレンス(Conferences)・4日間中2日目:Strategy World 2026(ラスベガス)・2日間中2日目:NEARCON(サンフランシスコ)・4日間中1日目:GFTN Forum Japan(東京) 市場動向(Market Movements)・BTC:月曜16:00(ET)比 -2.05%で$63,257.26(24時間:-4.54%)・ETH:-1.95%で$1,826.78(24時間:-4.92%)・CoinDesk 20:-1.95%で1,826.19(24時間:-4.53%)・Ether CESR複合ステーキングレート:+5bpで2.81%・BTCファンディングレート(Binance):-0.0032%(年率換算 -3.5489%)・DXY:+0.1%で97.81・金先物:-0.69%で$5,189.50・銀先物:+1.32%で$87.71・日経225:+0.87%で57,321.09・ハンセン:-1.82%で26,590.32・FTSE:-0.25%で10,657.66・Euro Stoxx 50:-0.13%で6,106.15・DJIA:月曜終値 -1.66%で48,804.06・S&P500:-1.04%で6,837.75・ナスダック総合:-1.13%で22,627.27・S&P/TSX:-0.12%で33,776.50・S&P 40 Latin America:-1.48%で3,743.45・米10年債利回り:+0.8bpで4.035%・E-mini S&P500先物:+0.22%で6,866.75・E-mini Nasdaq-100先物:+0.33%で24,843.50・E-mini Dow先物:+0.15%で48,922.00 ビットコイン統計(Bitcoin Stats)・BTCドミナンス:58.35%(-0.51%)・ETH/BTC比:0.02881(+0.32%)・ハッシュレート(7日移動平均):1,014 EH/s・ハッシュプライス(スポット):$27.70・総手数料:2.6 BTC / $170,446・CME先物建玉:113,640 BTC・金建てBTC:12.2オンス・BTC対金時価総額比:4.23% テクニカル分析(Technical Analysis)イーサのローソク足(日足)チャートでは、売り圧力が再燃しており、直近安値の$1,781を再試す可能性が指摘されている。買い手がこの水準を防げなければ、注目すべき次の目標は昨年4月の安値$1,385に移る。この水準は当時下落トレンドの終着点となった。 暗号資産関連株(Crypto Equities)・Coinbase(COIN):月曜終値 $160.24(-6.48%)、プレで$157.85(-1.49%)・Circle(CRCL):終値 $61.17(-2.94%)、プレで$60.53(-1.05%)・Galaxy Digital(GLXY):終値 $20.34(-4.06%)、プレで$20.03(-1.52%)・Bullish(BLSH):終値 $30.63(-3.59%)、プレで$30.20(-1.40%)・MARA:終値 $7.88(-1.13%)、プレで$7.73(-1.90%)・Riot(RIOT):終値 $15.65(-0.19%)、プレで$15.42(-1.47%)・Core Scientific(CORZ):終値 $16.89(-2.37%)、プレで$16.81(-0.47%)・CleanSpark(CLSK):終値 $9.82(+1.76%)、プレで$9.63(-1.93%)・WGMI:終値 $39.76(+2.36%)、プレで$39.53(-0.58%)・Exodus(EXOD):終値 $9.55(-3.14%) 暗号資産トレジャリー企業(Crypto Treasury Companies)・Strategy(MSTR):終値 $123.71(-5.60%)、プレで$122.40(-1.06%)・Strive(ASST):終値 $7.36(-9.69%)、プレで$7.38(+0.27%)・SharpLink Gaming(SBET):終値 $6.49(-3.42%)、プレで$6.41(-1.23%)・Upexi(UPXI):終値 $0.56(-8.58%)・Lite Strategy(LITS):終値 $1.07(-3.60%) ETFフロー(ETF Flows)・現物BTC ETF - 日次純フロー:-2.038億ドル - 累計純フロー:537.9億ドル - 総BTC保有:約126万BTC・現物ETH ETF - 日次純フロー:-4,950万ドル - 累計純フロー:115.1億ドル - 総ETH保有:約566万ETH出所:Farside Investors 寝ている間に(While You Were Sleeping)・トランプの新関税、想定より低い税率で発効(BBC)・イラン、中国から超音速対艦ミサイル購入で合意間近(Reuters)・ジェイミー・ダイモン、競合の「愚かな行動」に危機前の類似点を見る(Bloomberg)・ETH、SOL、XRPが下落を拡大 AI不安トレードがリスク市場を揺さぶる(CoinDesk)

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2025年、暗号資産詐欺の被害額は約2兆7000億円:Chainalysis

ブロックチェーン分析企業のChainalysis(チェイナリシス)が発表した『2026 Crypto Crime Report(2026年暗号資産犯罪レポート)』によると、2025年、暗号資産(仮想通貨)を巡る詐欺と不正行為による被害額は、推定で170億ドル(約2兆7000億円、1ドル=159円換算)に達した。前年から急増した最大の要因は、「なりすまし詐欺」の爆発的拡大と、AI技術の本格的な悪用だ。 最新の分析によると、なりすまし型詐欺は前年比で約1400%という異常な増加を記録し、AIを利用した詐欺は従来型に比べて4.5倍以上の収益性を示している。 もはや詐欺は、個人が行う犯罪ではない。高度に分業化され、ツール化され、国境を越えて展開される「産業」になりつつある。   信頼を武器にする「なりすまし詐欺」の進化 2025年に最も顕著だったのが、政府機関や企業を装うなりすまし詐欺だ。 中でも象徴的なのが、米国の電子料金徴収システムを装ったE-ZPass詐欺である。 この詐欺では、利用者にSMSを送り「未払い料金がある」と偽ってリンクを踏ませ、公式サイトと見分けがつかない偽ページへ誘導した。背後にいたのは、中国語話者のサイバー犯罪集団「Smishing Triad(Darcula)」とされている。 Googleが2025年11月に起こした訴訟によれば、彼らは「Lighthouse」と呼ばれる中国語圏のフィッシング・アズ・ア・サービスを利用していた。このサービスは、テンプレート化された偽サイトや検知回避機能を備え、まさに「初心者向け詐欺キット」だったという。 そのコストは驚くほど低い。一部のフィッシングキットは500ドル未満で入手可能だったとされる。しかし、その影響は甚大だ。E-ZPass関連の詐欺は、3年間で10億ドル以上を詐取し、100万人超の被害者を生んだとされている。 AIが詐欺を「効率化」する時代へ 2025年は、AIが詐欺のあり方を根本から変えた年でもあった。 ディープフェイク音声、顔交換技術、大規模言語モデル(LLM)により、詐欺師はより説得力のある人物になりすますことが可能になった。 分析によれば、AI関連ツールとオンチェーンで結びつく詐欺は、1件あたり平均320万ドルを詐取しており、AIを使わない詐欺(約71万ドル)を大きく上回る。 また、1日あたりの取引件数も約9倍に増加しており、少人数で多数の被害者を同時に操る「量産型詐欺」が現実になっている。 法執行機関の反撃 一方で、2025年は法執行機関にとっても転換点だった。詐欺活動の規模拡大と巧妙化が進んだことを受け、暗号資産関連の詐欺活動に直接関連する史上最大規模の法執行措置も2件実施された。 英国では、史上最大規模となる6万1000ビットコイン(当時約50億ポンド相当)が押収された。中国での大規模投資詐欺に関与した人物が、長年かけて資金洗浄を試みていたケースだ。 ロンドン警視庁のWill Lyne(ウィル・ライン)氏は次のように述べている。 「暗号資産に関連する詐欺は、規模も巧妙さも増している。しかし同時に、我々の対応能力も大きく向上している」 米国でも、東南アジアの強制労働型詐欺拠点を統括していたとされる犯罪組織「Prince Group」に対し、150億ドル超の資産凍結と刑事措置が取られた。 これらの拠点では、人身売買の被害者が「豚の屠殺(ピッグ・ブッチャリング)」と呼ばれる投資詐欺を強制的に実行させられていた。 「産業化された詐欺」にどう立ち向かうか 2025年のデータが示すものは明確だ。 暗号資産詐欺は、AI、分業化、国際的資金洗浄ネットワークを取り込んだ高度に組織化された産業へと進化している。 被害を抑えるには、技術、法執行、国際協力を組み合わせた多層的な対策が不可欠だ。リアルタイム検知、国境を越えた資金凍結、制度の弱い地域への支援が求められている。 免責事項 : 本サイトは当ページのいかなるコンテンツや製品も推奨していない。本サイトは世界中他言語グローバルブロックチェーンサイトから引用したすべての重要情報を提供することを目的にしています。読者は上述の内容に関係したあらゆる行動をとる前に独自の調査を行い、自身の決断については全責任を負わねばならない。また、当記事は投資や金融商品購入のアドバイスではない。内容を参考としてご自由にご利用ください。

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ビットコインETF、1200億円の資金流入──10月以降で最大、イーサリアムETFも好調

● 米国上場のビットコイン現物ETFは、1月14日に7億5370万ドル(約1200億円、1ドル=158円換算)の資金流入を記録し、1日あたりの流入額としては過去3カ月で最大となった。 ● 資金流入を牽引したのは、Fidelity(フィデリティ)のFBTCで、流入額は3億5100万ドル。これにBitwise(ビットワイズ)のBITB、BlackRock(ブラックロック)のIBITが続いた。 ● 暗号資産(仮想通貨)市場の回復を背景に、イーサリアム現物ETFの需要も再び高まり、純流入額は1億3000万ドルに達した。 免責事項 : 本サイトは当ページのいかなるコンテンツや製品も推奨していない。本サイトは世界中他言語グローバルブロックチェーンサイトから引用したすべての重要情報を提供することを目的にしています。読者は上述の内容に関係したあらゆる行動をとる前に独自の調査を行い、自身の決断については全責任を負わねばならない。また、当記事は投資や金融商品購入のアドバイスではない。内容を参考としてご自由にご利用ください。

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Polygon Labs、CoinmeとSequenceを買収

Polygon Labs(ポリゴン・ラボ)は、米国における規制準拠のステーブルコイン決済と資金移動インフラを完成させるため、Coinme(コインミー)およびSequence(シークエンス)を買収することで最終合意したと発表した。 この統合により、ポリゴン・ラボはブロックチェーン基盤に加え、法定通貨との接続、ウォレット、クロスチェーン決済を一体化した垂直統合型の決済基盤「Open Money Stack」を構築する。 この動きにより、ポリゴン・ラボは単なるブロックチェーン開発企業から、実際の決済フローによって収益を生み出すブロックチェーン決済企業へと明確に舵を切ることになる。 ポリゴン・ラボが掲げるビジョンはシンプルだ。 ステーブルコインはすでに、国境を越えた送金や決済において「お金」として機能し始めている。しかし、現実には既存の金融システムとクリーンに接続するためのインフラが不足しており、規制の不透明さや運用の複雑さが普及の障壁となってきた。 ポリゴン・ラボは、ブロックチェーンの高速な決済レールと、規制に準拠した金融インフラを組み合わせることで、このギャップを埋めようとしている。コインミーとシークエンスの買収は、そのための「最後のピース」とも言える。 ポリゴン・ラボは発表の中で、今回の買収を次のように位置付けている。 コインミーは、米国で極めて希少な存在である規制下の暗号資産・法定通貨オン/オフランプを提供する企業だ。全米48州でのマネートランスミッターライセンスを取得し、既存の金融規制の枠組みの中で、現金、デビット決済、デジタル資産を接続している。 コインミーの統合により、ポリゴン・ラボは以下のような強力な基盤を獲得する。 全米48州での規制対応済み運営体制 フィンテックや企業向けのCrypto-as-a-Service(クリプト・アズ・ア・サービス)プラットフォーム ライセンス取得済みのウォレット基盤とエンタープライズAPI 全米5万カ所に及ぶリテール拠点 100万人超の既存ユーザー基盤 コインミーはポリゴン・ラボの完全子会社として運営され、必要な規制承認を前提に、既存事業を継続する。 Sequence:オンチェーン決済を「意識させない」技術 一方、シークエンスはオンチェーンでの資金移動を限りなくシンプルにするウォレットおよび決済オーケストレーション技術を提供する。特に注目されるのが、ワンクリックでクロスチェーン取引を可能にする「Trails」だ。 シークエンスがもたらす主な機能は以下の通りだ。 エンタープライズ向けスマートウォレット Trails:ワンクリックで動作するクロスチェーンルーティングおよびインテントエンジン ブリッジ、スワップ、ガス代をエンドユーザーからエンドユーザーから抽象化するインフラストラクチャ これにより、アプリケーションはチェーンの違いを意識させることなく、ステーブルコインを最適なネットワークへ移動できる。実際、シークエンスの埋め込みウォレットは、非シークエンスウォレットと比べて取引完了率が約2倍に向上しているという。 Open Money Stack:単一統合型の決済基盤へ コインミーとシークエンスの統合により、ポリゴン・ラボはポリゴンの高性能ブロックチェーンを土台として、以下を単一の統合APIとして提供できるようになる。 規制準拠の法定通貨オン/オフランプ ライセンス取得済みウォレット基盤 クロスチェーン決済オーケストレーション 高速かつ予測可能なファイナリティを伴ったステーブルコイン決済 企業・金融機関向けのコンプライアンス対応フロー 銀行、フィンテック、加盟店、支払い事業者にとって、これは既存システムを大きく変えることなく、数秒で決済が完了するステーブルコイン決済モデルへの移行を意味する。 トークンに依存しない「実体あるビジネス」へ この戦略の重要なポイントは、ポリゴン・ラボが実際の決済フローから収益を生む事業モデルを確立しつつある点だ。3社合計で、すでにオフチェーン取引で10億ドル(約1590億円、1ドル=159円換算)、オンチェーン取引で2兆ドル超の処理実績を持ち、年1億ドル超の収益機会が視野に入っている。 これによりポリゴン・ラボは、トークン助成に依存せず、グローバル決済業界と同じ方法で収益を上げる体制を築くことになる。 ポリゴンネットワークはこれまでに、2兆2000億ドル超のオンチェーン価値移転を支えてきた。近年ではStripe(ストライプ)、Revolut(レボリューと)、Flutterwave(フラッターウェーブ)、Polymarket(ポリマーケット)といったグローバル企業がポリゴンを決済レールとして採用し、実際の決済・清算に利用している。 コインミーとシークエンスがポリゴンのレール上で稼働することで、既存の金融システムは直接オンチェーンマネーに接続できるようになる。結果として、決済は速く、安く、確実になり、資本は遊休状態のまま滞留しなくなる。 ポリゴン・ラボが構築しようとしている「Open Money Stack」は、ステーブルコインを実験的な技術から、誰もが意識せず使える金融インフラへと引き上げる試みだ。 免責事項 : 本サイトは当ページのいかなるコンテンツや製品も推奨していない。本サイトは世界中他言語グローバルブロックチェーンサイトから引用したすべての重要情報を提供することを目的にしています。読者は上述の内容に関係したあらゆる行動をとる前に独自の調査を行い、自身の決断については全責任を負わねばならない。また、当記事は投資や金融商品購入のアドバイスではない。内容を参考としてご自由にご利用ください。

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インド、マネーロンダリングおよびテロ資金供与対策で暗号資産規制を強化

●インドの金融情報ユニット(FIU)は、マネーロンダリングおよびテロ資金供与を防ぐため、暗号資産(仮想通貨)取引所に対して、一層厳格な本人確認措置を導入した。 ●新たな規制では、利用者に対して、ライブ動画や追加書類による本人確認を求めるほか、高リスクと判断される顧客については、強化されたデューデリジェンス(精査)の実施が義務付けられる。 ●インドで事業を行う暗号資産取引所は、FIUへの登録、疑わしい取引の報告が求められるほか、ICOの支援や取引の追跡を困難にするツールの使用は禁止される。 免責事項 : 本サイトは当ページのいかなるコンテンツや製品も推奨していない。本サイトは世界中他言語グローバルブロックチェーンサイトから引用したすべての重要情報を提供することを目的にしています。読者は上述の内容に関係したあらゆる行動をとる前に独自の調査を行い、自身の決断については全責任を負わねばならない。また、当記事は投資や金融商品購入のアドバイスではない。内容を参考としてご自由にご利用ください。

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ETH、SOL、XRPの下落加速 AI不安トレードがリスク資産市場を揺るがす

アナリストたちは、ビットコインが現在の価格帯の上抜けに長期間失敗していることから、テクニカルな見通しが弱気に傾きつつあると警鐘を鳴らしている。 新たに注目を集める「AIによるディスラプション」トレードに起因するマクロ的な不安が、暗号資産特有の弱さをさらに悪化させ、主要銘柄は週単位で8〜11%の下落を記録している。 ビットコインは火曜日に約62,900ドルまで下落し、日次では2.1%安、週間では7.5%安となった。下げは徐々に続いており、顕著な下放れも目立った反発もないまま、消耗戦のような値動きが続いている。 この動きにより市場は2月5日に生じた急落後の60,000〜70,000ドルのレンジに留まっている。このレンジは底固めというよりも、材料待ちの「保ち合い」の様相を強めている。 アルトコインの状況はさらに厳しい。イーサリアムは約1,829ドルで取引されており、週次で8%の下落。XRPは10.8%安、ソラナ(SOL)は11.3%安、ドージコインも約10%下げている。主要銘柄全体でのアンダーパフォームは、リスク許容度がビットコインへと収縮し、そのビットコイン買いもしぼんでいる市場環境を反映している。 CryptoQuantは、アルトコインの売り圧力が5年ぶりの高水準に達していると指摘し、最大時価総額銘柄以外の買い手の不足した市場で保有者が積極的に売却している可能性を示唆した。 このような構造的な売りは、押し目買いを誘発するような劇的な大規模清算(リクイデーションの大陰線)を伴わず、じわじわと価格を押し下げる傾向がある。そのため、勢い重視のトレーダーにとってはポジションを取りづらい「遅い出血」の展開になりやすい。 FxProのチーフ・マーケット・アナリストであるアレックス・クプツィケヴィチ氏はメールで、ビットコインの直近の戻りは反転ではなく「持ち合い」を形成しつつあると述べた。同氏は日足チャートに弱気のペナントパターンが出現していると指摘し、65,000ドル半ばを割り込めば下落継続が確実となり、70,000ドル突破でパターンは否定されると説明した。 より広い視点では、60,000〜70,000ドルのレンジは歴史的に重要な価格帯だ。このゾーンは2021年の市場サイクル全体で上値抵抗として機能しており、長期の蓄積者と損切りを進める新規保有者の攻防の場となっている可能性がある。 AIへの懸念が再燃圧力を強めている要因の一つには、暗号資産自体とは直接関係しないが、同じリスク資金のプールから影響を及ぼすマクロ要因が挙げられる。 Citrini Researchの最新レポートは、「AI不安トレード」の台頭を指摘し、配送、決済、ソフトウェア分野を中心に人工知能が広範な経済的ディスラプションをもたらす可能性を警告した。この見解を受け、投資家はAIの恩恵を受ける企業と代替リスクのある企業を見直す動きを強め、テクノロジー関連株に売りが先行した。 こうしたリスク評価の変化は暗号資産にも遅れて波及しやすい。デジタル資産が常に株式相場と完全連動するわけではないが、リスクオフ局面を生む流動性変動やポジション調整の影響は同様に敏感に受けており、現在は両市場のムードが同方向を向いている。 ビットコインは今、10月の史上最高値から48%下落しており、2021年の高値69,000ドルも5.5%下回っている。このレンジ内で高値圏を奪回できない期間が長引けば長引くほど、テクニカル上の見通しは弱気に傾いていく。

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ビットコインの価格発見拠点がシカゴへ移行の兆し

ビットコインの価格発見における中心地がシカゴへと移りつつある。 暗号資産取引所の主戦場が徐々に変化しているなか、XBTOの最高商務責任者は、CMEがデリバティブ取引を24時間365日提供する体制へ拡張することで、機関投資家の注目が従来の暗号資産取引所からCMEへとシフトする可能性が高いと指摘している。 かつてはウォール街と対立する反体制的な資産と見なされていたビットコイン(BTC)だが、現在ではウォール街のトレーディングフロアで鍛えられた熟練のトレーダー達の影響を強く受ける存在となっている。 主要な暗号資産の取引は着実にCMEグループに移行しつつあり、同取引所が今年後半にデリバティブ取引を24時間365日体制で提供開始すれば、機関投資家の暗号資産リスクを担う主導的な取引所としての地位が一層確立される可能性がある。この変更は、これまで暗号資産取引所が唯一保持していた優位性である「常時アクセス」を奪うことになる。 XBTOの最高商務責任者カール・ナイム氏はCoinDeskに対し、「より多くの伝統的なヘッジファンド運用者がこの資産クラスに流入するだろう。彼らは既に慣れ親しんだ金融商品で取引でき、テクノロジーのアップグレードや戦略シグナルの移行を行う必要がない」と述べ、「なぜ不透明な相手先にカウンターパーティ・リスクを負う必要があるのか」とも付け加えた。 CMEは既に規制下のビットコイン先物市場で建玉(オープン・インタレスト)首位の地位を占めており、米国の現物ETFに連動したヘッジ取引を多数サポートしている。しかし、これまで週末に取引が停止するため所謂「CMEギャップ」が発生し、オフショアの取引所が稼働している間、機関投資家はポジション調整が困難だった。 24時間取引の導入はこの制約を解消する。従来、ETFのみを利用していた機関投資家や週末のエクスポージャーを避けていた投資家も継続してヘッジが可能になり、規制された先物市場とオフショアの無期限スワップ間の裁定機会は縮小される。 このギャップの解消により、アクセス確保のために暗号資産取引所に多大なエクスポージャーを持つ必要性も低下する。規制の明確さや確立された清算機関を重視する機関投資家にとって、CMEは「代替」ではなく「デフォルト」の取引所となり得る。 暗号資産取引所側もこの流れを認識している。1月にはOKXのホン・ファン社長がCoinDeskへの寄稿で、暗号資産デリバティブ取引の将来的な伸長により主要グローバル取引所の現物出来高に匹敵、またはそれを上回る可能性に言及し、米国の規制下にあるボラティリティ市場がビットコインの世界的な価格発見におけるより確固たるアンカーになると述べている。 主導権は機関投資家へナイム氏はこのシフトを資金流入の構造変化として捉えている。かつてはビットコインをウォール街の代替として追い求める個人投資家の草の根的な動きだったが、現在は状況が逆転し、伝統的機関が主導権を握りつつある。 「現在、多くの政府系ファンドや機関と対話している。彼らは自分たちが知る手段を選択している」とナイム氏は語り、まず現物ETFを通じてアクセスし、その後より複雑な投資戦略を検討する投資家の姿を描写した。 機関投資家のポジション比率が増すほど、ビットコインの短期的な価格動向は世界的なリスクセンチメントにより強く連動するようになる。 ナイム氏は、「もし(トランプ政権がイランに軍事行動を起こすなら)、明らかにリスク回避の流れになる。金価格は既に上昇を始めており、株価は下落するだろう。ビットコインも下がる」と述べ、米国がイランに対し体制転換を強制する可能性に言及した。 このような市場の枠組みでは、ビットコインは独立した暗号資産の取引対象というよりも、株式や商品市場に並ぶマクロ指標として価格付けされる。 ナイム氏はこの状況の皮肉さも認めている。 「ビットコインは分散化が全てだった」と同氏は述べた。 しかし、機関投資家の資金が拡大し流動性が規制下の清算機関に集約されるにつれて、ビットコインを取り巻くインフラはますます中央集権化していく。なぜなら機関投資家は“リスク資産”を追い求めあっても、“リスクのあるプラットフォーム”を追求するわけではないからだ。

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SBI、個人向けXRP報酬付きオンチェーン債を100億円発行へ

SBIホールディングス(SBI Holdings)は、日本を代表する金融コングロマリットとして、個人投資家向けにブロックチェーン債を初めて発行する。発行総額は100億円(約6,450万ドル)で、従来の固定利付債に加え、ブロックチェーン決済と暗号資産によるインセンティブが組み合わされる。 本商品は「SBI START Bonds」と命名されており、セキュリティトークン発行に対応した企業向けブロックチェーン・プラットフォームであるBOOSTRYの「ibet for Fin」を用いてオンチェーンで一括管理される。 債券の期間は3年物で、想定年利は1.85%から2.45%となっている。利払いは半年ごと、年2回行われる。 XRP報酬SBIによると、本債券の投資家はXRPトークンでの報酬も獲得できる。 日本国内に居住する個人投資家および法人で、10万円(約650ドル)以上を購入し、かつSBI VC Tradeの口座を保有する者がXRP報酬の対象となる。 商品ページによると、投資額10万円あたり200円相当のXRPが付与される。報酬は発行時に一括配布され、その後も2029年まで各利払日にあわせて継続的に配布される予定である。 本債券は3月25日より、大阪デジタルエクスチェンジ(Osaka Digital Exchange)の私設取引システム(PTS)「START」を通じてセカンダリー取引が開始される見込みだ。 SBIホールディングスは2016年のRippleとの提携以降、XRPの支援を続けている。子会社は株主にXRPを直接配布したり、日本とフィリピン間の送金にXRPを活用するなどの支援を行っている。 また、SBIの北尾吉孝会長兼社長によれば、同社はRipple Labsの約9%の株式を保有している。 北尾氏は1999年にソフトバンクの子会社としてSBIホールディングスを設立し(2006年に独立)、その後、年商80億ドル超の大手金融グループへと成長させた。同社がブロックチェーン領域に本格進出したのはRippleとの提携を契機としており、SBI Ripple Asiaの設立にもつながっている。 さらに、SBIはステーブルコイン領域にも取り組みを拡大している。Circleと提携し日本でUSDCを展開するとともに、Rippleとも覚書を締結し、同社のステーブルコインRLUSDの配布に向けた協力を進めている。

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