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暗号資産市場の最新動向をまとめるカテゴリです。ビットコイン、イーサリアム、アルトコイン、ETF、資金流入、価格変動、取引量、マクロ経済の影響など、暗号資産マーケットに関する重要ニュースと分析を掲載します。

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ビットコインラリー、過去2年の重要価格帯に接近しトレーダーに警戒感広がる

ビットコインは過去2年間で相場の転換点となってきた重要な価格帯に近づいており、トレーダーの間で警戒感が強まっている。 ビットコイン(BTC)は再び急激な上昇を見せており、「突破か失速か(make or break)」の重大局面に差し掛かっている。 CoinDeskのデータによると、BTCの現物価格は今週に入ってから約10%上昇し、7万2,000ドルを超え、水曜日には一時7万3,900ドル超に達した。ETFへの資金流入による底堅い反発は、強気相場の再開に対する期待感を高めたが、この上昇は現在、極めて厚い壁に直面している。 今回接近しているのは、過去2年にわたり相場の方向性を左右してきた「重要な転換ゾーン」である。このゾーンは上昇トレンドおよび下落トレンド双方の節目となっており、今年初めには強いサポート、つまり買いが集まりやすい需要帯として指摘されていたものの、最終的には割り込まれた。 このゾーンはおおむね7万3,750ドルから7万4,400ドルの間となっている。その重要性を改めて振り返ると、2024年第1四半期には米国でのETF上場をきっかけに上昇トレンドが発生したが、7万3,750ドル付近で買い疲れから失速し、その後価格は下落、数カ月後には約5万ドルまで低迷した。 一方、昨年4月上旬には同じゾーンが別の決定的な局面を迎えた。2月に10万ドル超から始まった下落トレンドが7万4,400ドル近辺で売り圧力が枯渇し反転の契機となり、その後数日で価格は回復。最終的に10月には12万6,000ドル超の高値更新につながった。 このように、この価格帯は「強固なサポート帯」として広く認識されている。今年初めのビットコインの下落局面においても、買いがこのエリアに入り下落を早期に食い止める可能性が指摘されていた。しかしながら強気派の期待とは裏腹に、先月初旬にこの価格帯を下抜けし、約6万ドル近辺まで価格は一段安となった。 現在、このゾーンが再び最大の攻防ラインとなっている。ビットコインがこの重要価格帯を明確に上抜けた場合は、十分な基礎的モメンタム(買い圧力)が存在することを示す強気材料となり、上昇ラリーの継続が見込まれる。一方で、ここを突破できなければ、10月から始まった大局の下落トレンドが依然優勢であることを示唆し、今後の展望は厳しいものとなり得る。 したがって、トレーダーは今後数日の価格動向を慎重に見守る必要がある。

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韓国株急落が暗号資産急騰の契機に──その背景と市場の動き

韓国の株式市場で急速な下落が起こり、その影響で今週の暗号資産市場が大きく動いた可能性が指摘されている。特にAI関連銘柄の比率が高いKOSPI指数が、直近2営業日で約20%の急落を記録し、短期志向のトレーダーが暗号資産市場へ資金を移したと考えられている。 今週の韓国株式市場は歴史的な速さで下落が進み、2営業日で約20%の下落となった。地政学的緊張の影響で、人気のAI関連銘柄に形成されていた投機的なバブルが一時的に崩れた可能性がある。 今回の急落は、個人投資家が数カ月にわたり強烈な買いを続けた後に起きている。サムスンやSKハイニックスを中心に構成されるKOSPIは、約10カ月で約180%の上昇を見せていた。 この動きは韓国の暗号資産市場にも影響を与えている。国内での暗号資産取引量が再び増加傾向にあるからだ。 韓国市場は個人投資家が株式市場とデジタル資産市場の双方で大きな役割を果たしており、アナリストは韓国のトレーダーがリスク資産から完全に撤退するのではなく、複数の投機市場間で資金と関心を循環させる動きを示していると指摘してきた。 11月のCoinDeskによる分析では、「Great Korean Pivot(韓国の大転換)」として、暗号資産取引所の取引量が減少する一方で、個人投資家がAI関連株へ注目を移した動きを取り上げていた。しかし、この株式市場のラリーは今回、失速または反転した可能性がある。 韓国の投資家は一つの市場が冷え込むと他の市場へ関心を移しやすく、その結果として暗号資産が追い風を受けている可能性がある。実際、ビットコインは過去24時間で7%上昇し7万3,000ドルを上回ったほか、イーサリアム(ETH)、ソラナ(SOL)、XRPも同様に上昇している。 個人投資家シグナルはまだ中程度暗号資産の取引量は増加しているが、過去の韓国市場に見られたような投機熱のピークはまだ到達していない状況だ。 注目すべき指標の一つに「キムチ・プレミアム(Kimchi premium)」がある。これは韓国の取引所でのビットコイン価格と世界市場価格との差を示し、国内需要が急増すると韓国ウォン建て市場でビットコインが上乗せ価格で取引される傾向にある。 現時点でこのプレミアムは依然として小さく、CryptoQuantのデータによれば「Korea Premium Index」は約1%付近を推移しており、過去の個人投資家主導のラリー時に見られた水準を大きく下回っている。ただし、キムチ・プレミアムは1月中旬にはマイナス圏に沈んでいたものの、そこから緩やかに回復しており、個人投資家のセンチメントの改善が示唆されている。

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暗号資産の上昇は持続的とアナリスト指摘-トランプ氏の政策支援と機関投資家の参入を根拠に

ビットコインが過去24時間で8%上昇し73,000ドル台を回復した中、Clear Streetのアナリスト、オーウェン・ラウ氏は「この上昇は持続性があると考える」と述べた。 暗号資産価格は数カ月にわたる下落の後、転換点に近づいている可能性がある。直近の複数の進展からは、新たな強気相場の幕開けを示す兆候も見られる。 ラウ氏は10月10日から2月28日にかけての市場が約44%下落した期間について、暗号資産の冬(クリプト・ウィンター)の終わりを示す局面である可能性があると指摘。「それでも問題ない」と述べている。 ビットコインの具体的な価格目標は示さなかったものの、最近の数週間でセンチメントとファンダメンタルズの両面で改善が見られるとした。特にワシントンでの規制推進の動きや、暗号資産企業と伝統的金融システムのさらなる統合、機関投資家の継続的な採用を挙げた。 ラウ氏は「業界はインフレクションポイント(転換点)に差し掛かっているかもしれない。今回の上昇は持続性があると考えている」と記している。 この見解は、市場が反発し始めたタイミングで示された。ビットコインは中東情勢の緊迫化を背景に、過去1週間で約11%上昇。直近24時間でも8%上昇し、多くのトレーダーが重要なレジスタンスと見なす75,000ドル付近へ迫っている。 さらにラウ氏は、ドナルド・トランプ米大統領が火曜日に介入したことにより、現在停滞しているCLARITY法案が夏までに議会を通過する可能性が高まったと指摘。JPMorganはこれをデジタル資産市場のラリーに必要な触媒と評価している。 インフラ統合の面でも進展が見られる。Krakenの銀行子会社が連邦準備制度(FRB)のマスターアカウントを取得し、中央銀行決済システムへ直接アクセス可能となった。この動きは暗号資産ネイティブの機関が米金融システムに統合される構造的な一歩とラウ氏は説明する。 加えて、機関投資家の参加拡大もラリーの可能性を支える要素とされた。モルガン・スタンレーは最近、現物ビットコインETFの申請書類を修正し、バンク・オブ・ニューヨーク・メロンに加えてCoinbase Custodyを共同カストディアンとして明記。これによりCoinbase(COIN)が機関投資家向け暗号資産エコシステムで果たす役割が再び注目された。 ラウ氏はCoinbase、Circle(CRCL)、Bullish(BLSH)など主要暗号資産企業のカバレッジを担当し、現在CoinbaseとBullishに「買い」、Circleには「中立(ホールド)」の投資判断を付与している。 ただしブルトラップの懸念も一方で、今回の上昇が持続的な回復の始まりだと断言しない見方も存在する。 一部のトレーダーは、直近の上昇が典型的なブルトラップになり得るとの警告を発している。即ち、短期的な上抜けが買いを誘発した後に反転下落するパターンである。 アナリストの間では、72,000ドルから76,000ドルの上昇に対して厚い売り圧力やデリバティブ市場のポジショニングのリスクが指摘されており、上昇はトレンドの確認というより売りを引き起こす可能性があるとの示唆もある。 とはいえラウ氏は、直近の複数の進展が業界のより広範な構造的変化を示している可能性に重きを置いている。「業界はインフレクションポイントに到達しつつあり、この上昇は持続性があると考えている」と改めて記している。

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エリック・トランプ氏、ステーブルコイン利回りの規制巡り銀行業界を「反米」と非難

World Liberty Financial共同創業者であり、ドナルド・トランプ米大統領の息子でもあるエリック・トランプ氏は、水曜日にステーブルコイン利回りをめぐる交渉の現状について投稿した。 トランプ氏は、暗号資産の市場構造法案に含まれるステーブルコイン利回りの容認に反対する銀行業界を火曜日に厳しく批判した。 X(旧Twitter)での投稿では、「JPモルガン・チェース、バンク・オブ・アメリカ、ウェルズ・ファーゴなどの大手銀行は、米国人が預金でより高い利回りを得るのを阻止するために過度なロビー活動を行い、加えて顧客に与えられるあらゆるリワードや特典の提供も妨げようとしている」と述べた。 さらに銀行が預金者に支払う金利は、連邦準備制度(FRB)から受け取る金利に比べ微々たるもので、差額を利益として保持していると指摘した。 「現在、銀行はプラットフォームが4〜5%以上の利回りやリワードを提供しようとしている暗号資産およびステーブルコインを激しく攻撃している」とも述べている。 トランプ氏はまた、「ABA(全米銀行協会)や他のロビイストは、Clarity Actのような法案を通じてステーブルコイン利回りを禁止または制限するために何百万ドルもの資金を投入している。『公平性』や『安定』といった言葉を掲げるが、実際には低金利の独占体制を守り、預金流出を防ぐためのものであり、これは小売や消費者に反し、明確に反米である」と批判した。 エリック・トランプ氏が共同設立したWorld Libertyは独自のステーブルコインUSD1を発行しており、同社の枠組みは通貨監督庁(OCC)からのチャーター取得手続きを進めている段階にある。 この1年間、トランプ氏は銀行に対する不満を繰り返し表明し、複数のカンファレンスで自らと家族が銀行取引を打ち切られた(debankされた)と語っている。 また、同氏の父であるドナルド・トランプ大統領も火曜日にClarity Actに言及し、議会に法案推進を促す投稿を行い、ステーブルコイン利回りをめぐる交渉で銀行が強硬姿勢をとっているとして同様に批判を展開した。今のところ両者の投稿が交渉にどの程度の影響を及ぼすかは不明である。 なお、ドナルド・トランプ大統領の投稿は、Coinbaseのブライアン・アームストロングCEOと面会した直後に行われた。アームストロング氏はステーブルコイン条項などを問題視し、同法案に対する支持を1月に公に撤回している。 加えて、ホワイトハウスの暗号資産担当パトリック・ウィット氏は水曜日、ステーブルコイン発行体は銀行と同様の規制を受けるべきだと主張したJPモルガンのジェイミー・ダイモンCEOに反論した。

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暗号資産支持者、レイ・ダリオ氏のビットコイン批判に反論し将来性を擁護

大富豪ヘッジファンド運用者のレイ・ダリオ氏がビットコインは金と比べて価値保存手段としての性質を欠き、監視や量子計算のリスク、中央銀行による非購入などの課題があると警告したことに対し、暗号資産業界は強く反論している。 ブリッジウォーター・アソシエイツ創業者のダリオ氏は、All-In Podcastで改めてビットコインに懐疑的な見解を示した。氏は最大かつ最古の暗号資産であるビットコインは、金が持つ信頼できる価値保存手段としての資質を欠いていると主張した。中央銀行による裏付けがなくプライバシーも制限されており、将来的な量子コンピューティングの進展により存続が危ぶまれる可能性があると指摘。さらに取引が公開台帳上で監視・制御され得る点も問題視した。 ダリオ氏は昨年、自身の投資ポートフォリオにビットコインを約1%組み入れていることを明かし、今回の批判は初めてではない。当時も追跡可能性や量子計算に起因する脆弱性を挙げ、ビットコインがグローバル準備資産として直面している課題を示していた。 一方、業界関係者はこれらの批判は古くから繰り返されてきた論点の焼き直しに過ぎず、指摘されたリスクは既にビットコインの時価総額が金に比べて大幅に小さいことに反映されていると反論している。 ビットコインのリスクはむしろ投資機会である 資産運用会社Bitwiseの最高投資責任者(CIO)マット・ホーガン氏はCoinDeskに対し、「ダリオ氏は絶対的に間違っているわけではない。量子計算のリスクや中央銀行による買い入れの欠如は現実の問題だ」としつつも、そうした懸念があるからこそビットコインは金の市場規模約4%にとどまっていると語った。ビットコインの時価総額は約1.4兆ドル、金は推計約35兆ドルである。 ホーガン氏は「これらの批判こそが投資機会であり、時間とともに状況は変わると考えている。開発者が量子リスクに対処し、中央銀行も将来的に参入すると見込んでいる」と述べた。さらに「もしこれらの批判がなければ、ビットコインは既に1枚100万ドルに達していたかもしれない」と指摘した。 「古びた」ビットコイン批判 Galaxyのリサーチ責任者アレックス・ソーン氏は、ダリオ氏の指摘がビットコイン初期に語られた古い論調を連想させると指摘した。ソーン氏はメールで、「量子リスクはすでに開発者が対応に取り組んでいる課題だ」とコメントした。 また氏は、金とビットコインを比較すること自体は合理的だが、両者の実務上の違いを軽視しがちだと指摘。金は金庫やニューヨーク連銀に保管されれば機能するかもしれないが、ビットコインは金では代替できない現実世界での実用性を持ち、約20年にわたり個人と機関双方による採用が拡大していると述べた。 デジタル時代の通貨シフト VanEckのデジタル資産リサーチ責任者マシュー・シーガル氏は、金とビットコインはいずれも異なる通貨時代におけるそれぞれの役割を持つ「ハードアセット」だと位置付けた。氏はメールで「これは前世紀の通貨アーキテクチャと、今世紀に台頭しつつある通貨アーキテクチャの対比である」と述べた。 シーガル氏によれば、金は「アナログ」金融システムにおける信頼問題を解決した一方で、ビットコインはオープンソース開発や検証可能な取引を通じてデジタル環境の類似課題に対応しているという。 さらに同氏は、チェコ国立銀行など中央銀行がデジタル資産のインベストメントエクスポージャーで実験を開始している点や、より優れたウォレット管理、セカンドレイヤー(L2)ネットワークによるプライバシー向上が進んでいる状況を挙げた。 量子計算に伴う懸念についても、金融システム全体に関わる暗号技術の課題であり、ビットコイン固有の問題ではないと反論。「量子リスクは金融システム全体が直面する広範な暗号課題で、ビットコインだけの欠陥ではない」と述べた。 また、投資家調査では若年層がビットコインに対して高い支持を示しており、これが通貨の中心性が段階的に移行していることを示唆していると指摘した。

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AIインフラ企業Sharon AI、USD.AIから最大約790億円の融資枠確保──GPU担保とオンチェーン信用を活用

オーストラリアのAIインフラ事業者SharonAI Holdings Inc.(シャロンAI・ホールディングス)は、USD.AIから最大5億ドル(約790億円、1ドル=158円換算)のデット・ファシリティ(融資枠)が承認されたと発表した。 シャロンAIは「Neocloud」を掲げる企業として、先端AIワークロード向けに、安全かつ大規模なコンピュート基盤を豪州およびアジア太平洋地域で構築している。 今回の枠組みの特徴は、伝統的な銀行やプライベートクレジットへの依存度を下げつつ、オンチェーンの信用システムを用いてAIインフラ投資を加速させる点にある。プレスリリースによれば、この融資枠により、承認済みのGPU配備をステーブルコイン流動性で資金調達できる見込みだという。 シャロンAIは、この融資枠を2026年第1四半期から利用開始し、まず6500万ドルの初期GPU配備を資金面で支える計画だ。さらに、インフラの検証と運用開始が進むにつれ、追加容量の資金調達も段階的に行える設計となっている。 同社は直近で、豪州およびアジア太平洋での高性能コンピュート展開を加速するため、1億ドルの転換社債による資金調達も完了したとされる。狙いは一貫しており、AI学習と推論を大規模に回すための、安全・高性能な計算資源を拡張することだ。 USD.AIのモデルは、信用リスクを企業全体ではなく「インフラ資産」に隔離する点が中核となる。プレスリリースでは、信用は企業のバランスシートではなく、検証済みGPU資産のみに対して設定されると説明されている。 さらに、承認されたGPU配備は独立に検証され、標準化されたオンチェーン担保へ変換される。これにより、信用発行の根拠が透明化され、モニタリングも継続的に行えるという。 この構造は、AIインフラ事業者にとっては株式希薄化を避けた拡張というメリットにつながる。一方、資金提供者側は、収益を生むコンピュート資産へのエクスポージャーを直接持つ形になる。   伝統的金融レールの制約を回避する「オンチェーン・クレジット」 USD.AIは、オンチェーンの信用市場を通じて、GPUを担保に資金調達を可能にするプロトコルだ。USD.AIプロトコルを開発するPermian Labsの共同創業者兼COOであるConor Moore(コナー・ムーア)氏は、シャロンAIを次のように評価している。 今回のシャロンAI向けの融資枠は、USD.AIが進めるGPU担保型の資金供給枠の一部である。プレスリリースによれば、USD.AIはQumulusAIやQuantum Solutionsなどに対する枠も含め、これまでに12億ドル超の融資枠を承認してきたという。 AI計算需要の世界的な加速を背景に、USD.AIはGPU担保クレジットを「次世代インフラの基盤的な資金調達メカニズム」として拡大させる構えを示している。ブロックチェーンネイティブの決済と、長期稼働する現実資産(GPU)を接続し、機関投資家水準の資本配分を反復可能にする設計だとしている。 USD.AIは自らを「GPU担保インフラ向け、世界初のブロックチェーンネイティブ信用市場」と称する。プレスリリースでは、AIハードウェアをトークン化担保へ変換し、深い流動性と迅速な決済を通じて、AI事業者の資金調達を支援すると説明されている。 また、USD.AIはデュアルトークンとして、USDai(高い流動性を持つステーブルコイン)と、sUSDai(利回り付きの対応トークン)を提示している。事業者側には新たな流動性経路を提供し、投資家側には「現実資産由来の利回り」をスケールさせる設計だという。 シャロンAIの共同創業者兼会長James Manning(ジェームズ・マニング)氏は、USD.AIとの提携を前向きに評価している。 シャロンAIは、ハイパースケール、研究機関、企業、政府といった幅広い需要を対象に、セキュアで高性能な計算資源を提供するとしている。今回の資金枠は、その拡張ペースを押し上げる材料となる。 免責事項 : 本サイトは当ページのいかなるコンテンツや製品も推奨していない。本サイトは世界中他言語グローバルブロックチェーンサイトから引用したすべての重要情報を提供することを目的にしています。読者は上述の内容に関係したあらゆる行動をとる前に独自の調査を行い、自身の決断については全責任を負わねばならない。また、当記事は投資や金融商品購入のアドバイスではない。内容を参考としてご自由にご利用ください。

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トークン化企業Superstate、約130億円を調達──株式トークン化インフラを強化へ

トークン化を手がけるSuperstate(スーパーステート)は、シリーズBで8250万ドル(約130億円、1ドル=158円換算)の資金調達を完了したと発表した。 リード投資家はBain Capital Crypto(ベイン・キャピタル)とDistributed Global(ディストリビューティッド・グローバル)。Haun Ventures(ハウン・ベンチャーズ)、Brevan Howard Digital(ブレヴァン・ハワード・デジタル)、Galaxy Digital(ギャラクシー・デジタル)なども参加した。 スーパーステートは今回の調達を通じて、株式を含む伝統的資産のオンチェーン発行・決済・名簿管理をさらに前進させ、資本市場インフラの中核領域に踏み込む構えだ。 スーパーステートの特徴として強調されているのが、同社がSEC(米証券取引委員会)登録のトランスファーエージェントとして、証券トークン化に必要な記録管理を担える点だ。これにより、オンチェーン上で株式が移転するたびに、株主名簿をリアルタイムで更新する仕組みを実装できるという。 同社はシリーズA以降、規制対応を前提にしながら、DeFi(分散型金融)とも接続可能な「コンポーザブル」な証券トークン化インフラを構築してきたとしている。さらに、同社のローンチしたトークン化ファンドは、運用資産が12億ドル超に拡大したという。 今回の資金調達で注目されるプロダクトが、上場企業向けの株式トークン化プラットフォーム「Opening Bell」である。スーパーステートは、企業がイーサリアムやソラナ上で株式をトークン化し、追加資金調達を可能にする「Direct Issuance Programs(直接発行プログラム)」を提供するとしている。 トークン化市場は近年、投資業界全体で関心が高まっている。債券・株式・ファンドといった伝統資産をブロックチェーン上のトークンに変換する動きが広がっており、取引の高速化、24時間決済、透明性向上が目的として挙げられている。 ただし、トークン化は技術だけで成立しない。スーパーステートのプレスリリースは、その点を次のように強調する。 スーパーステートCEOであり、DeFi黎明期の代表的プロジェクトCompound(コンパウンド)共同創業者でもあるRobert Leshner(ロバート・レシュナー)氏は、今回の動きを資本市場の変化として位置付けている。 免責事項 : 本サイトは当ページのいかなるコンテンツや製品も推奨していない。本サイトは世界中他言語グローバルブロックチェーンサイトから引用したすべての重要情報を提供することを目的にしています。読者は上述の内容に関係したあらゆる行動をとる前に独自の調査を行い、自身の決断については全責任を負わねばならない。また、当記事は投資や金融商品購入のアドバイスではない。内容を参考としてご自由にご利用ください。

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ビットコイン企業転換のエス・サイエンス、今期最終14億円の赤字拡大へ

ニッケルなどの金属製品の販売を行ってきた東証スタンダード上場のエス・サイエンスは1月20日、これまで未確定要素が多いとして非開示としていた2026年3月期の通期連結業績予想、および2029年3月期を最終年度とする中期事業計画を公表した。 同社はビットコイン(BTC)を中核資産とする「デジタル・トレジャリー・カンパニー」への転換を掲げており、計画策定の進展により非開示だった業績見通しの合理的な算定が可能になったとしている。 公表された業績予想では、当期純損失14億4800万円を計上する見通し。前期実績の純損失9600万円から赤字幅は拡大する。同社は中期計画において収益構造の前提条件を整理したことで、今回の数値算出に至ったと説明している。 中期事業計画ではDAT(Digital Asset Treasury)企業としての成長戦略を加速させ、2025年12月時点で1000BTCとしていた中期的な保有目標を、2029年3月期までに5000BTC超へと大幅に引き上げた。 事業面では、BTC運用益を柱とするトレジャリー事業、デジタルアセット関連企業への投資・助言を行うアドバイザリー事業、蓄電池やマイニング等の実体インフラを担うグリッド事業の3領域を成長のエンジンに据える方針だ。 体制面では、同社のクリプトアセット事業開発担当室長を務めるインフルエンサーの三崎優太氏が代表の三崎未来ホールディングスとの業務提携を軸に、事業の早期収益化を図る。 足元では巨額の赤字を予想する一方、ビットコインを中心とした抜本的な経営基盤の刷新と、国内トップクラスのBTC保有企業を目指す姿勢を鮮明にしている。 なお、同社は2026年4月1日付で、商号を「エスクリプトエナジー株式会社」に変更する予定である。 免責事項 : 本サイトは当ページのいかなるコンテンツや製品も推奨していない。本サイトは世界中他言語グローバルブロックチェーンサイトから引用したすべての重要情報を提供することを目的にしています。読者は上述の内容に関係したあらゆる行動をとる前に独自の調査を行い、自身の決断については全責任を負わねばならない。また、当記事は投資や金融商品購入のアドバイスではない。内容を参考としてご自由にご利用ください。  

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Ripple、決済プラットフォームをエンドツーエンドのステーブルコイン基盤へ拡張し処理総額1,000億ドル超に到達

Rippleは、60市場において企業向けデジタル資産決済を単一プロバイダーで提供可能とするため、マネージド・カストディ、仮想口座による入金回収、法定通貨からステーブルコインへの決済機能を追加した。 同社はもはや「送金」に留まらず、決済の配管全体を担う存在となろうとしている。 水曜日、RippleはCoinDeskに対しRipple Paymentsの大幅な拡張を示すプレスリリースを共有し、本プラットフォームを法定通貨およびステーブルコインの資金移動におけるフルスタックのインフラ層に進化させる方針を明らかにした。 企業はこれまでカストディ(資産保管)、入金回収(collections)、換金(conversion)、決済(settlement)を別々のベンダーで賄ってきたが、今後は単一の提供者を通じて法定通貨とステーブルコインの双方で「回収・保有・交換・支払い(payout)」を一元的に行えるようになる。 今回の新機能は、直近の2件の買収を通じて実現されている。カストディとトレジャリー自動化を手掛けるPalisadeは、企業が大規模にウォレットをプロビジョニングし、資金を運用口座へスイープできるマネージド・カストディ層を担っている。 また、仮想口座および回収プラットフォームのRailは、企業が名義付き仮想口座を通じて法定通貨およびステーブルコインによる入金(pay-in)を受け付け、自動的な換算と決済を可能にしている。 これにより、例えばクロスボーダー送金を扱うフィンテック企業は、カストディ、外為、ステーブルコイン流動性、現地ペイアウトレールをそれぞれ異なる提供者に依存する必要がなくなり、Rippleがこれらを単一プラットフォームかつ単一インテグレーションで統合する。 Rippleの社長モニカ・ロング氏は声明の中で、「グローバル金融システムの進化には、フィンテックや金融機関がデジタル資産を伝統的金融と同等の厳格なインフラで扱うことが求められる。Rippleは規制下金融に対応し、グローバル規模で稼働可能なブロックチェーン基盤の企業向けソリューションの青写真を構築してきた」と述べている。 さらにRippleは、本プラットフォームの累計処理総額が1,000億ドルを超えたことも発表した。この節目は、金融システム全体でステーブルコインの採用が加速する流れの中で迎えられた。昨年の世界年間取引量は33兆ドルに達し、ステーブルコインはオンチェーン取引量全体の約30%を占める状況となっている。 今回の拡張はRippleにとっても注目すべきタイミングとなっている。CoinDeskの市場データによれば、XRPは米国とイラン間の緊張を背景とした市場全体の売り圧力の中、過去1週間で約5%下落している。 しかしながら決済事業は、トークン価格の動向とは概ね独立しており、機関投資家の採用トレンドを鑑みると現物市場の動きに関係なくRippleの企業向け戦略は勢いを増していることがうかがえる。

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ビットコインETFに10億ドル超の資金流入も価格は上昇せず―アナリストが原因を解説

米国上場の現物ビットコインETFには過去5日間で14億ドルもの資金が流入したにもかかわらず、ビットコイン(BTC)の現物価格は依然として明確な方向感を示していない。 暗号資産取引所Bitfinexのアナリストは、地政学的緊張や原油価格の上昇に加え、ETFの仕組み自体がこの現象の一因になり得ると指摘した。 同アナリストはCoinDeskへのメールで、ETFへの資金流入が「即時の現物需要」として過大に捉えられがちだと述べ、ETFの構造上、流入資金と実際のビットコイン購入の間に時間差が生じやすいことを説明した。これにより市場に対する強気の価格圧力は遅れて表れ、その間は価格が膠着状態になる可能性があるという。 ビットコインETFは、現物資産を保有しつつ株式のように売買される持分(シェア)を発行する投資ビークルである。米国では2024年1月に現物ETFが11本上場し、累計流入資金は550億ドルを超えている。 ETFシェアの創出および償還は、認定参加者(AP:authorized participants)と呼ばれる大手銀行やマーケットメイカー、ブローカーディーラーなどの専門金融機関が実施する。ETF需要が高まると、ETFの取引価格が基準価額(NAV)を上回ることがあり、APは新規シェアを創出して買い手に提供し、価格差を是正する。 この過程でAPは、まだ保有していないシェアを先に売る(ショート)ことが多い。通常、空売りの際には株を先に借りる必要があるが、規制当局はAPに対し、ETFシェアのほぼ即時空売りを認め、その後数時間から翌営業日に対応するビットコインを購入することを許可している(創出方法によりタイミングは異なる)。 そのため、ETFへの資金流入が増加していても、現物市場でのビットコイン購入は遅延する場合がある。さらに、現物購入が行われるタイミングで市場の他の場所で売り圧力が発生して相殺されることも多く、価格に対する強気の影響が弱まり、ビットコイン価格が狭いレンジで推移し続ける原因となり得る。 Bitfinexのアナリストは、近年の大規模流入と価格の冴えない推移がまさにこうした構造で説明可能だと述べている。 「結果としてETFの規模は拡大するものの、現物市場での実際の買いが伴わないため、BTC価格は上昇しない。このため、価格が張り付いている、または抑え込まれているように感じられることがある」と同アナリストは指摘した。 「通常は市場への影響は限定的だが、市場に深刻な歪み(ディスロケーション)が生じた場合、ETF需要と実際の現物購入との間にギャップが生じ、短期的な価格の不整合をもたらすことがある」とも付け加えた。

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