法規・政策

暗号資産やブロックチェーン業界に関する規制、政策、法制度の動向をまとめるカテゴリです。金融庁、SEC、各国政府の法案、ルール整備、コンプライアンス対応など、業界に影響を与える重要な制度変更と政策ニュースを掲載します。

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テザーのUSAT、米国市場においてサークルのUSDCに初の本格的挑戦状を突き付ける

テザーのUSAT、米国市場においてサークルのUSDCに初の本格的挑戦状を突き付ける サークルの発行するUSDCはこれまで国内で信頼性のある競合がほとんど存在しない中で運営されてきましたが、新たにテザーが発行したUSATは、その競争構図に変化をもたらす可能性があるとアナリストは指摘しています。 テザーの新たなステーブルコイン「USAT」は、米国市場においてサークル(Circle/CRCL)のUSDCに対する初の本格的なライバルとして期待されており、専門家はその成否が機関投資家の獲得にかかっていると見ています。 USATは連邦認可銀行であるアンカレッジ・デジタル(Anchorage Digital)とカンター・フィッツジェラルド(Cantor Fitzgerald)との協力のもとにローンチされた、テザー初の米国規制準拠型ドル建てトークンであり、主に機関投資家をターゲットに設計されています。 テザーの主力ステーブルコインであるUSDTは、時価総額約1,860億ドル規模で世界の暗号資産取引や新興市場で大きなシェアを持っています。一方で、USATが参入する米国市場は競争が激しく、コンプライアンス重視の厳格な環境で、ここではサークルが長年にわたり、銀行やフィンテック、取引所向けの定番ステーブルコインとしてUSDCを提供してきました。USDCの時価総額は720億ドルとUSDTの半分以下ですが、昨年の成長率はUSDTの2倍に達しています。 ニュースレター「Crypto Is Macro Now」の著者であるノエル・アチソン氏は、「テザーとサークルの事業戦略は本質的に異なりますが、USATはUSDCに対する現実的な脅威となり得る」と述べています。サークルが長年にわたり規制金融機関向けのステーブルコインとしてUSDCを位置付けてきたのに対し、USATも同様の市場をターゲットに開発されている点を指摘しました。 アチソン氏はさらに、「USATは機関投資家向けに設計されており、従来USDCを利用していた顧客層を狙い撃ちしている」と説明しています。 USATの強みとして、アンカレッジ・デジタルをはじめとした規制対応の裏付け体制、USDTにもサービスを提供するカンター・フィッツジェラルドとの提携、並びにUSDTとの相互交換を通じてテザーのグローバルネットワークを活用できる点が挙げられます。 また、元ホワイトハウス高官のボー・ハインズ氏がプロジェクトに参画していることは、これまで批判の的となっていたテザーの準備金体制への懸念を和らげ、機関投資家が抱きがちな抵抗感を緩和する効果が期待されています。 ブループリント・ファイナンス(Blueprint Finance)CEOのニコラス・ロバーツ=ハントリー氏は、テザーの米国市場参入はステーブルコイン専用法案「GENIUS法」の成立を受け、「銀行やフィンテック間で規制されたドル建てトークンの需要が実在することを示している」と評価しました。さらに、ステーブルコイン市場が「規模や使いやすさから、規制面の差別化や機関投資家の信頼獲得へと成熟段階に移行しつつある」との見方も示しています。 同氏は、「USDCはこれまで、規模や流通、規制上の立ち位置に関して信頼できる国内競合がほぼ存在しなかった」と指摘し、「USATの登場はその現状を覆す可能性を秘めている」と述べました。 一方で、クリアストリート(ClearStreet)のアナリスト、オーウェン・ラウ氏は慎重な姿勢を示しています。同氏は「現状では結論を出すのは時期尚早だ」と断った上で、「リスク要素はあるが、サークル及びUSDCにとっては対処可能な範囲内と考えている」と述べています。 また、USATの投入はテザー自身にとってもリスク要因となる可能性があり、既存のUSDTの優位性を損ねる「カニバリゼーション(市場食い合い)」の懸念も指摘しています。

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国産ブロックチェーンゲーム「クリスペ」終了へ──運営6年半「勝ち筋見出せず」

国産ブロックチェーンゲーム「CryptoSpells(クリプトスペルズ)」の公式Xアカウントは11月25日、同タイトルのサービス提供を2025年12月15日をもって終了すると発表した。 2019年のリリースから約6年半にわたり運営されてきたが、収益性の観点から事業継続が困難であると判断された。 同作はNFTを活用したトレーディングカードゲームとして知られる。リリース初日には売上が600ETH(当時約2000万円)を突破し、2020年にはテレビCMも放映された。国内最大級のブロックチェーンゲームとして、長年にわたり市場を牽引してきた実績を持つ。 開発元であるCryptoGamesの小澤孝太代表は同日、自身のXにて終了に至った背景を説明した。 運営コストを極限まで削減し延命を図ってきたものの、「力及ばず勝ち筋を見出せなかった」とコメント。直近の財務状況について「2年でサーバー代に3000万円が溶け、延命期間の期限切れを迎えた」と具体的な数字を挙げて窮状を明かした。 サービス終了に伴いゲームプレイは停止されるが、NFTのメタデータ配信は継続される方針だ。これにより、サービス終了後もOpenSea等の第三者マーケットプレイスやウォレットサービスにおいて、ユーザーが保有するNFTの閲覧や取り扱いは引き続き可能となるという。 今回の発表は、国産ブロックチェーンゲーム市場が直面する厳しい現状を改めて浮き彫りにする。 業界では有力タイトルの撤退が相次いでおり、Eureka Entertainmentが運営する「コインムスメ」も2025年12月26日でのサービス終了を発表したばかり。 このほかにも今年は、gumiが開発に参画した「TOKYO BEAST」や、「キャプテン翼-RIVALS- Polygon/Oasys」、double jump.tokyoによる「魁 三国志大戦 – Battle of three kingdoms-」など、注目を集めたタイトルが続々とサービス終了を迎えている。 独自トークンの運用維持や外部プラットフォームへの対応コストなどが重荷となり、事業継続を断念せざるを得ない事例が増加している。 こうした市場環境の悪化に加え、規制強化の動きも今後の国産タイトルにとって大きな懸念材料となっている。 前日26日に開催された金融庁のワーキング・グループでは、暗号資産規制を金融商品取引法(金商法)へ移行させる方針が大筋で合意され、一連の審議が終了した。 今後、ゲーム内で流通するトークンが厳格な金融商品として扱われることになれば、事業者への管理コスト増は避けられない。 加えて、ユーザー側にとってもゲームプレイに伴う資産のやり取りが「金融取引」としての性質を帯びることになり、心理的なハードルや手軽さの欠如につながる可能性がある。 免責事項 : 本サイトは当ページのいかなるコンテンツや製品も推奨していない。本サイトは世界中他言語グローバルブロックチェーンサイトから引用したすべての重要情報を提供することを目的にしています。読者は上述の内容に関係したあらゆる行動をとる前に独自の調査を行い、自身の決断については全責任を負わねばならない。また、当記事は投資や金融商品購入のアドバイスではない。内容を参考としてご自由にご利用ください。

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金融庁、暗号資産交換業者に「責任準備金」義務化へ──報道

金融庁が暗号資産(仮想通貨)交換業者に対し、不正流出などに備える「責任準備金」の積み立てを義務付ける方針であると11月25日、日経新聞が報じた。 同庁は金融審議会の作業部会が近くまとめる報告書を踏まえ、2026年の通常国会に金融商品取引法(金商法)の改正案を提出する方向で調整している。 報道によると、今回の法改正は、ハッキング等による不正アクセスで顧客資産が流出した際、迅速な損失補償を可能にすることを目的としている。 現行制度では義務化されていなかった「コールドウォレット」管理分についても、証券会社の補償制度を参考に一定額の確保が求められる見通しだという。 具体的には、国内大手証券の事例や過去の流出規模を考慮して金額が詰められるほか、保険加入による資金確保も認められる方向だと報じられている。 また、交換業者の破綻時に確実に顧客へ資産を返還する仕組みも導入されるという。分別管理義務に加え、経営陣が不在となる事態を想定し、弁護士などの管理人が資産返還を代行する制度が設けられる模様だ。 日経新聞は、2024年5月のDMMビットコインによる流出や、2025年2月のBybitでの被害など、国内外で相次ぐ暗号資産に関わるインシデントが背景にあると指摘している。 免責事項 : 本サイトは当ページのいかなるコンテンツや製品も推奨していない。本サイトは世界中他言語グローバルブロックチェーンサイトから引用したすべての重要情報を提供することを目的にしています。読者は上述の内容に関係したあらゆる行動をとる前に独自の調査を行い、自身の決断については全責任を負わねばならない。また、当記事は投資や金融商品購入のアドバイスではない。内容を参考としてご自由にご利用ください。

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アパレル企業ANAP、新サービス「ビットコイン道場」を始動──企業のBTC活用を支援

女性・子ども向けのカジュアルファッションブランド「ANAP(アナップ)」を運営する東証スタンダード上場のANAPホールディングスは11月21日、国内企業のビットコイン(BTC)戦略を支援するサービス「ANAP ビットコイン道場」を開始したと発表した。 同サービスでは、会計・税務・監査・資本戦略などの企業実務を専門家チームとパートナー企業が支援。ビットコインの財務活用や事業展開に関する課題に取り組む「道場(コミュニティ)」として運営する。暗号資産全般を対象領域としているのではなく、ビットコインに特化している点が特徴だ。 提供開始の背景として同社は、世界的に上場企業によるBTC保有が広がる一方、国内では監査・税務・規制対応などの実務面が導入の障壁となり、保有から活用・事業展開に踏み出す企業が少ない現状を指摘している。 同社は、今年に入ってビットコイン保有戦略を本格化させた。4月の初購入以降、保有量を拡大。現在は約1145BTCを保有し、国内ではメタプラネット、ネクソン、リミックスポイントに次ぐ4位となっている。 また、ビットコインによる現物出資を含む第三者割当増資の実施やビットコイナーを対象にしたライフスタイルブランドの検討など、保有だけにとどまらない活用も進めてきた。 「ビットコイン道場」が提供する価値として同社は、(1)単発の研修や個別支援にとどまらない伴走型の継続支援、(2)ビットコインに特化した専門性、(3)「BITCOIN JAPAN」など国際カンファレンスとの連携を通じた事例発信の3点を挙げる。 〈リリースより〉 具体的には、BTCトレジャリー事業に関する実践的ノウハウの共有、定例会や分科会を通じた最新動向の提供、外部専門家による知見共有などを予定しているという。 同社代表取締役社長の川合林太郎氏は、ビットコインエコシステムへの投資を行う米ベンチャーキャピタル「フルグルベンチャーズ」の日本法人代表も務める。こうした立場から、グローバルな専門家を招集できる体制を整えており、23日に開幕する「BITCOIN JAPAN」には、経済学者の成田悠輔氏やエルサルバドルなど国家レベルでのBTC導入を支援するJAN3のCEO、サムソン・モウ(Samson Mow)氏らが登壇する予定だ。 24日の「Main conference」内では、本サービスの概要も紹介されるという。 川合氏はリリースに「ANAP ビットコイン道場は、単なるコンサルティングではなく、“専門家と共に実践を通じて学ぶ”継続型のコミュニティです。ビットコインに特化しているからこそ提供できる深い知見を通じて、企業の新たな成長機会を切り拓いていく所存です」とコメントしている。 免責事項 : 本サイトは当ページのいかなるコンテンツや製品も推奨していない。本サイトは世界中他言語グローバルブロックチェーンサイトから引用したすべての重要情報を提供することを目的にしています。読者は上述の内容に関係したあらゆる行動をとる前に独自の調査を行い、自身の決断については全責任を負わねばならない。また、当記事は投資や金融商品購入のアドバイスではない。内容を参考としてご自由にご利用ください。

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米国大型暗号資産規制法案の進展状況と利用者への影響

米国大型暗号資産規制法案の進展状況と利用者への影響 米国で検討中の大型暗号資産規制法案が前進すれば、連邦規制当局がデジタル資産をどのように取り扱うかが明確になり、暗号資産の管理や把握、取引が一層容易になると期待されている。その結果、投資家の参加が増加し、各トークンの価値向上につながる可能性がある。しかし、この法案の成立に至る道のりは複雑で、多くの段階を経る必要があり、現在は議会内で混迷した状況にある。 暗号資産の支持者はこれまで、自らを体制に挑戦する最先端の投資家として位置づけ、伝統的な金融からは外れた分野への投資を誇ってきた。しかし今、議会が推進する取り組みは、暗号資産を既存制度の中枢に組み込むことを目的としており、デジタル資産と伝統的な金融の境界は大きく縮小し、場合によっては完全に消滅する可能性もある。 コインベースやクラーケンなどの暗号資産プラットフォームは連邦規制当局への登録が義務づけられ、利用者資産の取扱いに関して厳格なルールを遵守する必要がある。また、サークルやテザーのようなステーブルコイン発行企業も銀行並みの厳しい規制の対象となる見込みだ。 包括的な新法が成立すれば、暗号資産の安全性が飛躍的に向上する一方で、より厳格な監視や管理が行われるようになるだろう。事業者とのトラブルが起きた場合には政府の支援を受けやすくなる可能性もある。自己管理型ウォレットを利用し、第三者の介入が少ないプラットフォームを用いる一部のユーザーに対しても、犯罪防止を目的とした規制強化が想定されている。 さらに、コインベースのUSDCリワードなどのように暗号資産の保有による利回りを享受している利用者にとっては、今後の交渉次第で仕組みが不透明になる部分も残されている。 では、本法案の現状はどの段階にあるのだろうか。 混迷する米上院の動き 米国政府が暗号資産をどのように規制しようとしているのかを注視する関係者は、最近の上院をめぐる報道がいかに錯綜しているかを実感しているだろう。この単一の法案が暗号資産の行く末を左右するが、立法過程では前進と後退を繰り返しており、ある委員会で前進しかけた動きが止まり、別の委員会が主導権を握るという展開が続いている。 米議会は上院と下院の両院制であり、下院はすでに「デジタル資産市場明確化法(Clarity Act)」を圧倒的多数で可決している。ただし、暗号資産にとって最大の難関は下院ではなく上院にある。今回の法案も、上院の二つの委員会を通過しなければ法律として成立できない。 この法案を巡っては、与野党、ホワイトハウス、暗号資産業界、さらに恩恵と脅威の両方を感じているウォール街の銀行など、多様な利害関係者がそれぞれ異なる要求を掲げている。一般の暗号資産投資家には些細に見える論点も、結果によっては特定の企業やプロジェクトの利益を大きく左右するため、ロビイストや議員間で激しい駆け引きが続いている。 最終的に今回も法案が先送りされる可能性は否定できない。前回議会で検討された「21世紀の金融革新・技術法(FIT21)」も成立に至らなかったからだ。しかしClarity ActはFIT21より進展しており、妥協や取引次第では成立の可能性が残されている。 今後の進行手順 想定される今後のスケジュールは下記のとおりだ。 ・上院銀行委員会(証券/SEC担当)および農業委員会(商品/CFTC担当)の双方で法案の修正・前進 ・上院全体での採決に向けて統一案を作成 ・上院での可決(民主党議員の少なくとも7名以上の賛成が必要) ・下院に戻して最終承認を得る(ここは比較的容易とされる) ・大統領の署名を受ける 暗号資産業界は長年、これら一連の段階が進展することを待ち望んでいる。ただし、最終的な大統領署名を得たとしても、それが終着点ではない。新規ルールが米国金融システムの一部に実際に組み込まれるまでには、連邦政府機関の詳細な検討と具体的な規制の策定が必要である。 規制策定プロセスは数カ月から、長ければ数年かかる場合もある。多くの投資家が利用している取引所を通じて暗号資産を扱う場合、正式な規則が完成する前から企業が想定されるルールに沿った対応を始めるケースも考えられる。 例として、ステーブルコインを規定する「GENIUS法」は昨年7月にトランプ大統領の署名で成立したものの、財務省と関連機関は現在も規制案の公表と意見募集を続けており、最終決定には至っていない。 当面は、米国の規制動向を注視する暗号資産投資家にとって、大きな混乱は避けられるだろう。証券取引委員会(SEC)など連邦規制当局は、議会の明確な立法が進んでいない現状で強硬姿勢を緩め、より友好的な対応を模索しているからだ。 そのため、法案の成立にかかわらず、当面は大きな混乱なく市場環境が推移する可能性が高い。多くの投資家にとって現在の最大の懸念事項は、暗号資産の利益に対する税務申告の扱いかもしれないが、この課題はまた別のテーマとして新たな議会論争を呼ぶことが予想されている。

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ソラナの成長段階はより金融特化へ─Backpack CEOアルマーニ・フェランテ氏が語る

ソラナの成長段階はより金融特化へ─Backpack CEOアルマーニ・フェランテ氏が語る ソラナの最新フェーズは、ミームコインが牽引したかつての盛り上がりと比べると派手さが控えめとなっているが、むしろそれが意図されたものと考えられる。 暗号資産取引所BackpackのCEOであるアルマーニ・フェランテ氏はCoinDeskのインタビューにおいて、この1年間でソラナのエコシステムはより堅実な「金融インフラ」への注力へとシフトしたと述べた。NFTやゲーム、ソーシャルトークンといった実験的な領域に業界の関心が向けられていた時期を経て、現在は再び分散型金融(DeFi)、取引、決済といった金融の核となる分野に焦点が戻っているという。 「ブロックチェーンは、新たな種類の金融インフラとして本格的に捉えられ始めています」と、来月開催予定のCoinDesk主催Consensus Hong Kongで登壇予定のフェランテ氏は語った。「NFTや一発狙いのゲームではなく、はるかに金融が中心となっています」。 この方向転換により、外部から見るとソラナは地味に映るかもしれないが、フェランテ氏はこれを成熟の表れと位置づけている。ソラナは現在、高いスループットを誇るオンチェーン取引や市場構造、決済を中心に据え、「インターネット資本市場」とも称される領域での地位強化を目指している。 この変化は、暗号資産市場のセンチメントと伝統的金融との間に存在する明確なギャップのなかで起きている。暗号資産価格が低迷し多くのネイティブ投資家が慎重な姿勢を崩さない一方で、機関投資家の関心はかつてないほど高まっているとフェランテ氏は指摘する。 「ウォール街の誰に聞いても、これほど強気な状況はなかったはずです」と述べ、トークン化やステーブルコイン、オンチェーン決済の動きが加速している点を挙げた。 フェランテ氏は、ソラナおよびブロックチェーン全体の長期的価値が中立的な決済レイヤーとしての役割にあると主張する。その将来像では、株式やデリバティブなどの資産が別々の閉じられたデータベース内にとどまるのではなく、標準化されたトークンとして各プラットフォーム間でシームレスに移動できるようになる。 「トークンとは、誰が何を所有しているかについて合意された標準的な台帳の記録に過ぎません」とフェランテ氏は語る。「この概念はあらゆる分野に適用可能です」。 さらに彼は、現実世界での広範な普及には規制を回避するのではなく、規制枠組みとのより緊密な統合が不可欠だと強調した。暗号資産が単なる投機的実験から組み込まれた金融インフラへと進化する過程で、コンプライアンスと法的明確性は障壁ではなく前提条件となる。 「成熟とは、リアルな世界での実現を意味します」とフェランテ氏は述べた。「そしてリアルな世界は何でも許容するわけではありません」。 フェランテ氏の見解では、誇張や話題性を犠牲にしてでもこの現実的な基盤に沿った構築を進めることが、世界の金融がよりオンチェーンへと移行する流れの中で、ソラナにとって成功への鍵となる賭けだといえる。

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バイナンス、2021年に撤退したトークン化株式取引の再開を検討

規制当局の圧力を受けて過去の取り組みを停止したバイナンスだが、現在は再び、プラットフォーム上でのトークン化株式の提供を模索している。 バイナンスは、2021年に中止したトークン化株式取引を、再び自社プラットフォームで提供することを検討している。 株式トークンとは、上場企業の株式をデジタル化したものだ。投資家はアップルやマイクロソフトの株式を1株丸ごと保有する代わりに、ブロックチェーン上で保有・決済される株式の一部を購入でき、原資産のリアルタイム価格に連動する。 バイナンスの広報担当者はCoinDeskに対し、「バイナンスは伝統的金融(TradFi)と暗号資産をつなぐことに注力しており、最高水準の規制遵守を維持しながら、ユーザーの選択肢を拡大しています。昨年からはトークン化されたリアルワールドアセットを支援しており、最近ではステーブルコイン決済による初の規制準拠型TradFi無期限契約をローンチしました」と述べた。 さらに同担当者は、「トークン化株式の提供可能性を探ることは、インフラ構築、伝統的金融機関との提携、革新的なソリューション開発を進めながら、TradFiと暗号資産の距離を縮めるという当社の使命において、自然な次のステップです」と付け加えた。 トークン化への再挑戦 これはバイナンスにとって初めての試みではない。 同取引所は2021年4月、テスラ株を皮切りに株式トークンサービスを開始し、その後コインベース、ストラテジー、マイクロソフト、アップルへと対象を拡大した。しかし、この動きは規制当局の注目を集め、英国の金融行動監視機構(FCA)やドイツのBaFinが、証券法違反の可能性について問題視した。結果として、バイナンスは同年7月にサービスを停止した。 それでも、トークン化株式への関心が薄れたわけではない。 大手暗号資産取引所のOKXもこの分野への参入を検討していると、同社のグローバル・マネージング・パートナーであるハイダー・ラフィーク氏がThe Informationに語っている。米国では、ニューヨーク証券取引所やナスダックといった伝統的金融機関も、株式トークン商品の立ち上げに向けて規制当局の承認を求めている。また、バイナンスの競合であるコインベースも、オンチェーンでの株式提供を検討している。 一方で、法的な障壁は依然として残っている。 株式トークンは、米議会で審議が進んでいた暗号資産市場構造法案における未解決の論点の一つだった。業界関係者は、現行案のままでは、こうした商品の立ち上げが遅れると指摘している。コインベースのブライアン・アームストロングCEOも公にこの法案に反対し、SECが特定のトークン化商品を通常の証券規制から除外できるよう、修正を求めていた。 なお、バイナンスの計画については、The Informationが先に報じている。

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JPX、「暗号資産トレジャリー企業」への規制強化を検討──報道

ブルームバーグは11月13日、東京証券取引所を傘下とする日本取引所グループ(JPX)が、暗号資産(仮想通貨)を事業の中核として保有する「暗号資産トレジャリー企業」に対し、規制強化を検討していると報じた。事情に詳しい複数の関係者の話として伝えている。 報道によると、JPXが選択肢として検討しているのは、いわゆる裏口上場につながり得る不適切な合併などに対するルールの厳格化や、新たな監査義務の導入などだ。ただし、現時点で具体的な方針は確定していないという。 ブルームバーグは、JPXの意向を受けて、すでに日本の上場企業3社が9月以降、暗号資産の購入計画を保留したと報じている。これらの企業は、デジタル資産を保有する場合、資金調達能力が制限される可能性があると伝えられたという。 規制強化の背景として、同報道は国内関連企業の株価急落を指摘している。その中で、東証に上場するメタプラネットの株価が年初に約420%急騰した後、6月中旬の高値から75%以上下落したことが伝えられている。 報道で社名が挙げられたメタプラネットのサイモン・ゲロヴィッチ(Simon Gerovich)CEOは同日、自身のXで反応。同氏は、報道で懸念点として触れられた裏口上場や不十分なガバナンス手続きについて、自社はこれに該当しないと主張した。 過去約2年間で計5回の株主総会を開催し、事業目的の変更やビットコイン取得のための授権株式数の増加など、全ての重要事項について株主の承認を経て進めてきたと説明。 その上で、「メタプラネットにおいて、コーポレートガバナンスはすべての意思決定の基盤です」と述べ、適正な手続きを一貫して重視してきた姿勢を強調した。 ブルームバーグは、アジアの他の取引所が同様の企業の設立に慎重な姿勢を示す一方で、日本ではビットコイン保有上場企業が14社でアジア最多と、その特異な立ち位置に言及している。 免責事項 : 本サイトは当ページのいかなるコンテンツや製品も推奨していない。本サイトは世界中他言語グローバルブロックチェーンサイトから引用したすべての重要情報を提供することを目的にしています。読者は上述の内容に関係したあらゆる行動をとる前に独自の調査を行い、自身の決断については全責任を負わねばならない。また、当記事は投資や金融商品購入のアドバイスではない。内容を参考としてご自由にご利用ください。

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SEC、ウィンクルボス兄弟が支援するジェミニに対する「Earn」商品を巡る訴訟を却下

米証券取引委員会(SEC)は金曜日、暗号資産取引所ジェミニに対して提起していた訴訟について、同社の既に終了した「Earn」商品に関連するものであり、もはや訴訟を継続する必要はないとして、却下することに同意した。 SECは2023年、ジェミニおよびジェネシス・グローバル・キャピタルを提訴し、利回りを提供するジェミニの「Earn」商品が未登録証券に該当するとして、証券法違反を主張していた。投資家は資金をジェミニに預け、ジェミニはその資金をジェネシスに貸し出していたが、2022年のFTX破綻および暗号資産市場全体の低迷を受け、ジェネシスは出金を停止したと、SECは訴状で述べている。 SECは昨年4月、マーク・ウエダ氏が委員長代行に就任した後、この訴訟手続きを停止していた。 金曜日に提出された裁判資料によると、SECとジェミニは共同での合意(共同申立て)に達し、ジェミニがジェネシスの破産手続きを通じて投資家に対し資金の100%を既に返還していることを確認した。ただし、この措置には連邦判事の承認が必要となる。 提出書類には、「ジェネシスの破産手続きおよび上記の和解を通じて、ジェミニ・アーン投資家の暗号資産が現物で100%返還されたことを踏まえ、また裁量権の行使として、委員会は被告に対する請求を却下することが適切であると判断した」と記されている。 この訴訟は以前、却下申立てを退けられており、連邦判事はSECが証券法違反を「もっともらしく主張している」と判断していた。 金曜日の資料では、ジェネシスが既にSECと和解し、2,100万ドルの罰金を支払うことに同意していること、またジェミニもニューヨーク州の規制当局と和解していることが明らかにされた。 本件は、過去1年間にSECが取り下げた10件以上の訴訟の一つに加わるもので、その多くはジョー・バイデン前大統領の政権下、ゲーリー・ゲンスラー前SEC委員長の在任中に提起されたものだった。 現SEC委員長のポール・アトキンス氏は昨年11月、暗号資産企業が自社の商品が証券に該当するかどうかを判断するための新たなガイドラインを公表すると述べている。同様の論点は現在、上院で審議中の立法議論の中心にもなっており、SECが暗号資産市場をどのように監督するのかを明確に定める法案作りが進められている。

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コインチェックIEO「ファンプラ」、取引開始直後に半値割れ──国内IEO「負の連鎖」断てず

暗号資産(仮想通貨)取引所コインチェックは11月11日正午、IEO(Initial Exchange Offering)で販売した暗号資産「ファンプラ(FPL)」の取引を開始した。 販売価格である1円に対し、取引開始直後に一時1.5円まで高騰したものの、その後は売りが優勢となり急落。 取引開始から約1時間後の13時には一時0.3円台まで下落し、公募価格を大きく下回る水準での推移となった。 [コインチェックから] FPLは、国内では約1年ぶりとなるIEO案件として実施された。 11月7日に公表された販売結果では、申込総額が90億円を超え、申込倍率は9.06倍に達するなど、事前の投資家からの関心は高い水準にあったが…。 国内のIEO市場を巡っては、その実績と規制のあり方がまさに議論の渦中にある。 過去の案件の多くが上場後に公募価格を維持できず価格が大幅に下落しており、暗号資産の法整備を議論する金融審議会のワーキング・グループ(WG)では、この状況が重要な論点となっていた。 [JCBAヒアリング資料から] 9月に開催された会合では、委員の岩下直行教授(京都大学、元日本銀行金融研究所)が、国内IEO案件のほぼ全てが公募価格を下回る壊滅的な実績を持つ商品を、一般国民向けの投資対象として金商法の枠組みで扱うことについて、「正気の沙汰とは思えない」と厳しく指摘していた。 [金融審議会「第2回 暗号資産制度に関するワーキング・グループ」 議事録から] FPLは、THE YELLOW MONKEYやGLAYといった人気アーティストが参加し、Web3技術を活用して新たなファン体験を創出するプロジェクトとして、高い事前人気を集めていた。 上場初日の価格動向は厳しい結果となっているが、同日に稼働を開始したマーケットプレイスでの利用といった実需が今後の価格を支えることになるのかー、その推移に注目していく。 免責事項 : 本サイトは当ページのいかなるコンテンツや製品も推奨していない。本サイトは世界中他言語グローバルブロックチェーンサイトから引用したすべての重要情報を提供することを目的にしています。読者は上述の内容に関係したあらゆる行動をとる前に独自の調査を行い、自身の決断については全責任を負わねばならない。また、当記事は投資や金融商品購入のアドバイスではない。内容を参考としてご自由にご利用ください。

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